ニュースの要約
- 内閣府「女性のチャレンジ賞」を(株)ベホマル代表の西原麻友子が受賞しました。
- バイオマス由来のCO2吸収材の開発・製造を行う(株)ベホマルが、社会課題に新しい角度からアプローチする先駆的な取り組みが評価されました。
- 同社は「日常をCO2回収スポットに」というビジョンの下、プラスチックを活用して少しずつCO2を吸収していく取り組みを行っています。
概要
滋賀県に拠点を置くスタートアップ企業、(株)ベホマルの代表取締役・西原麻友子が、内閣府の「令和7年度女性のチャレンジ賞」を受賞しました。
西原は、大手電子部品メーカーでの15年間の研究職経験の後、「子どもたちに美しい地球を残したい」という想いから起業しました。自宅の和室の一角からバイオマスCO2吸収素材「美環(Binowa)」の研究開発を始め、様々な企業と連携を進めながら、その社会実装に取り組んでいます。
本賞は、社会の様々な分野で新しい挑戦を行い、他の女性たちにとってのロールモデルとなる女性を表彰するものです。西原の事業化への挑戦の軌跡が、社会に新たな価値を提示する先駆的な取り組みとして評価され、この度の受賞につながりました。
同社が開発中のバイオマス由来CO2吸収素材「美環」は、使うだけで大気中のCO2を吸収できる特性を持ち、プラスチックやインクなどに応用して、「日常をCO2回収スポットに」というビジョンの実現を目指しています。大量に使われるプラスチックを活用し、生活の中で少しずつCO2を吸収していく、誰もが参加できる気候アクションの実現を目指しています。
編集部の感想
編集部のまとめ
(株)ベホマル:内閣府「女性のチャレンジ賞」に(株)ベホマル代表の西原麻友子が受賞についてまとめました
今回の内閣府「女性のチャレンジ賞」受賞は、(株)ベホマルの新しい取り組みが高く評価された結果だと言えるでしょう。
西原代表は、大企業でキャリアを重ねた後、自身の想いから起業を選択しました。そして、バイオマスCO2吸収素材の開発に着手し、様々な企業とのコラボレーションを通じて、その社会実装に挑戦しています。
プラスチックの利用を前提としつつ、その素材そのものに環境配慮の機能を持たせるという着眼点は斬新で、気候変動問題の解決に向けた新しい方向性を示しているといえます。
また、西原代表自身のメッセージにあるように、この取り組みは企業内のエンジニアやリサーチャーにも希望を与えるものと期待されています。個人の挑戦が新たな価値を生み出し、社会課題の解決につながることを示す好事例と言えるでしょう。
今後も(株)ベホマルの動向に注目が集まりそうですね。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000121846.html