金属回収・再資源化:【TREホールディングス株式会社】 公民連携で自治体の破砕残さ物から金属回収・再資源化を推進

ニュース
スポンサーリンク

弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

スポンサーリンク

ニュースの要約

  • TREホールディングス株式会社の子会社リバー株式会社が、那須塩原市の一般廃棄物処理施設「那須塩原クリーンセンター」で発生する破砕残さ物から金属類の回収・再資源化に取り組む実証事業を開始。
  • 実証事業では、リバー那須事業所の高度選別技術を活用して残さ物中の未利用金属等を抽出し、再資源化の可能性を検証する。
  • この取り組みは、環境省の「令和7年度地域の資源循環促進支援事業循環型ビジネスモデル実証事業」に採択されたもの。

概要

リバー株式会社は、那須塩原市との公民連携事業として、同市の一般廃棄物処理を担う「那須塩原クリーンセンター」で発生する不燃ごみ・不燃系粗大ごみ由来の破砕残さ物について、リバー那須事業所の高度選別技術を活用し、未利用金属等の抽出、再資源化を進める実証事業を開始する。

那須塩原市では、2023年3月に策定した「第2期那須塩原市一般廃棄物処理基本計画」に基づき、ごみの減量化、再資源化を推進しているが、クリーンセンターの処理工程で排出される残さ物について、未利用金属等の再資源化ができないまま埋立処分されているという課題があった。

この課題に対し、リバーは地域の資源循環スキーム構築を目的に、クリーンセンターの残さ物から未利用金属等の回収、および再資源化を進める実証事業を開始する。実証過程において、リバーは当事業所の高度選別により未利用金属等の抽出、再資源化のほか、専門的見地からの効果検証、および市外への事業PRも実施する。那須塩原市は実証事業の取りまとめを担う。

本事業は、環境省「令和7年度地域の資源循環促進支援事業循環型ビジネスモデル実証事業」に採択されたもので、これまで埋立処分としていた残さ物から未利用金属等を抽出し再資源化することで、環境負荷の低減はもとより、処分費の削減や売却益の確保など、環境面、財政面の双方から持続可能な資源循環スキームを構築する。そして今後は、同様の課題に悩む近隣自治体に対する本循環スキームの水平展開も進めていく。

編集部の感想

    地域の課題解決に向けた自治体と民間の協働の取り組みが注目される。
    未利用資源の有効活用により、環境負荷の低減と経済的メリットの両立を目指す姿勢が評価できる。
    循環型社会の実現に向けた先進的な取り組みとして、他地域への水平展開にも期待がかかる。

編集部のまとめ

金属回収・再資源化:【TREホールディングス株式会社】 公民連携で自治体の破砕残さ物から金属回収・再資源化を推進についてまとめました

今回の取り組みは、自治体が抱える廃棄物の課題解決に民間企業の高度な技術を活用し、持続可能な資源循環システムの構築を目指すものです。リバー株式会社の高度選別技術を活用して、これまで埋立処分されていた残渣物から未利用金属を回収・再資源化するという取り組みは、環境負荷の低減と経済的メリットの両立を図る先進的な取り組みと言えます。

特に、この実証事業が環境省の支援事業に採択されたことは注目に値します。公民連携の枠組みを活用し、自治体の抱える課題解決に民間の技術力を発揮する取り組みは、脱炭素社会の実現や循環型社会の構築に寄与するものと期待されます。今後、同様の課題を抱える他の自治体への水平展開にも注目が集まるでしょう。

参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000078.000092263.html

タイトルとURLをコピーしました