ニュースの要約
- 建築現場の「情報集約」を目指す株式会社Back Cast .Designが資金調達を実施
- 「Back Cast」を主軸とした「仮設IT計画」という新しい工種で建設DX2.0の領域を開拓し加速する
- 建設領域における成長企業への投資を多数手がけるAbelia Capitalが引受先となっている
概要
株式会社Back Cast .Designは、建設プロジェクトのナレッジデータ化を推進する工程計画ツール「Back Cast」の更なる開発と、「仮設IT計画」事業の拡充を目的として、Seedラウンドの資金調達を実施しました。
本ラウンドでは、建設領域における成長企業への投資を多数手がけるAbelia Capitalを引受先としています。
「Back Cast」は、建築現場で日々蓄積される膨大な情報を、プロジェクト単位で「ナレッジ」として活用可能な形として蓄積する工程管理ツールです。従来の建設DXツールが個別タスクの効率化を加速したのに対し、同社が目指すのは「建設2.0」=データがプロジェクトの中で流通し、全体最適化される世界です。
この構想の実現において鍵となるのが、「仮設IT計画」の展開です。仮設IT計画とは、現場フェーズに応じたITインフラ(カメラ、センサー、通信環境等)の整備と、ITコンサルタントの派遣を組み合わせた支援サービスで、現場情報をリアルタイムで「Back Cast」に集約する仕組みを構築します。
今回の資金調達により、「Back Cast」プロダクトの磨き上げとデータ集約機能の強化、仮設IT計画の本格展開に向けた人員補充、建設業界への認知拡大、ハードウェア・既存建設ツールとの連携開発などを推進していきます。
編集部の感想
編集部のまとめ
建築現場の情報集約を目指す株式会社Back Cast .Designが資金調達を実施についてまとめました
建設現場のデジタル化が進む中、建設現場の「知的生産性」を高めたいという株式会社Back Cast .Designの思いが込められた取り組みだと感じました。
従来の建設DXツールが個別の作業効率化に主眼を置いていたのに対し、同社は建設現場全体の情報を体系的に管理・活用できるツール「Back Cast」と、それを支える「仮設IT計画」の展開により、建設DX2.0の実現を目指しています。
建設現場の状況をリアルタイムで把握し、現場のニーズに即応できる仕組みは非常に魅力的で、同社が目指す「現場情報がプロジェクト全体で共有・活用される世界」の実現に期待が高まります。
同社が引き続き建設DXの推進に貢献していくことを期待しつつ、今後の動向にも注目していきたいと思います。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000124663.html