ニュースの要約
- 兼松と韓国の Autonomous A2Z 社が自動運転技術の共同開発に関する覚書を締結
- Autonomous A2Z 社は、韓国を中心に13地域での実証実験と高い評価を得ている自動運転技術企業
- 両社の強みを活かし、地方部を含む様々な交通現場での自動化や安全性向上に取り組む
概要
兼松株式会社と韓国の Autonomous A2Z 社は、2025年8月4日、自動運転技術の日本およびグローバル市場への展開・導入を共同で推進することを目的とした覚書を締結しました。
現在日本では、交通分野における人手不足の深刻化やスマートシティ構想、DX推進を背景に、自動運転技術への関心と社会的ニーズが高まっています。また、2023年4月には道路交通法が改正され、完全自動運転が可能な「レベル4」が解禁されるなど、自動運転の社会実装に向けた整備が進められています。
Autonomous A2Z 社は、韓国の大手自動車メーカー・現代自動車の研究所出身エンジニアが創業したスタートアップ企業です。同社は、ハードウェア、ソフトウェア、インフラを一貫して自社開発し、高性能ながらコンパクトなシステム構造を実現するなど、優れた自動運転技術を有しています。
同社は韓国内13地域で累計約68万キロにおよぶ実証走行を達成しており、シンガポールやアラブ首長国連邦でも実証・認証実績を持つなど、事業を拡大しています。2024年のグローバル自動運転技術ランキングでも11位にランクインするなど、国際的にも高い評価を受けています。
今回の覚書締結により、兼松のグローバルネットワークや国内外のモビリティ事業に関する知見と、Autonomous A2Z 社の高性能な自動運転技術を結集し、地方を含む様々な交通現場での運行自動化・人手不足解消や、安全性の強化に向けて取り組みます。両社の強みを活かし、地域や用途に応じた実証実験や、新たなモビリティサービスの提供を目指します。
編集部の感想
編集部のまとめ
Autonomous A2Z:兼松、韓国トップの自動運転技術企業と提携~持続可能な次世代交通を目指して~についてまとめました
今回の提携は、日本の自動運転技術の発展に大きな影響を与えそうです。Autonomous A2Z 社は、韓国を中心に先進的な自動運転技術の開発と実証実験を重ね、国際的にも高い評価を得ている企業です。一方の兼松は、グローバルネットワークや国内外のモビリティ事業経験を持っています。
両社が強みを活かし合いながら、様々な交通現場での自動化や安全性向上に取り組むことで、日本の自動運転技術の発展につながることが期待されます。地方の移動課題解決にも貢献できるはずで、持続可能な次世代交通の実現に向けて大きな一歩を踏み出したと言えるでしょう。
今後、両社の提携によってどのような新しいモビリティサービスが生み出されていくのか、ぜひ注目していきたいと思います。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000167.000092359.html