ニュースの要約
- 高松グループの子会社であるみらい建設工業が、SBT(Science Based Targets initiative)の認定を取得
- 2030年度までにScope1.2のGHG排出量を2023年度比45%削減、Scope3のGHG排出量を2023年度比25%削減する目標を設定
- 高松グループでは青木あすなろ建設に続き2社目のSBT認定取得
概要
株式会社高松コンストラクショングループの子会社であるみらい建設工業株式会社は、2030年度までのGHG(温室効果ガス)排出量の削減目標がパリ協定に準じて「世界の気温上昇を産業革命前より1.5℃に抑えることを目指す」ための科学的な根拠に基づくものであるとして、国際的なイニシアチブ「Science Based Targets initiative (SBTi)」によるSBTの認定を2025年7月に取得しました。
具体的な削減目標としては、Scope1.2のGHG排出量を2023年度比45%削減、Scope3のGHG排出量を2023年度比25%削減するというものです。Scope1.2の削減策としては再生可能エネルギー電力の活用やペーパーレス化などに取り組み、Scope3については、サプライヤー全体との削減協力やGHG排出量削減教育の実施などが計画されています。
高松グループでのSBT認定取得は、青木あすなろ建設に続き2社目となります。高松グループは「気候変動リスクへの対応」を重要なマテリアリティの一つと認識しており、2050年のカーボンニュートラル実現に向けたロードマップを策定し、グループ全体で脱炭素経営に取り組んでいます。
編集部の感想
編集部のまとめ
建設工業:みらい建設工業 温室効果ガス排出量削減目標でSBT認定を取得についてまとめました
今回のみらい建設工業のSBT認定取得は、高松グループのESG経営への取り組みを象徴する好事例だといえます。建設業界では依然としてCO2排出が大きな課題ですが、世界的な脱炭素化の潮流の中で、具体的な数値目標を掲げて削減に取り組む企業が出てきたことは大きな前進といえるでしょう。今回のニュースは、他の建設企業にもSBT認定取得を目指す良いきっかけになるはずです。
一方で、削減目標の達成にはさまざまな課題も想定されます。再生可能エネルギーの調達や、サプライチェーン全体での協力体制づくりなど、企業にはさらなる創意工夫が求められるでしょう。この取り組みが、建設業界全体の脱炭素化に向けた一つのモデルケースとなることを期待したいと思います。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000137188.html