ニュースの要約
- 前年同期比で微増収、営業利益・経常利益は増益
- 親会社株主に帰属する中間純利益は税制改正に伴う繰延税金負債の計上で減益
- 中期経営計画「TOA FG2027」に基づき、事業基盤の強化に取り組む
概要
株式会社トーア紡コーポレーションは、2025年8月8日に令和7年12月期第2四半期(中間期)の決算を発表しました。
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド消費の増加が見られたものの、物価の上昇による実質賃金の伸び悩み等の影響で消費者マインドの低下が懸念されております。また、不安定な国際情勢による景気減速リスクに加え、米国の関税政策を巡る不確実性の高まりにより先行きは不透明な状況にあります。
このような状況のもと、当社グループは市場ニーズを先取りする高付加価値・高品質商品を提供する「暮らしと社会の明日を紡ぐ企業」として、競争力の強化と収益性の向上に取り組んでまいりました。
この結果、当中間連結会計期間の売上高は8,775百万円(前年同期比0.1%増)、営業利益は412百万円(前年同期比55.5%増)、経常利益は505百万円(前年同期比16.3%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は251百万円(前年同期比3.3%減)となりました。
また、当社グループは令和7年12月期を初年度とする3カ年の「中期経営計画(2025~2027年度)TOA FG2027」を策定し、事業基盤の強化に取り組んでおります。
編集部の感想
編集部のまとめ
株式会社トーア紡コーポレーション:令和7年12月期 第2四半期(中間期)の決算を発表についてまとめました
株式会社トーア紡コーポレーションは、2025年8月8日に令和7年12月期第2四半期(中間期)の決算を発表しました。前年同期比で微増収となったものの、営業利益と経常利益は増益となりました。一方で、親会社株主に帰属する中間純利益は減益となりましたが、これは税制改正に伴う繰延税金負債の計上の影響によるものだと説明されています。
同社は、この決算発表と併せて、令和7年12月期を初年度とする3カ年の「中期経営計画(2025~2027年度)TOA FG2027」を策定し、事業基盤の強化に取り組む方針を示しています。短期的には業績は概ね順調に推移しており、中期的にも着実な成長が期待できそうです。一方で、不透明な経済情勢への対応が課題となっており、中期経営計画の着実な実行が重要になってくると考えられます。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000023941.html