ニュースの要約
- 愛媛県の「トライアングルエヒメ2.0」プロジェクトの「全国共創拠点連携枠」に、Xsym株式会社のプロジェクトが採択されたことが発表されました。
- Xsymは、熟練検査員の経験知をAIによって再現し、検査の自動化と技術伝承を両立させるプロジェクトに取り組みます。
- 愛媛県では、デジタル技術の県内各産業への実装を目指す「トライアングルエヒメ2.0」を推進しています。
概要
Xsym株式会社は、愛媛県が推進する「トライアングルエヒメ2.0」の令和7年度「全国共創拠点連携枠」共創・促進プロジェクトに採択されたことを発表しました。
愛媛県は、非鉄金属・輸送用機器・生産用機械・造船などの多様な加工組立産業が集積し、多くの「匠の技」が蓄積する産業クラスターが戦後に形成されてきました。しかし、多様かつ複雑な形状・加工の工業製品が多く、加工や検査において属人化が引き続き解消されない課題や、熟練者の退職や人手不足から次世代への技術継承が危機的状況にあり、工業力の基礎が失われることが危惧されています。
このような背景の中、Xsymは、熟練検査員の目視検査における匠の技・暗黙知を、独自のアルゴリズムのビジョンAIにより吸収・再現し、ヒトに近い判断をする検査用画像AIを構築することで、検査の自動化と技術伝承を両立させた、AI検査/品質管理の次世代・標準プロセスを確立し、多様な産業・地域・サプライチェーンへの展開を推進するプロジェクトに取り組みます。
愛媛県は、デジタル・ソリューションと関連技術を県内事業者・自治体等に実装し、地域課題の解決に取り組む「トライアングルエヒメ」を推進しており、令和7年度からは「トライアングルエヒメ2.0」がスタートしています。Xsymのプロジェクトは、この取り組みの一環として採択されたものです。
編集部の感想
編集部のまとめ
エクシム：【戦後の匠の技 × フィジカルAI】愛媛県「トライアングルエヒメ2.0」全国共創拠点連携枠に採択についてまとめました
今回のニュースは、Xsym株式会社が愛媛県の「トライアングルエヒメ2.0」プロジェクトの一環として採択されたものです。Xsymは、熟練検査員の目視検査における匠の技やノウハウをAIによって再現・活用することで、検査の自動化と技術継承を両立させる取り組みを進めています。
愛媛県では、デジタル技術の活用により地域産業の強化を目指す「トライアングルエヒメ2.0」が始動しており、Xsymのプロジェクトはその一環として位置づけられています。「匠の技」をデジタル技術で活かしていく取り組みは、地域産業の基盤を守りつつ、新しい価値を生み出していく可能性を秘めています。
Xsymは、ヒトとAIが調和した次世代の産業・社会を目指す企業ですが、今回の採択を機に、その実現に向けた具体的な取り組みが加速することが期待されます。これからの展開にも注目が集まりそうです。
参照元：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000167674.html
