ニュースの要約
- 現在の貯金額は、0円が11.3%、3,000万円以上が14.7%と大きな格差が存在
- 貯金の目的は「老後資金」が最多の46.6%
- 今後は支出の見直しや節約を行う層が多く、資産運用にも関心が高まっている
概要
融資型クラウドファンディング「レンデックス（LENDEX）」を運営する株式会社LENDEXは、20代から60代の男女300名を対象に「貯金に関する実態調査」を実施しました。
調査の結果、現在の貯金額では0円が11.3%、3,000万円以上が14.7%と大きな格差が存在することが明らかになりました。一方で中間層の500~1,000万円が14.0%と最多で、世帯や職業による影響が大きいことがうかがえます。
貯金の目的としては「老後資金」が46.6%と最多で、「生活防衛資金」が25.6%と続きます。将来の生活基盤確保や不測の事態への備えが重視されている傾向が示されました。また、具体的な目的がなくても習慣的に貯金する層も一定数いることが確認されました。
今後1年以内の取り組みとしては、「支出の見直し・節約」が58.7%と突出して多く、物価高や先行き不安を背景に節約志向が高まっていることがわかりました。一方で「資産運用にチャレンジ」も26.0%と一定数存在し、支出削減と資産運用の両面に関心が寄せられている様子が見て取れます。しかし、「何も取り組む予定はない」層も25.7%存在し、意識の二極化が示されています。
編集部の感想
編集部のまとめ
株式会社LENDEX：貯金3000万円以上は14.7％！貯金目的や毎月の貯金額など貯金に関する実態調査を公開についてまとめました
今回の調査結果から見えてきたのは、日本の家計における大きな資産格差の存在と、将来の生活に備えるための意識の高まりです。
貯金額の二極化が顕著で、0円の人と3,000万円以上保有する人が並存する状況は、世帯や職業による影響の大きさを示唆しています。一方で、中間層も一定数存在し、家計事情により差があることがわかりました。
貯金の目的では「老後資金」が最多で、「生活防衛資金」も高い割合を占めており、将来に備える意識の強さが表れています。さらに、具体的な目的がなくても貯蓄する層の存在からは、貯金習慣の根強さも感じられます。
今後の取り組みでは、支出の見直しや節約に加え、資産運用への関心も一定数存在しており、家計改善に向けた意欲の高さが窺えます。ただし、何も行動しない層も一定数おり、二極化した意識の状況が浮き彫りになりました。
総じて、この調査結果は、家計の安定や将来設計に向けて、「守り」の節約だけでなく「攻め」の資産運用も組み合わせることが重要であることを示唆しています。厳しい経済環境の中でも、自らの家計を主体的に管理し、長期的な資産形成を目指す人が増えていくことが期待されます。
参照元：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000137.000053175.html
