ニュースの要約
- ベテランの意識が「巡環状態」と「分断状態」の違いを可視化
- メンバーへの影響が「巡環状態」と「分断状態」で大きく異なることを示した
- チーム全体の姿が「巡環状態」と「分断状態」で大きく異なることを明らかにした
概要
組織行動科学(R)のリクエスト株式会社は、33.8万人・980社の行動データをもとに、「”チーム=巡環状態”になっていますか?」という最新調査レポートを公開しました。
この調査では、ベテランの意識、メンバーへの影響、チーム全体の姿を「巡環状態」と「分断状態」の2つの視点で比較し、その違いを可視化しています。
ベテランの意識では、「巡環状態」では前後工程を想像し自然に声をかけ合うのに対し、「分断状態」では自分の役割に区切りを付け、他メンバーに関心を持たない傾向がみられます。
メンバーへの影響においても、「巡環状態」では「どうだった?」と聴かれ、関係性や技能が向上するのに対し、「分断状態」では声をかけられず、次工程との関係性や技能向上が生まれないことが明らかになりました。
さらに、チーム全体の姿としては、「巡環状態」では問題発生時に個人を責めずに皆で解決しようとするのに対し、「分断状態」では効率は高いものの、問題発生時には責任を押し付け合い、人が定着せず取引も増えないことが分かっています。
この結果から、組織行動科学(R)のリクエスト株式会社は、チーム成果を高めているリーダーは「人が動く理由」を理解し、意識的に「巡環状態」をつくっていることを明らかにしています。つまり、効率的に役割をこなすだけでなく、相手を思いやり、次工程を想像するふるまいが、組織の信頼や取引拡大につながっているのです。
編集部の感想
編集部のまとめ
組織行動科学(R):「チーム=巡環状態」になっていますか?成果を高めるチームの条件についてまとめました
今回の組織行動科学(R)の最新調査では、「巡環状態」と「分断状態」の違いを具体的に可視化し、成果を高めるチームの条件を明らかにしています。
ベテランの意識、メンバーへの影響、チーム全体の姿といった観点から、「巡環状態」と「分断状態」の違いを詳細に分析した結果、リーダーが「人が動く理由」を理解し、意識的に「巡環状態」をつくることが重要だと示唆されています。
つまり、効率的に役割をこなすだけでなく、相手を思いやり、次工程を想像するふるまいが、組織の信頼や取引拡大につながっていくのです。この調査結果は、現場リーダーが組織を変えていく上で、非常に参考になる知見だと言えるでしょう。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000147.000068315.html