東京海上ディーアール株式会社：「GXの産業界への影響と対応」研究プロジェクトにレポートを掲載

ニュース

2025.09.04

ニュースの要約

東京海上ディーアール株式会社が「GXの産業界への影響と対応」研究プロジェクトの一環として、「GHGプロトコル改訂に向けた検討作業の動向～Scope 2の注目論点と議論動向を中心に～」を発行
GHGプロトコルの改訂は企業の温室効果ガス算定・報告に大きな影響を及ぼす可能性があり、注目されている
本レポートではGHGプロトコル改訂作業の全体像や主な論点、Scope 2の議論動向などを整理している

東京海上ディーアール株式会社は、2024年10月から調査研究プロジェクト「GXの産業界への影響と対応」を実施しています。

このたび、研究成果として「GHGプロトコル改訂に向けた検討作業の動向～Scope 2の注目論点と議論動向を中心に～」を発行しました。

企業をはじめとした組織が温室効果ガス(GHG)の排出削減に取り組む上で、GHGの排出状況を算定・報告する枠組みは非常に重要です。

現在、世界では「GHGプロトコル」がデファクトスタンダードとなっています。このGHGプロトコルについて、2024年9月から主要な基準やガイダンスの改訂作業が進められています。

GHGプロトコルの改訂は、算定・報告を行う企業等の組織以外にも、脱炭素に関連する産業領域や、開示等を通じた一般企業等への幅広い影響が生じる可能性がある重要なイベントといえます。

本レポートでは、改訂に向けた論点を整理しつつ、Scope別の検討作業を進めている「テクニカルワーキンググループ1(TWG)」の議論動向を概観し、今後の見通しや企業への影響の可能性について解説しています。

特に、Scope 2に関しては、サプライチェーン単位での取り組みも進展している中で影響を受けるステークホルダーが多いとみられるほか、すでに具体的な改訂方針や改訂案が明らかになっているため、丁寧に改訂作業の動向を整理しています。

今回、東京海上ディーアール株式会社が「GXの産業界への影響と対応」研究プロジェクトの一環として、「GHGプロトコル改訂に向けた検討作業の動向」に関するレポートを発行したことは、非常に意義深いと感じました。

GHGプロトコルの改訂は、企業の温室効果ガス算定・報告に大きな影響を及ぼす可能性があり、脱炭素に取り組む企業にとって重要な動向です。本レポートでは、改訂作業の全体像や主な論点、特にScope 2に関する議論動向が詳しく整理されており、企業にとって参考になる内容だと評価できます。

東京海上ディーアールの「GXの産業界への影響と対応」プロジェクトは、GXが産業界に及ぼす影響を多角的に分析し、企業に必要な対応を検討するものです。今後の研究成果にも注目が集まりそうです。