ニュースの要約
- 解体工事DXプラットフォーム「クラッソーネ」を運営する株式会社クラッソーネが、大阪府柏原市の「空家等管理活用支援法人」に指定された。
- 柏原市では空き家問題が深刻化しており、クラッソーネの知見や技術を活かして官民連携で空き家対策を進めていく。
- クラッソーネの「解体費用シミュレーター」や「空き家価値査定シート」などのサービスを活用し、空き家所有者への支援を行う。
概要
解体工事DXプラットフォーム「クラッソーネ」を運営する株式会社クラッソーネは、大阪府柏原市より空家等管理活用支援法人に指定されたことを発表しました。
近年、空き家問題が全国的に深刻化しており、総務省の調査によると全国の空き家数は900万件、空き家率は13.8%に達しています。このような状況を受けて、令和5年12月に空家等対策の推進に関する特別措置法が改正され、新たに「空家等管理活用支援法人」制度が創設されました。この制度は、官民連携による空き家対策を推進することを目的としています。
柏原市では、これまでにも空き家対策に取り組んでおり、令和3年から令和4年にかけて実施した実態調査では1,708件の空き家が確認されました。しかし、今後の人口減少や少子高齢化を受けて、さらなる空き家の増加が危惧されている状況です。そのため、柏原市は「空家等管理活用支援法人」制度を活用し、株式会社クラッソーネとの連携で空き家対策の強化を図ることとなりました。
株式会社クラッソーネは、これまで全国152自治体との連携実績があり、解体工事に関する知見だけでなく、「解体費用シミュレーター」や「空き家価値査定シート」などのIT技術を活用した官民連携の取り組みを展開してきました。今回の指定を受け、柏原市との協働で空き家対策を進めていくこととなります。具体的には、空き家所有者に向けた解体費用の提示や管理コスト・処分費用の試算レポートの提供など、クラッソーネのサービスを活用しながら、空き家の課題解決と自治体DXの推進に寄与していく計画です。
編集部の感想
編集部のまとめ
解体テック：クラッソーネ、大阪府柏原市の空家等管理活用支援法人にについてまとめました
今回の発表は、全国的に深刻化する空き家問題に対して、官民が連携して取り組む取り組みとして注目に値するものだと感じました。近年、人口減少や少子高齢化を背景に空き家数が増加傾向にある中、柏原市がこの「空家等管理活用支援法人」制度を活用し、株式会社クラッソーネと協働で課題解決に取り組むことは画期的な取り組みだといえるでしょう。
クラッソーネが運営する「解体費用シミュレーター」や「空き家価値査定シート」といったITツールを活用することで、空き家所有者に対する具体的な支援策を展開できるのは大きなメリットだと考えられます。さらに、このような取り組みを通じて自治体のDX化にも寄与できることは、空き家対策の課題を多角的に解決できる点で高く評価できます。
全国の自治体にとっても、官民連携による空き家対策の好事例として参考にすべき取り組みだと思います。今後の活動に大いに期待したいと思います。
参照元：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000213.000038064.html
