ニュースの要約
- 社内承継を経験した後継者の8割超が「総合的に満足」と回答
- 9割以上が経営責任の重さや自身の適性に不安を抱えている
- 後継者育成や支援体制の不足が課題として浮き彫りになった
概要
事業承継の総合支援サービス「RISONAL(リソナル)」を運営するオーナーズ株式会社は、「社内承継における後継者の意識調査」を実施しました。
調査の結果、社内承継を経験・予定している後継者の8割以上が「総合的に満足している」と回答しており、承継を引き受けたからこそ得られる経営裁量の拡大や会社の成長への貢献などが肯定的に評価されている様子がうかがえました。
一方で、9割以上が「責任の重さ」や「自身の適性」などを懸念するなど、経営を引き継ぐことに不安を抱えている様子も明らかになりました。
特に、財務・法務・戦略といった基礎的な経営スキルの習得に課題を感じる層が多いことから、系統的な後継者育成支援体制の不足が課題として浮かび上がっています。
編集部の感想
編集部のまとめ
会社承継:会社を継いだ後継者の8割超が「満足」。一方で9割以上が準備に不安、育成・支援体制が課題についてまとめました
今回のオーナーズの調査では、社内承継を経験した後継者の8割以上が「総合的に満足」と回答するなど、肯定的な姿勢が浮き彫りになりました。経営の裁量拡大やグロースへの貢献など、承継によるプラスの効果を実感している後継者が多いことが分かりました。
一方で、9割以上が不安を抱えており、特に経営の基礎スキルの不足を課題視する声が多数寄せられています。承継に向けた体系的な育成支援制度が整備されていない企業も多く、後継者の不安を解消するための取り組みが急務だと感じました。
事業承継は企業にとって重要な課題ですが、後継者のスムーズな移行には、単なる「承継」だけでなく、充実した育成・支援体制の構築が不可欠だと考えます。オーナーズがこうした社内承継の総合的な支援に取り組んでいくことは意義深いと思います。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000084898.html