ニュースの要約
- パナソニックグループ、社員食堂などを「文化発信基地」としてリニューアル
- DEIを経営戦略の根幹に位置づけて取り組み
- オールジェンダートイレや交流スペースなど、多様性に配慮した設計
概要
パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社は、2025年4月に大阪・西門真地区構内の厚生施設「厚生会館」をリニューアルし、「Culture Base.(カルチャーベース)」として生まれ変わらせました。
パナソニックグループでDEI(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)を経営戦略の根幹と位置づけて取り組んでいる同社は、今回の改装にも多様な意見を取り入れ、「(D)誰もが(E)遠慮はなしに公平に(I)一緒にイキイキ働ける」を実現する Well-Being空間を具現化しました。
食堂1階には、自社開発の混雑緩和システムを設置したほか、車椅子ユーザーも配慮した設計とし、1階のトイレは初のオールジェンダートイレ「みんなのトイレ」を新設しました。
2階には、従業員同士のコミュニケーション促進やWell-Beingの向上を図る交流スペース「リトリートマルシェ」を開設。3階には宗教的多様性に配慮した祈祷室も設けています。
同施設は、今後約7,000人の従業員が活用予定で、単なる社員食堂の機能を超えて、従業員の多様な活動を支える拠点となることが期待されています。
編集部の感想
編集部のまとめ
社内施設Well-Being化:パナソニックグループ、社員食堂などを「文化発信基地」にリニューアル~DEIを推進についてまとめました
今回、パナソニックグループのエレクトリックワークス社が、社内の厚生施設をダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンを推進する「文化発信基地」としてリニューアルした取り組みは注目に値します。
単なる食事の場にとどまらず、社員同士のコミュニケーションを活性化させ、ストレスのない心地よい空間を提供するなど、Well-Beingの向上につながる工夫が随所に見られます。
特に、オールジェンダートイレの設置やトイレ・洗面ホールの一体化デザインなど、性別に縛られることなく安心して利用できる配慮は高く評価できます。
今後、同施設が単なる社員食堂を超えて、企業文化の創出の場としても機能することが期待されます。他の企業にも参考になるような先進的な取り組みといえるでしょう。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000006217.000003442.html