ニュースの要約
- 大企業のITシステムの複雑化・ブラックボックス化が課題となっている中、EntaarはITデータベースシステムとプロフェッショナルサービスを提供して、この課題を包括的に解決する
- ジェネシア・ベンチャーズがEntaarのプレシリーズAラウンドに出資することを発表
- Entaarは今後、既存サービスの強化や新規採用、他領域への参入を目指す
概要
株式会社ジェネシア・ベンチャーズは、同社が運用するGenesia Venture Fund 4号(GV-4)より、大企業のIT企画部門向けのIT投資データベースとそれに付随するプロフェッショナルサービス事業を展開する株式会社EntaarのプレシリーズAラウンドにおいて、リード投資家として出資したことを発表しました。
現在、多くのエンタープライズの情報システム部門・IT企画部門では、社内に多数の事業部門や子会社を抱え、システムごとに異なるSIer/ベンダーに外注してきた結果、IT資産や構成が複雑化・ブラックボックス化し全体像を把握できなくなっているという課題があります。Entaarは、この「既存システムアーキテクチャのブラックボックス化」という本質的な課題に取り組むべく、IT投資データベースシステムの開発・提供及び、導入前後のプロフェッショナルサービス事業を展開しています。
Entaarのソリューションは「IT投資データベース+プロフェッショナルサービス」によって、エンタープライズ企業のIT投資における課題を包括的に解決するものです。まず各顧客企業ごとに、自社のIT資産・契約・プロジェクト情報や過去の検討資料、問い合わせ履歴などあらゆる関連情報を集約した専用データベースを構築します。この『Entaarデータベース』にはEntaarの支援業務を通じて得られた情報が蓄積され、企業内のIT投資・企画業務に関するナレッジが体系化・標準化されます。そしてこのデータベース上で、IT企画業務に特化したAIエージェントを提供することで、ユーザーは自社のIT投資ポートフォリオの可視化・分析やシステム更改計画・ROI試算の自動化、ベンダーへの問い合わせ・見積取得プロセスの半自動化といった支援を受けることができます。
編集部の感想
編集部のまとめ
Entaar:大企業向けにAI共創型エグゼキューションサービスを提供するEntaarのプレシリーズAラウンドにおいて出資についてまとめました
Entaarは、大企業のITシステムの複雑化・ブラックボックス化という重要な課題に取り組むソリューションを提供しています。自社のITデータベースとAIエージェントを活用することで、IT投資の可視化や自動化を実現し、エンタープライズのDX/AXの実現を支援します。
今回のジェネシア・ベンチャーズからの出資は、Entaarの事業成長にとって大きな追い風になるでしょう。同社の知見やネットワークを活かし、Entaarがさらなる事業拡大を遂げることが期待されます。また、他領域への参入に向けた取り組みにも注目が集まるでしょう。
Entaarの事業がさらに加速し、エンタープライズIT領域の課題解決に貢献していくことを期待しています。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000183.000056091.html