ニュースの要約
- アイティフォーが全従業員を対象に副業制度を解禁
- 従業員のキャリア形成と企業価値創出を目的としている
- 制度の運用には様々な配慮がなされている
概要
株式会社アイティフォーは、従業員一人ひとりの自律的なキャリア形成を後押しし、本業外で得た知見を社内業務にも還元することを目的に、2025年10月1日より副業制度を正式に導入することを発表しました。
近年では企業の副業解禁が進んでおり、大企業では約8割が認めている一方、中小企業では5割にとどまっているのが現状です。アイティフォーではこの人事制度改革の一環として、全従業員を対象に原則副業を認める制度の運用を開始します。
本制度の目的は、社内では得られない経験やスキルを社外で磨く機会を提供し、従業員のモチベーション向上やスキルアップを促進することです。若手や中堅層のキャリアアップはもちろん、定年後に向けたシニア層のキャリア形成にも役立てることを目指しています。さらに、その成果を本業へ還元することで、会社全体の価値創出にもつなげていきます。
具体的な制度の概要としては、労働時間通算管理が必要となる雇用型ではなく、個人事業主など非雇用型の副業に限定。業務内容については、競合回避や機密保持、安全衛生面に十分配慮し、ガイドラインに基づき適切に審査・認可します。また、従業員の健康と安全を最優先に考慮し、副業に費やす時間と本業での残業時間を合計して月45時間以内とする上限を設定しました。
今後は、自律的な学びやキャリア形成をさらに支援するとともに、地方企業へのリモート副業など地域貢献型副業の拡大も視野に入れ、制度を柔軟に進化させていく予定とのことです。
編集部の感想
編集部のまとめ
アイティフォー：全従業員を対象に副業制度を解禁についてまとめました
今回のアイティフォーの発表は、従業員のキャリア形成と企業価値の創出を両立させようとする意欲的な取り組みだと評価できます。副業制度の導入にあたっては、競合回避や機密保持、従業員の健康など様々な観点から十分な配慮がなされています。また今後は地域貢献型の副業の拡大にも取り組む予定で、これまでの枠組みにとらわれないフレキシブルな制度設計が特徴的です。従業員の自律的な成長と企業の発展を両立させる好事例として注目に値するでしょう。
参照元：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000148.000060050.html
