ニュースの要約
- アルフレッサ ホールディングス、キッズウェル、カイオムが新規バイオシミラー開発の基本合意書と個別製品の共同開発契約を締結
- 3社が厚生労働省の助成事業に採択され、国内バイオシミラー製造施設の整備を進める
- バイオシミラーの新規開発から製造、流通までを含む国内初のトータルバリューチェーン構築を目指す
概要
アルフレッサ ホールディングス株式会社、キッズウェル・バイオ株式会社、および株式会社カイオム・バイオサイエンスは、新規のバイオ後続品(バイオシミラー)開発に関する基本合意書と個別製品の共同開発のための基本契約書を締結しました。
バイオシミラーは先行バイオ医薬品と同等の品質、安全性および有効性を有しながら安価に設定されることから、患者様の治療選択肢の拡充と医療費負担の軽減、医療費の適正化に寄与します。厚生労働省はバイオシミラーの使用促進に向けた施策を積極的に進めており、その一環として国内製造施設の整備支援も行っています。
今回の契約により、アルフレッサグループの医薬品流通ネットワーク、キッズウェルのバイオシミラー製品開発と安定供給力、カイオムの抗体医薬研究開発の強みを活かし、新規バイオシミラーの開発と国内製造施設への移管、商用生産を目指します。これにより国内バイオシミラーの安定供給体制の確立、製造したバイオシミラー医薬品の海外輸出、国内バイオ人材育成への貢献を目指します。
編集部の感想
編集部のまとめ
バイオシミラー:アルフレッサ ホールディングス株式会社 バイオシミラー開発に関する基本合意書および個別製品の共同開発のための基本契約書締結のお知らせについてまとめました
今回の発表は、アルフレッサ ホールディングス、キッズウェル、カイオムの3社が新規バイオシミラーの開発から製造、流通まで一貫して担う取り組みを強化したものです。
バイオシミラーは医療費の適正化に大きく貢献できる製品群ですが、国内での安定供給体制の構築が課題となっていました。今回の契約により、グループ企業の強みを生かしたバリューチェーンの構築が進み、より安定したバイオシミラー供給が期待できます。
特に、カイオムの抗体医薬の研究開発実績が活かされることで、高品質なバイオシミラー開発が期待できる点も注目できます。また、国内製造拠点の整備と稼働により、バイオ医薬品の国内生産体制が強化されることも大きな意義があるでしょう。
今後、バイオシミラーの普及が進み、医療費の適正化に寄与していくことを期待したいですね。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000041.000155184.html