ニュースの要約
- 2025年9月の企業倒産件数が5146件と、8半期連続で増加した
- 中小企業の「人手不足」が深刻化している
- 負債総額は6705億800万円と2半期連続で減少した
概要
株式会社帝国データバンクは、2025年度上半期(4-9月)の企業倒産件数(負債1000万円以上の法的整理が対象)について集計し、分析を行った結果を発表しました。
2025年度上半期の倒産件数は5146件で、前年同期比3.1%増加し、上半期としては12年ぶりに5000件を上回りました。また、8半期連続の増加となっています。一方で、負債総額は6705億800万円と、前年同期比49.6%減少し、上半期としては4年ぶりに1兆円を下回りました。
業種別では、サービス業や小売業などが増加し、地域別では北陸地方の増加率が高かったことなどが特徴的です。また、「人手不足倒産」は過去最多の214件となり、「物価高倒産」も過去最多の488件となりました。さらに、「後継者難倒産」も264件と、上半期としては過去2番目に多くなっています。
編集部の感想
-
企業倒産件数が連続で増加している中、中小企業の人手不足問題がますます深刻化していることがわかりました。
-
物価高やインフレといった経営環境の変化にも中小企業が追い付いていけていないことが懸念されます。
-
後継者難の問題も依然として深刻で、中小企業の存続が危ぶまれる状況がうかがえます。
編集部のまとめ
株式会社帝国データバンク:2025年9月の倒産件数5146件、8半期連続で増加 中小企業の「人手不足」が深刻についてまとめました
今回の発表では、企業倒産件数が8半期連続で増加しており、しかも中小企業を中心に深刻化していることが浮き彫りになりました。人手不足や物価高、後継者難など、中小企業を取り巻く経営環境が極めて厳しい状況にあるようです。
これらの課題に対して、中小企業がどのように対応していくのか注目されます。生産性の向上や、人材確保、事業承継の円滑化など、さまざまな取り組みが求められそうです。また、自治体や支援機関、金融機関などによる支援の在り方も重要になってくるでしょう。
今後も中小企業の動向を注視していく必要があり、政府や関連機関の施策にも期待したいところです。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001165.000043465.html