NANO MRNA × SBIグループ:金融と創薬が手を組み「コングロマリットモデル」始動

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ニュースの要約

  • RNA創薬を軸に成長してきたバイオベンチャーのNANO MRNAが、金融事業への本格参入を発表した。
  • NANO MRNAはSBIグループと提携し、「コングロマリットモデル」を構築することで、バイオ・ヘルスケア分野の有望企業の成長を加速させる。
  • 資金調達と成長の両立が課題とされるバイオベンチャーを支援するため、M&Aとファンド運用を一体化した新しいモデルを展開する。

概要

NANO MRNA株式会社は2025年10月8日、東京証券取引所内の記者会見室にて、株式会社SBI証券、SBI新生企業投資株式会社との提携を発表しました。

これまでRNA創薬を軸に成長してきたバイオベンチャーのNANO MRNAが、金融事業へ本格参入する大きな一歩を踏み出したのです。同社は、金融機能を取り入れ、ヘルスケア分野における「コングロマリットモデル」を構築する方針を示しました。

同社代表取締役社長の秋永士朗氏は、バイオベンチャーが抱える課題として資金調達と成長の両立を指摘。SBIグループとの協業により、革新的な技術を持つ企業を支援し、同時に株主価値の向上を実現していくとしています。

SBI証券のシニアマネージングディレクター石井巨道氏は、日本のバイオ企業が「バイオ100億円問題」と呼ばれる資金調達難に直面している現状を説明。NANO MRNAが提案する「金融機能と事業運営を一体化したコングロマリットモデル」が、この課題の解決につながるものだと評価しました。

新体制の柱となるのが、CIO(最高投資責任者)の飯野智氏とCGO(最高成長責任者)の富所伸広氏です。両名は、M&Aとレイトステージ投資を一体化したファンド戦略や、有望企業のバリューアップ支援など、新しいアプローチを披露しました。

NANO MRNAは、12月の臨時株主総会を経て2026年4月にホールディングス体制へ移行する予定。初期ファンドは100億円規模で、4年後には300億円の運用資産、10社のポートフォリオ企業、500~1000億円の時価総額を目指すなど、野心的な成長戦略を掲げています。

編集部の感想

  • これまでのバイオベンチャーとは一線を画す、金融とのコラボレーションモデルの誕生に期待が高まります。
  • 資金調達と成長の両立が課題とされる中、M&Aとファンド運用の一体化は、新しい選択肢を生み出す可能性がありますね。
  • ヘルスケア分野で革新を起こすべく、SBIグループとの強力な体制が整備されたことは注目に値するでしょう。

編集部のまとめ

NANO MRNA × SBIグループ:金融と創薬が手を組み「コングロマリットモデル」始動 by PR TIMESについてまとめました

今回の発表は、バイオベンチャーの課題に切り込む新しいビジネスモデルの誕生を告げるものだと言えます。従来のバイオ企業とは一線を画す、金融機能を内包したコングロマリットの枠組みが注目を集めています。

これまでRNA創薬を中心に事業を展開してきたNANO MRNAが、SBIグループとの協業により、資金調達と成長の両立を図る。ファンド運用とM&Aの一体化により、有望企業のバリューアップを支援するという狙いです。CIOやCGOなど、実績豊富な人材も起用し、ヘルスケア分野の革新を推進する体制が整備されています。

バイオ企業にとっては、新たな選択肢が生まれた格好です。NANO MRNAとSBIグループの連携が、日本のヘルスケア産業の変革を引き起こすかもしれません。今後の展開にも大きな期待がかかっていますね。

参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000170708.html

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