ニュースの要約
- 株式会社操電は、シードラウンドにて第三者割当増資を実施し、累計22.6億円の資金調達を達成した。
- 操電は、仮想発電所(VPP)事業を展開しており、2030年までに分散電源を2GWhまで拡大し、統合型エネルギーマネジメントシステムの構築を目指す。
- この資金調達により、事業拡大に伴う人材採用の加速や、商業用蓄電池を活用した仮想系統用発電所の開発を推進する。
概要
株式会社操電は、シードラウンドにて第三者割当増資を実施し、これまでの出資及び借入を含めた累計22.6億円の資金調達を達成した。
操電は、”誰もが電気を自由に操れる、オープンな世界を実現する”をミッションに掲げる仮想発電所(VPP)ベンチャーである。同社はEV充電システムの企画・開発から設置工事までを一貫して提供するとともに、系統用蓄電所の開発、商業施設の電力最適化などのVPP事業を展開している。
この度の資金調達は、操電の既存事業での黒字経営基盤をより強化するとともに、2030年までに分散電源を2GWhまで拡大し、AIによる需給予測とアルゴリズムによる自動制御を組み合わせた統合型エネルギーマネジメントシステムの構築を目指すための投資を行うものである。具体的には、商業用蓄電池を活用した仮想系統用発電所の開発や、家庭用蓄電池・EVを活用した一般消費者向けの電力サービス提供などに取り組む。
編集部の感想
編集部のまとめ
仮想発電所ベンチャーの操電:シードラウンドで累計総額22.6億円を資金調達について
今回の発表は、操電が仮想発電所(VPP)事業の拡大に向けて大規模な資金調達を実現したものといえる。操電は電力供給の課題に取り組む先駆的な企業として注目されており、この度の資金調達は、同社の事業基盤を一層強化するとともに、2030年までの大型投資計画の実現に向けた前進となるだろう。特に、蓄電池とAIを組み合わせた先進的なエネルギーマネジメントシステムの構築は、これからの電力インフラに新しい選択肢をもたらすことが期待される。同社の挑戦は、電力分野におけるイノベーションを具現化する試みとして注目に値する。
また、今回の資金調達には、ベンチャーキャピタルや投資会社から評価を受けていることも興味深い。操電は創業3期目にして黒字経営を実現している実力派であり、投資家からの期待も高いことがうかがえる。今後の同社の事業展開と、電力ソリューションの進化にも注目していきたい。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000149386.html