ニュースの要約
- ハウス食品グループ本社、ヴォークス・トレーディング、杉本商店、南九州大学、山椒生産者が連携して「山椒の産地形成プロジェクト」を本格始動
- 宮崎県高千穂郷と熊本県奥阿蘇を中心に山椒の栽培研究や加工、販売を行い、JAPANESE SPICEとしての価値を高める
- 2027年からの本格的な山椒の販売を目指し、今年7月に初収穫を行う予定
概要
ハウス食品グループ(ハウス食品グループ本社株式会社、株式会社ヴォークス・トレーディング)は、株式会社杉本商店、南九州大学、山椒生産者と共同で、宮崎県の高千穂郷と熊本県の奥阿蘇において、山椒の「産地形成プロジェクト」を2025年4月より本格始動します。
ハウス食品グループの第八次中期経営計画では、スパイス系バリューチェーンの構築が重点課題となっており、その中で山椒に着目しました。山椒は日本固有のスパイス(JAPANESE SPICE)の一つで、独特の痺れと香りが特徴で、日本食に欠かせない存在ですが、近年では飲料やスイーツなどでも活用されるなど、注目を集めています。
このプロジェクトでは、宮崎県高千穂郷と熊本県奥阿蘇の既存の山椒産地に着目し、加工技術や栽培研究、マーケティングなどの知見を持つ企業や大学が連携することで、山椒の新たな産地形成を目指します。植栽した苗木も順調に成長しており、2027年からの本格的な販売を目指しています。
編集部の感想
編集部のまとめ
山椒の「産地形成プロジェクト」:ハウス食品グループ本社×ヴォークス・トレーディング×杉本商店×南九州大学×山椒生産者が本格始動について まとめました
今回のプロジェクトは、山椒というJAPANESE SPICEの価値を最大限に引き出し、ブランド化を目指すものです。 ハウス食品グループ、ヴォークス・トレーディング、杉本商店、南九州大学、そして山椒生産者が連携して取り組むことで、生産から加工、販売に至るまでの課題を解決しながら、持続可能な産地づくりを目指しています。
特に、既存の山椒産地である宮崎県高千穂郷と熊本県奥阿蘇に着目し、そこでの実証研究を重ね、2027年からの本格的な販売を目標とするのは、非常に具体的な計画だと感じます。 また、大学や行政とも連携して、様々な知見を結集させているのは評価できるポイントだと思います。
山椒は日本の食文化を支える重要な食材ですが、生産地の偏りや認知度の低さなど、さまざまな課題を抱えていました。 今回のプロジェクトが成功すれば、山椒の価値を高めながら、地域の振興や日本の食文化の保全、さらには新しい雇用の創出にもつながるはずです。 食品メーカーや地域、そして研究機関が一体となって取り組む姿勢に、大いに期待が持てる取り組みだと言えるでしょう。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000562.000036263.html