ニュースの要約
- 高濃度域NT-proBNPの測定で心不全の病状管理を強化
- D-dimerの全血測定対応でPOCTの利便性を高める
- スピードと連続性を高め、POCTの実用性を向上
概要
大阪大学発スタートアップの株式会社イムノセンスは、超小型免疫測定プラットフォームGLEIAを応用した高濃度域用の心不全マーカー検査キット「GLEIAチェック NT‑proBNP(H)」についてクラスII体外診断用医薬品の製造販売認証を取得しました。
これにより、病院・診療所・訪問診療などPOCT環境で、心不全の連続的管理と血栓症等の迅速検査をさらに実用的に支援できるようになります。また、遠隔診断×自己測定による在宅での心不全慢性期管理の実現に向けた布石ともなっています。
一方、血栓症マーカー測定キット「GLEIAチェック D‑dimer」についても、採取した全血をそのまま測定できる一部変更認証を取得しました。これにより、POCT環境での迅速性を強化することができます。
編集部の感想
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心不全の管理と血栓症の迅速検査が実現できるので、医療現場での活用が期待できそうですね。
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在宅での心不全慢性期管理への布石としても注目されるところです。
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ユーザーにとっても、手軽で迅速な検査が可能になるのは魅力的だと思います。
編集部のまとめ
「NT proBNP(H)」と「D dimer」:株式会社イムノセンス、次世代免疫検査のクラスII体外診断用医薬品の薬事認証と一部変更認証を取得についてまとめました
株式会社イムノセンスは、超小型免疫測定プラットフォームGLEIAを応用した高濃度域用の心不全マーカー検査キット「GLEIAチェック NT‑proBNP(H)」と、血栓症マーカー測定キット「GLEIAチェック D‑dimer」について、クラスII体外診断用医薬品の製造販売認証を取得しました。
「NT‑proBNP(H)」は、確定診断後の心不全患者の病状管理に最適化されており、「D‑dimer」は全血測定が可能になったことで、POCT環境での迅速性が高まりました。これにより、医療現場での心不全の連続的管理や血栓症の迅速検査が実現可能となり、在宅医療への応用も期待できます。
イムノセンスは、POCTにおける診断・管理ツールとしての実用性を高めていく取り組みを続けており、より手軽で使いやすい製品の提供を目指しています。今回の認証取得は、その取り組みの一つの成果と言えるでしょう。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000077216.html














