ニュースの要約
- 博報堂公開買付けが成立したため、SilverCapeの株式会社デジタルホールディングスに対する公開買付けを取下げることとしたこと。
- 博報堂公開買付けは買付予定数の下限を大幅に引き下げた結果として成立したものの、対象者株式の約74%が応募されなかったこと。
- SilverCapeは、今後の対象者に対する投資の継続について検討していくことを明らかにしていること。
概要
SilverCape Investments Limitedは、株式会社デジタルホールディングス(以下「対象者」)の発行済株式の約14.41%を保有するファミリーオフィスです。
同社は2025年10月20日付で対象者の株券等に対する公開買付け(以下「本公開買付け」)の開始予定について公表していましたが、本公開買付けの実施の前提条件である「博報堂公開買付けが成立していないこと」が充足されないことが確定したことから、本公開買付けの開始予定を取り下げることとしました。
博報堂公開買付けは、買付予定数の下限を大幅に引き下げた結果として成立したものの、対象者株式の約74%(対象者株式の全株式の48.85%)が応募されなかったことが明らかになりました。SilverCapeは、この結果について大変遺憾に思っているものの、対象者の経営陣及び取締役の皆様により、企業価値の向上が図られることを期待しています。
なお、SilverCapeは今後の対象者に対する投資の継続に関して、取り得る選択肢及びその他の対応について引き続き精査していくとしています。
編集部の感想
編集部のまとめ
SilverCape Investments Limited:株式会社デジタルホールディングス(証券コード:2389)の株券等に対する公開買付けの開始予定の取下げに関連した株主の皆様へのお知らせについてまとめました
本件は、SilverCapeが株式会社デジタルホールディングスに対する公開買付けの開始を予定していたものの、博報堂公開買付けが成立したことにより、その前提条件が充足されなくなったため、公開買付けの開始を取り下げたというニュースです。
博報堂公開買付けは買付予定数の下限を大幅に引き下げたことで成立したものの、対象者株式の約74%が応募されなかったことが明らかになりました。
SilverCapeは「大変遺憾」な結果であると述べつつ、今後の対象者に対する投資の継続について検討していくとしています。
一般株主の反応から見ると、企業側の対応に不満があったことがうかがえ、SilverCapeも積極的に関与できなかった背景がわかります。今後の対象者の動向にも注目していく必要がありそうです。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000171626.html














