企業倒産集計:2025年11月の倒産件数796件、目立つ小規模倒産 12年ぶりの年間1万件超に

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ニュースの要約

  • 2025年11月の企業倒産件数が796件で、前年同月比4.6%減と6カ月ぶりに前年を下回った。
  • 負債総額は788億8300万円と大幅に減少し、3カ月連続で前年を下回った。
  • 小規模倒産が目立ち、全体の83.7%を占める「不況型倒産」が増加傾向にある。

概要

株式会社帝国データバンクが発表した2025年11月の全国企業倒産集計によると、倒産件数は796件となり前年同月比4.6%減と6カ月ぶりに前年を下回りました。

負債総額は788億8300万円と前年同月の1522億4400万円から大幅に減少し、3カ月連続で前年を下回りました。負債5000万円未満の倒産が増加するなど、小規模な倒産が目立つ状況となっています。

業種別では7業種中3業種で前年を下回り、『小売業』が最多の175件となりました。一方、『サービス業』は3カ月ぶりに前年を下回りました。地域別では9地域中5地域で前年を下回り、『近畿』地域の減少が目立ちました。

編集部の感想

    コロナ禍の影響が徐々に収束していくなか、小規模の企業倒産が増加傾向にあるのは注目すべきポイントですね。
    飲食業や建設業といった業界別の動向にも目が離せません。業界再編の波が広がる可能性がありそうです。
    先行きの不透明感から、企業の経営判断が難しくなっているようですね。中小企業の業績悪化に政府が何らかの支援策を講じる必要があるかもしれません。

編集部のまとめ

企業倒産集計:2025年11月の倒産件数796件、目立つ小規模倒産 12年ぶりの年間1万件超にについてまとめました

2025年11月の企業倒産件数は796件と前年同月比4.6%減と、6カ月ぶりに前年を下回りました。しかし、2025年1-11月の累計は9380件と、前年同期比3.6%上回っており、12年ぶりの年間1万件超えが見込まれます。

負債総額は大幅に減少し3カ月連続で前年を下回りました。これは負債5000万円未満の小規模倒産が増加したことが要因と考えられます。業種別では『小売業』が最多となり、前年比0.6%増と約4年ぶりの業種別トップに返り咲きました。一方で『サービス業』は22.2%減と大幅な減少となりました。

地域別では『近畿』地域が15.1%減と目立った減少となりました。倒産の主因別にみると、『不況型倒産』が全体の83.7%を占めており、引き続き不況の影響が続く中小企業の経営悪化が顕著となっています。

今後も中小企業の動向を注視していく必要がありそうです。経済環境の先行き不透明感から、企業の経営判断が難しくなっている状況を踏まえ、政府による支援策の検討も期待されます。

参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001207.000043465.html

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