ニュースの要約
- 2026年に周年を迎える企業は全国に14万5,159社あり、「20周年」企業が最多となる
- 「100周年」企業は2,371社、主な企業には豊田自動織機や東レなどが含まれる
- 現経営者の就任経緯は「創業者」や「同族承継」が約8割を占める
概要
株式会社帝国データバンクは、創業・設立から節目を迎える企業を「周年企業」として分析を行いました。
その結果、2026年に周年を迎える企業は全国に14万5,159社あることが明らかになりました。「20周年」企業が2万6,663社で最多となり、「50周年」企業は1万7,939社、「100周年」企業は2,371社に上っています。
業種別では建設業と サービス業が全体の半数以上を占めています。また、就任経緯では「創業者」と「同族承継」が約8割を占める「ファミリー」企業が大半を占める結果となりました。
主な周年記念企業としては、鮭加工の老舗「きっかわ」が400周年を迎えるほか、豊田自動織機や東レ、集英社、富士急行などが100周年を迎えます。各社は記念サイトの開設やロゴの刷新などを通じて、長年の歴史と挑戦をアピールしていく方針です。
編集部の感想
約14.5万社もの企業が2026年に周年を迎えるというのは驚きの数字ですね。日本の企業の歴史の長さがうかがえます。
「100周年」企業には有名企業がズラリと並んでいて、日本の産業を支える老舗企業の底力を感じさせられます。
創業者や同族が経営を継ぐ「ファミリー企業」が8割を占めるのは、日本企業のこれまでの伝統的な経営スタイルを表していますね。今後はこれらの企業でどのような世代交代が進むかが注目されます。
編集部のまとめ
帝国データバンク：2026年の周年記念企業、全国に約14.5万社、「100周年」は2371社についてまとめました
今回の調査結果から、日本の企業は創業から長年の歴史を持つ企業が数多く存在し、伝統的な経営スタイルが根強く残っていることがわかりました。
特に「100周年」企業には、日本を代表する老舗企業が名を連ねており、その歴史と実績の蓄積が企業の強みとなっていることがうかがえます。
一方で、世代交代の課題も見えてきました。創業者や同族経営が8割を占める中で、次の世代への円滑な承継が重要になってきていると言えるでしょう。
企業は周年を機に、記念サイトの開設やロゴの刷新など、自社の歴史を発信することで、さらなる飛躍につなげていく取り組みを行っています。日本の企業が培ってきた伝統と革新の両輪を活かし、これからも発展していくことが期待されます。
参照元：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001212.000043465.html
