ニュースの要約
- 日本ゼオン、富山県氷見市の氷見二上工場で位相差フィルムの製造ライン増設工事を開始
- 新ラインでは世界最大級3,000mm幅のフィルムを生産し、2027年夏に量産を開始予定
- 増設により、テレビ用位相差フィルムの年間生産能力が約20%増加する
概要
日本ゼオン株式会社は、富山県氷見市にある氷見二上工場において、大画面液晶テレビ用位相差フィルムの製造ラインを増設する工事に着手しました。
新ラインでは、世界最大級となる3,000mm幅のフィルムを生産する設備が導入され、2027年夏の量産開始を目指しています。これにより、ゼオンのテレビ用位相差フィルムの年間生産能力は約20%増加し、26,400万平方メートルまで拡大する見込みです。
ゼオンは中期経営計画において「情報通信」分野を成長分野の一つに位置付けており、COP製フィルムの事業拡大を図っています。今回の増設工事は、大型テレビの需要増加に対応するためのものです。工場の新棟建設と最新鋭設備の導入により、製品の供給能力を大幅に高めるものとなっています。
編集部の感想
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大型液晶TVの人気が高まるなか、世界最大級の幅を持つ位相差フィルムの生産能力を高めるのは、時宜を得た対応だと思います。
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工場増設と最新鋭設備の導入により、安定供給体制が強化されるのは製造業にとって重要な課題ですね。
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中期経営計画での「情報通信」分野の成長戦略を着実に実行に移しているところが、同社の事業への意気込みが感じられます。
編集部のまとめ
位相差フィルム:日本ゼオン、氷見二上工場で位相差フィルム製造ライン増設工事の起工式を挙行についてまとめました
日本ゼオンは、富山県氷見市の氷見二上工場で位相差フィルムの製造ラインを増設する工事に着手しました。新ラインでは、世界最大級となる3,000mm幅のフィルムを生産する設備が導入され、2027年夏の量産開始を目指しています。
これにより、ゼオンのテレビ用位相差フィルムの年間生産能力は約20%増加し、26,400万平方メートルまで拡大する見込みです。同社は中期経営計画で「情報通信」分野を成長分野の一つに位置付けており、COP製フィルムの事業拡大を図っています。
この増設工事は、大型テレビの需要増加に的確に対応するための取り組みだと評価できます。同社の技術力と生産体制の強化によって、今後の需要拡大にも柔軟に対応できるようになると期待されます。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000093.000103820.html














