ニュースの要約
- 国立大学法人岡山大学と大阪公立大学が「共生型連合体」の第2回全体会議を開催
- 各大学の地域課題解決の取り組みを共有し、大学間連携の課題と方策について議論
- 次のアクションとして、2026年1月のJ-PEAKSシンポジウムでさらに具体的な連携テーマを整理する
概要
国立大学法人岡山大学は、2025年12月12日、大阪公立大学中百舌鳥キャンパスで「共生型連合体」の第2回全体会議を開催しました。
共生型連合体は、国家戦略特区に関係する大学が連携し、特区を実証フィールドとして活用しながら地域課題の解決と新たな価値創出を図る大学間連携の枠組みです。本会議には、岡山大学のほか、筑波大学、大阪公立大学、大阪大学、山梨大学、金沢大学が参加しました。
会議では、各大学の取り組み事例が紹介されました。医療DXや救急医療体制の高度化、地域と連携したヘルスケア・予防医療・救急医療の取り組み、自治体職員を大学に受け入れる地域共創研究員制度、全国医療情報プラットフォームやPHRを見据えたデータ利活用の実証、学生主体の地域課題解決プロジェクトなどが共有されました。
意見交換では、分野や組織をまたいだチーム形成の難しさ、個人レベルのつながりを組織的な連携へとレベルアップさせる方法、費用負担や人員不足に起因する「総論賛成・各論困難」の問題、医療分野を中心とした規制改革のあり方、個人情報保護に配慮したデータ連携などが議論されました。
次のアクションとして、2026年1月27日に開催予定のJ-PEAKSシンポジウムにて、各大学とともに具体的な連携テーマを整理していくことが確認されました。さらに、共生型連合体を「なくなると困る」レベルの持続的な大学間連携モデルとして確立していくことが目指されています。
会議終了後には、大阪公立大学スマートエネルギー棟の見学会も実施され、参加大学にとって今後の連携の可能性を考える上で貴重なインプットとなりました。
編集部の感想
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大学間連携の取り組みが着実に進展していて、地域課題解決に向けた具体的な連携が生まれつつあるのが分かりますね。
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医療や地域コミュニティの課題解決に焦点を当てていて、地域振興にも大きく貢献できそうです。
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大学の垣根を越えた新しい連携の枠組みが生み出されていて、面白い取り組みだと思います。
編集部のまとめ
共生型連合体全体会議：岡山大学と大阪公立大学が地域課題解決と新たな地方創生の方策を議論についてまとめました
岡山大学と大阪公立大学が中心となり、筑波大学、大阪大学、山梨大学、金沢大学など、国家戦略特区に関係する大学が集まり、「共生型連合体」の第2回全体会議が開催されました。
会議では、各大学が取り組む医療DXや救急医療体制の高度化、地域共創研究員制度、学生主体の地域課題解決プロジェクトなど、具体的な事例が共有されました。参加大学が抱える課題や連携の方策についても意見交換が行われ、次のアクションとしてJ-PEAKSシンポジウムでの連携テーマの整理が確認されました。
大学の垣根を越えた新たな連携の枠組みである「共生型連合体」の取り組みは、地域課題の解決と地方創生につなげていく上で大きな期待が寄せられています。今後の動向に注目していきたいと思います。
参照元：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003712.000072793.html
