はぐくむたね(R):豪州版「はぐくむたね(R)」を用いたウニ陸上養殖試験をディーキン大学と共同で開始

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ニュースの要約

  • 株式会社北三陸ファクトリーがオーストラリアでウニ陸上養殖試験を開始
  • 自社開発の飼料「はぐくむたね(R)」の豪州版を使用
  • ディーキン大学と共同で実施

概要

株式会社北三陸ファクトリーは、2025年4月から、オーストラリアの現地法人KSF Australia Pty Ltdと、ディーキン大学との共同研究として、ウニ用飼料「はぐくむたね(R)」の豪州版の試験製造および同飼料を用いた陸上養殖試験を開始しました。

本研究は、ビクトリア州の海洋研究を牽引するディーキン海洋研究・イノベーションセンターとの連携の下で実施されます。陸上養殖試験は、ビクトリア州ポートフィリップ湾沿岸のクイーンズクリフに位置するディーキン大学の研究施設にて行われ、北海道大学大学院水産科学研究院 浦和寛准教授らと開発した「はぐくむたね(R)」をオーストラリア産原材料を使用して製造し、実入りの悪いウニに給餌することで、その効果を検証します。

ポートフィリップ湾では、オーストラリア固有種のウニであるpurple sea urchin(Heliocidaris erythrogramma)の個体数が急増し、磯焼けが深刻化しています。この課題解決に向け、KSF Australiaは、ディーキン大学、環境NGOのThe Nature Conservancy、そして大手の養殖企業Yumbah Aquaculture社とともに、2023年にコンソーシアムを立ち上げました。本試験もこのコンソーシアムの枠組みの下で実施しています。オーストラリアにおける海洋生態系の再生とウニ資源の高付加価値化の両立を目指し、新たなビジネスモデルの確立に向けた取り組みを進めていきます。

編集部の感想

    ウニ養殖に取り組む北三陸ファクトリーが、自社開発の飼料「はぐくむたね(R)」を使ってオーストラリアでも事業展開を始めたのは、非常に前向きな取り組みだと感じました。
    ディーキン大学との共同研究というのも、学術機関との連携を重視している姿勢が見て取れて好感が持てます。
    オーストラリアでの深刻な磯焼け問題に対して、海洋生態系の再生と新たな産業創出の両立を目指す姿勢が評価できますね。

編集部のまとめ

はぐくむたね(R):豪州版「はぐくむたね(R)」を用いたウニ陸上養殖試験をディーキン大学と共同で開始についてまとめました

今回の発表は、株式会社北三陸ファクトリーが、自社開発の飼料「はぐくむたね(R)」の豪州版を使ってオーストラリアでウニ養殖の実証試験を開始したというものです。ディーキン大学との共同研究という大学との連携や、環境NGOと大手養殖企業も含むコンソーシアムの枠組みの中で行われるなど、産学官連携を意識した取り組みが特徴的です。

オーストラリアのポートフィリップ湾ではウニの大量発生による深刻な磯焼けが問題となっており、その解決と同時に、新たな産業創出にも取り組むという北三陸ファクトリーの姿勢は、持続可能な水産業の実現に向けて前向きな取り組みだと評価できます。今後の実証試験の成果に期待が高まりますね。

参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000087600.html

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