ニュースの要約
- 宇宙開発ベンチャー企業ispace社が、2026年3月期第3四半期決算を発表
- ミッション6の開発が始動し、JAXA実証の月面ピンポイント着陸技術の民間活用に向けた道筋が明確になった
- プロジェクト収益は当初予想から約4割減となるものの、既存契約による収益の繰り越しが主因であり、「会社の稼ぐ力」に変わりはない
概要
株式会社ispaceは、2026年2月10日に2026年3月期第3四半期の決算を発表しました。
同社は「月極域における高精度着陸技術」の実施機関としてJAXAの宇宙戦略基金事業に採択され、ミッション6の開発を開始したことを報告しました。これにより、JAXAが小型月着陸実証機(SLIM)で実証したピンポイント着陸技術を、同社のランダーで活用し、民間企業として本技術の商業利用を目指します。
また、欧州宇宙機関(ESA)との「先端地球物理学および極域氷探査ミッション(MAGPIE)」プロジェクトでも、これまでの研究成果が評価され、実証段階に移行することが発表されました。これにより欧州初のローバーによる月面探査の実現に向けた道筋が示されました。
一方、同社の2026年3月期の業績見通しは、プロジェクト収益が約100億円から約60億円に減少する見通しです。これは主にミッション3とミッション4の一部で、顧客からの入金や補助金の受領が遅れたことによるものです。ただし、これらの減収は「翌期以降への繰り越し」であり、「会社の稼ぐ力」である総契約金額に変化はないとのことです。
編集部の感想
編集部のまとめ
ispace:「ispace、2026年3月期Q3決算を発表」についてまとめました
今回のispace社の決算発表では、ミッション6の開発着手や欧州宇宙機関(ESA)との月探査プロジェクトの進展など、同社の技術力と事業の広がりが示されました。特に、JAXAの実証技術を民間で活用していくという取り組みは、宇宙開発における新しい地平線を感じさせます。
一方で、短期的には契約の一部で収益の繰り越しが発生し、業績予想の下方修正につながったものの、「会社の稼ぐ力」に変わりはないと説明されています。これは安心感を与える説明だと言えるでしょう。
今後も宇宙開発ビジネスの先駆けとして、ispace社の取り組みを注目していきたいと思います。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000133.000140640.html














