ニュースの要約
- fundnote株式会社が、TOKYO PRO Market上場企業に対し、公募投資信託を通じて投資を実行した。
- BABY JOB株式会社に投資を行い、TPM上場企業への機関投資家による初の投資となった。
- 本投資を通じて、TPM上場企業の企業価値向上と外部投資家の獲得支援を目指す。
概要
独立系運用会社のfundnote株式会社は、TOKYO PRO Market(TPM)に上場する企業に対し、公募投資信託を通じて投資を実行しました。
これは日本国内において初の事例となります。
TPMは、上場基準が柔軟で成長段階にある企業にとっての「登竜門」となる市場です。しかし、これまでTPM上場企業に対する外部投資家の資金流入は限定的でした。
今回の投資は、TPM上場企業の企業価値向上と外部投資家の獲得支援を目的としています。
具体的には、2025年5月7日にTPM上場企業の「BABY JOB株式会社」に対し、立会外での相対取引を通じて株式を取得しました。
BABY JOB社は、保育施設向けの紙おむつサブスクリプションサービスが国内トップシェアを誇り、高い成長率と直近の黒字化を実現しています。
本投資は、fundnote運用の「fundnoteIPOクロスオーバーファンド(匠のファンド あけぼの)」における初のクロスオーバー投資となります。
この投資信託は、未上場株式や上場後5年以内の中小型株式を投資対象とするアクティブ型公募投資信託です。
編集部の感想
編集部のまとめ
fundnote株式会社:国内初、公募投資信託によるTOKYO PRO Market上場企業への投資を実行についてまとめました
今回のニュースは、国内で初めて公募投資信託がTOKYO PRO Market上場企業に対して投資を行ったという点で大変意義深いものです。
これまでTPM上場企業は、主に上場ステージの向上や信用力の獲得など、上場のメリットを活かすことが中心でしたが、今回の投資によってTPMが機関投資家の資金調達の場としても機能し始めたことを示しています。
特に、投資先のBABY JOB社が保育関連サービスで高い成長を遂げている優良企業であることから、TPM上場企業の中にも大きな成長余地を秘めた企業が存在していることがわかります。
これらの企業に対して積極的に投資を行い、企業価値の向上と市場の活性化を支援することは、日本の資本市場の健全な発展にもつながると期待できます。
投資信託の運用会社であるfundnoteの取り組みは、従来の投資手法にとらわれず新しいアプローチを試みている点で高く評価できます。
今後、TPM上場企業への投資が広がり、様々な成長企業に投資家の資金が流入することで、日本の資本市場がさらに活性化されることを期待したいと思います。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000104150.html