ニュースの要約
- 日本ゼオンと米国Visolis社が、バイオイソプレンモノマーおよび持続可能な航空燃料(SAF)の生産設備の建設準備を開始
- これまでの商業化検証が完了し、次のステージに進むことが決定
- 両社が緊密に協力し、設備の詳細設計や立地評価、許認可申請などを進めていく
概要
日本ゼオン株式会社とVisolis, Inc.は、2024年3月に締結したMOUに基づき、バイオイソプレンモノマーおよび持続可能な航空燃料(SAF)の商業化検証を進めてきました。
この度、検証が完了し、両社は次のステージとなる生産設備の建設準備段階に移行することを決定しました。生産設備では、Visolis社の発酵プロセスで生産した中間製品を原料に、化学プロセスでバイオイソプレンモノマーおよびSAFを商業規模で生産する予定です。
建設地については、現在複数の候補地から検討を進めています。両社は、Visolis社の技術競争力が検証されたことを踏まえ、バイオイソプレンモノマーとSAFの生産スケールアップに向けて、より緊密に協力していくことになります。具体的には、バイオマス由来のイソプレンモノマーとSAFの研究開発はVisolis社が担い、一方で日本ゼオンは、商業生産に必要な設備の詳細設計、立地評価、許認可申請などを担当します。
編集部の感想
編集部のまとめ
バイオイソプレンモノマーおよびSAFの生産設備:日本ゼオンと米国Visolis社、建設準備を開始についてまとめました
今回の発表は、持続可能な社会の実現に向けた取り組みの一環として注目できるニュースです。バイオイソプレンモノマーやSAFは、サステナビリティに優れた製品であり、両社の協力体制によってさらなる技術革新と事業化の加速が期待できます。
日本ゼオンは、Visolis社とのパートナーシップを通じて自社の製品ラインナップの拡充を図るとともに、将来的な需要増加に備えられる体制を整備していくことが重要です。一方でVisolis社にとっても、既存の強みを持つ日本ゼオンとの協業により、事業の拡大と技術の確立につなげられるでしょう。
今後の両社の連携による取り組みの進展に注目していきたいと思います。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000074.000103820.html