ニュースの要約
- CBREがKDDIのデータセンター開発プロジェクトを全面的にサポート
- シャープの液晶工場跡地をKDDIが購入し、データセンターに転換
- この取引においてCBREが物件調査から価格査定、取引まで一貫してサポート
概要
CBREは、KDDI株式会社が大阪府堺市のシャープ株式会社の液晶関連工場を購入したプロジェクトについて、物件調査から価格査定、購入支援までを一貫してサポートしました。
本件の対象は、シャープ株式会社と同社の子会社である堺ディスプレイプロダクト株式会社が所有する「グリーンフロント堺」内の液晶パネル用のカラーフィルター生産工場の土地と建物で、敷地面積は33,000平方メートル、建物の延べ床面積は57,000平方メートルの規模でした。
KDDIはこの施設をデータセンターに転換する計画で、2025年中の本格稼働を目指しています。大規模かつ最新のGPU(画像処理半導体)を導入した施設となり、生成AIの開発やAI関連事業に活用されることが期待されています。
プロジェクトを統括したKDDIの責任者は、交渉や調整でCBRE担当者から迅速な解決策を得ることができ、スピード感を持って進めることができたと述べています。また、CBREヘッドオブデータセンターソリューションズ ジャパンの小野寛和は、多くの技術的課題があった中、CBREのデータセンターサービスの知見を活用し、KDDI(買い主)との緊密なコミュニケーションと相互の信頼関係により、1年弱で施設の取得を実現できたと話しています。
編集部の感想
編集部のまとめ
CBRE:KDDIのデータセンター開発プロジェクトをトータルサポートについてまとめました
今回のニュースでは、CBREがKDDIのデータセンター開発プロジェクトをトータルサポートしたことが報告されました。具体的には、シャープの液晶工場跡地の購入支援を行い、わずか1年弱で施設の取得を実現させたという内容です。
CBREの豊富なデータセンター関連のノウハウと、KDDIとの緊密な連携が高い評価を得ています。工場をデータセンターに転用する際の技術的課題にも柔軟に対応し、クライアントの要望を最大限反映できたことがポイントだと思います。
今後もCBREがデータセンター分野での高い専門性を活かし、大規模プロジェクトの実現に貢献していくことが期待されます。企業のビジネスインフラとして、データセンターの果たす役割がますます重要になってきている中で、CBREの存在意義は大きいと言えるでしょう。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000182.000027786.html