企業倒産集計2025年4月報:36カ月連続で前年を上回る小規模倒産の増加続く

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ニュースの要約

  • 2025年4月の企業倒産は826件で、36カ月連続で前年を上回った
  • 負債総額は1005億4900万円と2カ月ぶりに前年を上回った
  • 小規模な企業の倒産が増加し続けている

概要

株式会社帝国データバンクは2025年4月の企業倒産件数を集計し、分析を行った結果を発表しました。

2025年4月の企業倒産件数は826件となり、前年同月の760件から8.7%増加しました。これは4月としては11年ぶりに800件を上回る数字となっています。倒産件数は36カ月連続で前年を上回っており、戦後最長の連続増加記録を更新し続けています。

負債総額は1005億4900万円となり、2カ月ぶりに前年を6.3%上回りました。負債額の最大は、ゴルフ場を運営していた熊本観光開発(株)の56億4400万円でした。

業種別にみると、サービス業と小売業が最も多く、4月としては2000年以降最多となりました。地域別にも、9地域中7地域で前年を上回る状況が続いています。

また、ゼロゼロ(コロナ)融資後倒産は59件、人手不足倒産は34件、後継者難倒産は46件、物価高倒産は71件が判明するなど、様々な理由による倒産が発生しています。

今後については、36カ月連続の増加が続く中、コロナ借換保証の返済本格化や、トランプ関税の影響など、中小企業を取り巻く環境はさらに厳しくなる可能性があると指摘されています。

編集部の感想

    経済情勢の悪化で、中小企業を中心に倒産が増え続けているのが気になりますね。
    コロナ禍からの支援融資の返済がこれからピークを迎えるのは、事業者にとってさらなる大きな負担になりそうですね。
    ウクライナ情勢で生じている物価高や原材料高の影響など、複合的な課題に直面している企業が多いようです。

編集部のまとめ

企業倒産集計2025年4月報:36カ月連続で前年を上回る小規模倒産の増加続くについてまとめました

この4月の企業倒産数は826件と、11年ぶりに800件を超えるなど、依然として高水準で推移していることがわかりました。また、倒産件数は36カ月連続で前年を上回っており、戦後最長の記録を更新し続けています。

倒産の主な要因としては、販売不振などの不況型倒産や、人手不足、後継者難、物価高などが挙げられています。小規模企業を中心に倒産が増加し続けている中、経営環境の悪化により、今後も倒産件数が高い水準で推移する可能性が高いと考えられます。

特に注目すべきは、コロナ禍の支援融資の返済が本格化する中で、資金繰りの悪化などにより、さらなる倒産の増加につながる可能性があることです。また、トランプ関税の動向も中小企業にとって大きな変数となっており、今後の経過を注視する必要があります。

参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001073.000043465.html

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