hims 株の最新業績と注目ポイント5つ|ヒムズ&ハーズの成長を整理

決算書
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掲載内容は投資判断の参考情報であり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。
投資判断はご自身の責任で行ってください。
情報の正確性には配慮しておりますが、完全性や将来の結果を保証するものではありません。
詳細は各企業の公式開示資料などをご確認ください。

米国の遠隔診療プラットフォームを運営するヒムズ&ハーズ・ヘルス(Hims & Hers Health、ティッカー:HIMS)は、値動きの大きさと成長性の両面から、日本の個人投資家にも注目されている銘柄です。「hims 株」と検索する方の多くは、直近の業績、株価の現在地、今後の材料を短時間で把握したいのではないでしょうか。この記事では、最新の決算数値と事業の動きを整理し、投資判断の材料になる視点をまとめます。

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この記事の要点

  • 2026年第2四半期の売上高は約7億5,300万ドル(前年同期比38%増)、サブスクリプション会員数は約290万人(同19%増)
  • 通期の売上高見通しを31億〜33億ドルへ引き上げ、調整後EBITDAは2億7,500万〜3億2,500万ドルの見通し
  • 大手製薬会社との提携と海外企業の買収により、ビジネスの軸が「米国内の自費診療」から「国際展開・ブランド薬」へ広がりつつある
  • 株価は9月下旬時点で約29ドル台、直近1年の値幅は約13.7〜65.3ドルと非常に大きい
  • 日本からは証券会社の外国株口座やNISA成長投資枠で購入でき、少額から検討しやすい

まず押さえたいのは「成長率が高い一方で、株価の振れ幅も大きい銘柄」という性格です。数字と事業内容を分けて見ていくと、全体像がつかみやすくなります。

ヒムズ&ハーズ・ヘルスとはどんな会社か

ヒムズ&ハーズは、スマートフォンやパソコンから医師の診察を受け、処方薬や健康関連商品を自宅で受け取れる消費者向けのオンライン医療プラットフォームです。もともとは男性向けの薄毛ケアやED(勃起不全)領域から始まり、その後、女性向けのスキンケアや性の健康、メンタルヘルス、皮膚科領域、そして体重管理へと事業を広げてきました。

サブスクリプション型のビジネスモデル

収益の柱は、月額などの定期課金で利用されるサブスクリプションです。診察から処方、配送までを一つのアプリやサイトで完結させるため、利用者にとっては通院の手間が少なく、企業側は継続利用による安定した売上を見込みやすくなります。会員数が増えるほど売上の土台が厚くなる点は、投資家がこの銘柄を見る際の大きなポイントです。

ポイント:単発の商品販売ではなく、継続課金の会員基盤で成長するモデルなので、「会員数」「一人あたり売上」「解約の少なさ」が業績を読む基本指標になります。

最新決算のハイライト(2026年第2四半期)

直近の第2四半期決算では、売上・会員数ともに力強い伸びが確認できました。主な数字を表にまとめます。

項目 内容
第2四半期の売上高 約7億5,300万ドル(前年同期比38%増)
サブスクリプション会員数 約290万人(前年同期比19%増)
米国内の売上成長率 前年同期比16%増(伸びが加速)
国際事業 前年同期の17倍超に拡大
2026年通期の売上見通し 31億〜33億ドル(引き上げ)
2026年通期の調整後EBITDA見通し 2億7,500万〜3億2,500万ドル
第3四半期の売上見通し 8億8,000万〜9億ドル

第1四半期からの流れ

第1四半期の売上高は約6億800万ドルで、先行投資の影響もあり純損益は赤字(約9,200万ドルの純損失)でした。それでも通期の売上見通しは引き上げられ、続く第2四半期には約7億5,300万ドルまで売上が拡大しています。四半期ごとの売上規模が着実に積み上がっていることが確認できます。

読み解きのヒント:第3四半期の売上見通し(8億8,000万〜9億ドル)は第2四半期の水準をさらに上回る設定です。次回決算で実績がこのレンジに収まるかが、市場の注目点になります。

hims 株の注目ポイント5つ

ポイント1:大手製薬会社との提携でブランド薬を取り扱い

2026年3月、ヒムズ&ハーズは大手製薬会社のノボ ノルディスクと提携し、ブランド品の肥満症・糖尿病治療薬(ウゴービ、オゼンピック)を自社プラットフォームで提供する合意を発表しました。自費での提供価格は月額149ドルからとされています。従来は両社の間で係争もありましたが、この合意を機に関係が大きく前進した形です。

ブランド薬を正規の流通経路で扱えるようになることは、提供できる治療の信頼性を高め、事業の持続性を強める動きとして評価されています。一方で、アナリストの間では、従来の調剤型の製品からブランド薬へ移ることで利益率の構成が変わるとの見方もあり、今後は売上の伸びと利益率のバランスが注目されます。

ここが投資の視点:体重管理市場は需要が大きい分野です。売上規模の拡大と利益率の推移を、決算ごとに並べて確認するのがおすすめです。

ポイント2:海外企業の買収で国際展開を加速

2026年2月に発表された、オーストラリア発のデジタルヘルス企業ユーカリプタス(Eucalyptus)の買収は、2026年6月2日に完了しました。取引規模は最大で11億5,000万ドルとされ、完了時に約2億4,000万ドルが現金で支払われる条件でした。ユーカリプタスはオーストラリア、英国、ドイツで事業を展開し、日本やカナダでも新たな事業を立ち上げている企業です。

この買収の効果は、第2四半期の国際事業の急拡大(前年同期の17倍超)にすでに表れています。米国中心だった収益構造に、海外という第二の成長エンジンが加わったことになります。オーストラリアでは、男性向けにブランド品の体重管理薬などの提供を始めたことも伝えられており、地域ごとにサービスを広げていく戦略がうかがえます。

日本の読者にとっての関心事:買収先が日本での事業立ち上げにも取り組んでいるため、将来的に身近なサービスとして話題になる可能性もあります。

ポイント3:米国内の成長も加速している

海外展開が目立つ一方で、米国内の売上成長率が前年同期比16%増と加速した点も見逃せません。国内の基盤が堅調であることは、海外事業への投資を続ける余力にもつながります。会員数も約290万人と、前年から約19%増えています。

  • 会員数の増加は、継続課金による売上の安定につながる
  • 領域の拡大(薄毛、皮膚科、性の健康、メンタルヘルス、体重管理)で、一人あたりの利用範囲が広がる
  • ひとつのアプリで複数の悩みに対応できるため、乗り換えにくさが生まれやすい

ポイント4:通期見通しの引き上げと利益面の見方

通期の売上見通しは31億〜33億ドルに引き上げられ、調整後EBITDAは2億7,500万〜3億2,500万ドルの範囲とされました。売上の伸びに加えて、利益指標が黒字圏で見通されている点は、成長企業として重要なポイントです。

調整後EBITDAは、一部の費用を除いた事業の収益力を測る指標です。一方、会計上の純損益は買収関連費用や株式報酬などの影響を受けやすいため、両方の指標を併せて確認すると実態がつかみやすくなります。

チェック項目:次回以降の決算では「売上高の伸び」「調整後EBITDA」「営業キャッシュフロー」の3点をセットで見ると、成長と収益性の両面を把握できます。

ポイント5:株価の水準とアナリストの見方

9月21日には株価が前日比で約4.9%上昇し、29ドル台半ばで推移しました。直近52週間の値幅は約13.74〜65.30ドルで、期間中の安値と高値には5倍近い開きがあります。これだけ値幅が大きいのは、市場の期待が決算や規制、提携の話題に敏感に反応してきたことの表れです。

アナリストの評価は分かれています。JPモルガンのアナリストは「ホールド」で目標株価を32ドルとして調査を開始しました。一方で、別の大手金融機関は体重管理領域の利益構成の変化を踏まえて目標株価を21ドルに設定した例もあり、見方の幅が広いことがわかります。評価の分かれ目は、ブランド薬への移行と国際展開が、どの程度の速さで利益に結びつくかという点にあります。

視点 注目される内容
成長性 売上38%増、会員数19%増、国際事業の急拡大
収益性 調整後EBITDAの黒字見通し、ブランド薬移行後の利益率
株価の水準 29ドル台、52週レンジは約13.7〜65.3ドル
アナリスト 目標株価は21〜32ドルなど幅があり、評価は分散

日本から hims 株を買うときの基本

ヒムズ&ハーズ株は米国市場に上場しているため、日本の個人投資家は証券会社の外国株取引口座を通じて購入できます。1株あたりの価格が30ドル前後と、いわゆる高額な米国株に比べて手を出しやすい水準にある点も、少額から始めたい方には検討しやすい材料です。

購入前に確認しておきたいこと

  • 為替の影響:株価がドル建てのため、円換算の損益は為替レートにも左右されます
  • 取引手数料と為替手数料:証券会社によって条件が異なるため、事前に比較しておくと安心です
  • NISA成長投資枠の活用:対象となる外国株は、NISA口座で購入すれば売却益や配当への税負担を抑えられます
  • 配当について:ヒムズ&ハーズは成長投資を優先する企業で、配当を目的とする銘柄ではありません

ポイント:値動きが大きい銘柄なので、一度にまとめて買うのではなく、購入時期を分ける分割購入で価格変動の影響をならす方法も選択肢になります。

ポートフォリオにどう組み込むか

成長性の高い個別株は、資産全体の中での割合を決めておくことが大切です。たとえば、インデックスファンドなどの分散投資を中心にしながら、成長期待の高い銘柄を一部に組み合わせるといった考え方があります。

決算カレンダーを味方にする

ヒムズ&ハーズは四半期ごとに決算を発表し、決算のたびに株価が大きく動く傾向があります。次のような流れで確認しておくと、判断の軸がぶれにくくなります。

  1. 決算発表前に、市場が想定している売上・利益のレンジを確認する
  2. 発表後は、売上高、会員数、通期見通しの修正の3点を確認する
  3. 国際事業や体重管理領域など、成長を支える柱の進捗を追う
  4. 株価の反応だけでなく、事業の中身が計画どおりかを見直す

ポイント:短期の値動きに一喜一憂するより、会員数と売上の推移という「事業の実力」を定点観測するほうが、長く付き合いやすい銘柄になります。

今後の材料として注目したいテーマ

国際展開の広がり

ユーカリプタスの事業基盤を活かし、オーストラリア、英国、ドイツに加えて日本やカナダなどへの展開が進めば、売上の地理的な分散が進みます。国際事業がすでに前年の17倍超に伸びていることから、今後の拡大余地は大きいと見る向きがあります。

提供する治療領域の拡大

体重管理に加えて、ホルモン関連や皮膚科、メンタルヘルスなど提供領域が広がるほど、利用者一人あたりの売上が伸びやすくなります。新しい領域をどの順番で、どの規模で立ち上げるかが、中長期の成長を左右します。

規制や制度の動きを確認する

医療や医薬品を扱う事業は、各国の制度や規制の動きに影響を受けます。ブランド薬の提供価格や、処方に関するルールの変更は、事業の収益構造に関わる材料です。ニュースや決算資料で制度面の動向を定期的にチェックしておくと、リスクを織り込みやすくなります。

知っておきたい点:成長期待が高い銘柄は、期待が変化したときに株価が大きく動きます。値幅の大きさを前提に、無理のない金額で検討しましょう。

まとめ

ヒムズ&ハーズ・ヘルスは、第2四半期の売上が前年同期比38%増の約7億5,300万ドル、会員数が約290万人まで拡大し、通期の売上見通しも31億〜33億ドルへ引き上げられるなど、成長の勢いが数字に表れている銘柄です。大手製薬会社との提携、海外企業の買収による国際展開、米国内の成長加速と、複数の材料が重なっています。

hims 株の最新業績と注目ポイント5つ|ヒムズ&ハーズの成長を整理

注目ポイントは、①ブランド薬の取り扱い、②国際展開、③米国内の成長、④通期見通しと利益面、⑤株価水準とアナリストの見方の5つです。株価は29ドル台で、直近1年の値幅が大きいため、決算ごとに売上・会員数・見通しの3点を確認しながら、分割購入などで無理なく向き合うことが大切です。日本からは外国株口座やNISAを活用して検討できるので、ご自身の投資方針や資産配分に照らして判断してみてください。

※本記事は一般的な情報提供を目的としており、金融アドバイスではありません。個別のケースについては専門家にご相談ください。

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