QUOカードは日常の買い物やキャッシュレス決済で幅広く使える金券として、株主優待の定番です。本記事では、100株から気軽に始められ、QUOカードがもらえる上場企業10社を厳選しました。優待内容の充実度や長期保有による増額条件、投資効率を踏まえた選定です。これからQUOカード目当てに株主優待の道を始める方も、既に保有中の方も、次の優待選びの参考にしてください。
選定基準
- 100株から投資可能:少額から始めやすく、初心者にもハードルが低い企業を重視
- QUOカードが必ずもらえる:金券として即座に活用でき、実感しやすい優待
- 長期保有で増額:1年以上の継続保有で優待が増える企業を優先
- 事業基盤の安定性:業績が堅調で継続性の高い企業
1. INPEX (1605)

資源開発業界の最大手として、国内外で原油・天然ガスの開発・生産を手掛けています。政府が黄金株を保有する国策企業としての信頼性が強み。オーストラリアでのLNG事業や、国内の資源確保による戦略的な重要性が高く、長期保有に向いた企業です。
株主優待の中身
- 100株以上:QUOカード1,000円相当(1年以上保有)
- 400株以上:QUOカード1,000円(1年)→ 2,000円(2年)→ 3,000円(3年以上保有)
- 800株以上:QUOカード2,000円(1年)→ 5,000円(2年)→ 8,000円(3年以上保有)
- 施設見学会抽選(直江津LNG基地など)およびオリジナル記念品
こんな人におすすめ
長期的な資産構築を考える投資家向け。3年保有で大幅な優待増額が得られるため、保有期間が長いほどお得になります。資源企業の成長性にも注目する方に最適です。
| 最低投資額(目安) | ¥384,800(100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株→QUOカード1,000円、400株→最大3,000円、800株→最大8,000円 |
| 権利確定月 | 12月 |
| 長期保有特典 | あり(1年→2年→3年で段階的に増額) |
| 単元株数 | 100株 |
保有期間による優待増額幅が大きいため、保有継続が重要。3年以上保有すれば、100株でもQUOカード3,000円相当が期待できます。
2. サツドラホールディングス (3544)

北海道を地盤とするドラッグストア大手で、食品・日用品・医薬品の小売で高い認知度があります。QUOカードPayやオリジナルOFFカードなど、複数の優待形式から選べる柔軟性が特徴。最低投資額も比較的低く、初心者向けです。
株主優待の中身
- 100株以上:2点選択(500円分×2、またはQUOCardPay 500円相当など)
- 300株以上:2点選択(1,500円分×2など、選択肢が充実)
- 900株以上:2点選択(3,000円分×2)
- 4,500株以上:2点選択(10,000円分×2)
こんな人におすすめ
優待の内容を自分で選びたい投資家向け。オリジナルOFFカードでドラッグストア購入時の割引も利用でき、日常生活での実用性が高い企業です。
| 最低投資額(目安) | ¥89,600(100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株→500円分×2、300株→1,500円分×2、900株→3,000円分×2 |
| 権利確定月 | 5月 |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
QUOCardPayやEZOポイント、オリジナルカードなど、優待形式の選択肢が豊富。自分のライフスタイルに合わせて最適な形式を選べます。
3. 日本毛織 (3201)

羊毛紡織の名門で、学生制服や紳士服などで業界を代表する企業。1年保有でQUOカードをもらえる仕組みが明確で、長期保有による優待増額も魅力的。不動産賃貸や産業機材事業も多角化の強みです。
株主優待の中身
- 100株以上:QUOカード1,000円相当(1年以上保有)
- 1,000株以上:割引券3,000円相当(1年以上保有)
- 3,000株以上:割引券5,000円相当(1年以上保有)
- 5,000株以上:割引券7,000円相当、10,000株以上で15,000円相当
こんな人におすすめ
1年の継続保有を条件に、安定したQUOカード優待を求める投資家向け。複数の優待形式があり、保有株数に応じた段階的な増額が期待できます。
| 最低投資額(目安) | ¥181,600(100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株→QUOカード1,000円、1,000株→割引券3,000円、3,000株→5,000円 |
| 権利確定月 | 5月 |
| 長期保有特典 | あり(1年以上保有で付与) |
| 単元株数 | 100株 |
保有継続の判定が明確で、5月末と11月末の2回チェック。長期保有の実績を積みやすい企業です。
4. ヤクルト本社 (2267)

乳酸菌飲料の最大手として、国内外での販売員ネットワークと医薬品事業で知られています。年2回(3月・9月)の優待で、継続的な恩恵が得られるのが大きな特徴。5年保有でQUOカード追加という長期保有戦略も明確です。
株主優待の中身
- 100株以上:乳製品・飲料・乾麺など(3年未満保有)
- 3年以上保有で化粧品も追加、5年以上保有でQUOカード付与
- 500株以上・1,000株以上で、優待内容・相当額が段階的に充実
- 東京ヤクルトスワローズファンクラブ入会権(9月権利確定月のみ)
こんな人におすすめ
ヤクルト製品のファンで、年複数回の優待を活用したい投資家向け。長期保有で優待が充実し、5年保有時のQUOカード付与は大きなメリット。
| 最低投資額(目安) | ¥290,600(100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株→乳製品ほか、5年以上保有でQUOカード追加 |
| 権利確定月 | 3月、9月(年2回) |
| 長期保有特典 | あり(3年以上で化粧品追加、5年以上でQUOカード) |
| 単元株数 | 100株 |
年2回の優待が大きな利点。定期的に優待品を受け取ることで、投資継続の実感が湧きやすい企業です。
5. 富士山マガジンサービス (3138)

雑誌の定期購読仲介サイト運営で知られ、デジタルギフト優待の充実度が業界屈指。500株以上で25,000〜35,000円相当のデジタルギフトが選べ、QUOCardPayも対象。教育事業(翔進予備校)とのシナジーも考慮した多角化です。
株主優待の中身
- 100株以上:定期購読10%割引券または2,000円割引
- 500株以上:25,000円相当デジタルギフト(半年未満保有)
- 500株以上:35,000円相当デジタルギフト(半年以上保有)
- 選択肢にAmazonギフト、QUOCardPay、PayPayマネーライトなど豊富
こんな人におすすめ
デジタルギフトの選択肢を最大限活用したい投資家向け。500株での大幅な優待額が魅力で、自分の好みに合わせた柔軟な使途が可能です。
| 最低投資額(目安) | ¥114,400(100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株→10%割引券、500株→デジタルギフト25,000〜35,000円相当 |
| 権利確定月 | 12月 |
| 長期保有特典 | あり(半年以上保有で500株の優待が増額) |
| 単元株数 | 100株 |
デジタルギフト対象先が20種類以上で、自分のニーズに完全フィット。QUOCardPayの他、仮想通貨やポイント系まで多様に対応しています。
6. フジ日本 (2114)

精糖業界の中堅企業で、双日系列として業務用糖類が主力。100株から始められる最低投資額の安さが業界屈指。機能性食品素材「イヌリン」の開発も進行中で、将来成長性も期待できます。
株主優待の中身
- 100株以上:QUOカード500円相当
- 200株以上:自社製品1,000円相当
- 400株以上:自社製品2,000円相当
- 600株以上:自社製品3,000円相当
- 1,000株以上:自社製品5,000円相当、2,000株以上で10,000円相当
こんな人におすすめ
とにかく低額で株主優待を始めたい投資家向け。100株の投資額が最小で、段階的に増額が見込め、初心者に最適です。
| 最低投資額(目安) | ¥61,200(100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株→QUOカード500円、200株→自社製品1,000円、400株→2,000円 |
| 権利確定月 | 9月 |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
投資額が約6万円と非常にお手頃。複数企業の優待を組み合わせたい方にも、最初のポートフォリオ構築に最適です。
7. AndDoホールディングス (3457)

不動産売買仲介のFC運営と高齢者向けリースバック事業を展開。ポイント制優待でQUOカードへの交換が可能。WILLsCoinという共通優待コイン制度への参加も注目で、他社との連携による使途拡大が期待できます。
株主優待の中身
- 500株以上:3,000ポイント(初年度)、3,300ポイント(1年以上保有)
- 600株以上:4,000ポイント(初年度)、4,400ポイント(1年以上保有)
- ポイント分をQUOカード、食品、電化製品、ギフトなどと交換可能
- プレミアム優待倶楽部でWILLsCoin交換対応
こんな人におすすめ
ポイント制で柔軟に優待を選びたい投資家向け。1年以上保有で増額される仕組みが、長期保有のインセンティブとなります。
| 最低投資額(目安) | ¥522,000(500株〜) |
| 優待内容(要旨) | 500株→3,000ポイント、1年以上保有で3,300ポイント(QUOカード交換可) |
| 権利確定月 | 6月 |
| 長期保有特典 | あり(1年以上保有で300ポイント増額) |
| 単元株数 | 100株 |
WILLsCoin制度で共通優待コイン化され、他社優待との連携が期待。不動産関連ビジネスの成長性も注視できます。
8. クラウディアホールディングス (3607)

婚礼衣装メーカー大手で、衣装レンタルや式場運営も手掛ける業界リーダー。100株から手軽に投資でき、段階的にQUOカード額が増える。ハワイなど海外展開による成長戦略も視野に入れられます。
株主優待の中身
- 100株以上:QUOカード500円相当
- 300株以上:QUOカード1,000円相当
- 1,000株以上:QUOカード3,000円相当
- 婚礼衣装購入・レンタル割引権(別途、100株以上で付与)
こんな人におすすめ
シンプルで分かりやすいQUOカード優待を求める投資家向け。婚礼・冠婚葬祭サービスへの割引も活用できるユニークな優待構成。
| 最低投資額(目安) | ¥35,800(100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株→QUOカード500円、300株→1,000円、1,000株→3,000円 |
| 権利確定月 | 8月 |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
投資額が約3万6千円と業界最低レベル。婚礼関連割引との組み合わせで、ライフイベント時の活用も期待できます。
9. TOKAIホールディングス (3167)

東海地盤のLPG販売とCATV事業が主力で、水宅配やスマホサービスなど生活インフラサービスを多角展開。年2回の優待で、QUOカード他、複数選択肢から選べる自由度が特徴。地域密着の経営スタイルも安定性の証です。
株主優待の中身
- 100株以上:以下より1点選択(年2回の権利確定月で選択可能)
- 1. 自社グループアクア商品2,170円相当(年間4,340円相当)
- 2. QUOカード500円相当(年間1,000円相当)
- 3. 食事券1,000円相当(年間2,000円相当)
- 300株以上・5,000株以上で段階的に増額
こんな人におすすめ
年2回の優待選択で、生活スタイルに合わせた柔軟な活用を望む投資家向け。LIBMO割引など通信サービス割引も併用可能で、実用性が高い。
| 最低投資額(目安) | ¥111,400(100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株→QUOカード500円相当、300株→1,500円相当、5,000株→2,500円相当 |
| 権利確定月 | 3月、9月(年2回) |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
年2回の優待選択で、その時々のニーズに合わせた使い分けが可能。水宅配やLIBMO割引との組み合わせで生活コスト削減も実現できます。
10. バイタルケーエスケー・ホールディングス (3151)

医薬品卸業で東北・関西に強い経営基盤を持ち、バイタルネットとケーエスケーの統合で規模を拡大。3年保有でQUOカード優待が2倍になるため、長期保有メリットが明確です。介護・動物薬領域の多角展開も将来性を示唆しています。
株主優待の中身
- 100株以上:QUOカード500円相当(3年未満保有)
- 100株以上:QUOカード1,000円相当(3年以上保有)+優待品選択
- 優待品:べに花入りはと麦烏龍茶、明石の恵み(味付のり)、無塩温麺など
- 300株以上・1,000株以上・3,000株以上で段階的に増額
こんな人におすすめ
3年保有による優待増額を狙う中期投資家向け。医薬品卸業の安定性と、3年後の優待倍増が大きな魅力です。
| 最低投資額(目安) | ¥140,500(100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株→QUOカード500円(3年未満)、1,000円(3年以上保有)、300株→1,000〜2,000円 |
| 権利確定月 | 3月 |
| 長期保有特典 | あり(3年以上保有でQUOカード1,000円付与) |
| 単元株数 | 100株 |
3年保有でQUOカードが倍増(500円→1,000円)。医薬品卸のビジネスモデルが堅実で、長期保有に適しています。
株主優待の取得時の注意点
株主優待を受け取るには、権利確定月の最終営業日(権利付き最終日)までに株式を購入・保有する必要があります。各企業の権利確定月を事前に確認し、計画的に投資スケジュールを立てることが重要です。また、単元株数(最小購入数)の確認や、NISA口座での対応可否も事前にチェックしましょう。
本記事に記載された優待内容は、各企業の公開情報に基づいています。ただし企業情報は変更される可能性があるため、投資前に必ず各社の最新IR情報をご確認ください。特に優待内容の改廃、単元株数変更、権利確定月の変更などは、投資判断に大きく影響します。
まとめ
QUOカードがもらえる株主優待は、日常生活での使途が広く、投資効果を実感しやすい魅力があります。本記事で紹介した10社は、100株からの少額投資に対応し、長期保有による増額やシンプルな優待体系が特徴です。自分の投資額や保有期間に合わせて企業を選び、ポートフォリオを構築することをお勧めします。投資にはリスクが伴うため、投資の最終判断はご自身の責任で、十分な情報収集と検討の上、実行してください。














