弁当の株主優待を探している方は、セブンイレブンなどのコンビニチェーンから、本格的なお弁当専門店、そして食品スーパーまで、幅広い業界から優待を受け取ることができます。弁当に関連した企業の株を保有することで、食事券や割引券、あるいは直接商品を受け取る優待が得られます。本記事では、弁当との関連性が強く、長期保有による増額特典やお手頃な投資額が魅力的な10社を厳選しました。それぞれの企業の優待内容や投資のポイントをご紹介します。
選定基準
- 弁当・食事との関連性が強い:セブンイレブンなどコンビニ、弁当チェーン、食品スーパーなど、弁当購入に直結した企業を選定
- 少額から始められる:100株単位での購入可能で、10万円前後の投資額で優待が受け取れる銘柄を重視
- 長期保有で増額される:3年以上など継続保有で優待額が上乗せされる制度を持つ企業を配慮
- 実用性の高い優待内容:食事券、ポイント、割引券など日常で活用しやすい優待品を軸に
1. セブン&アイ・ホールディングス (3382)

セブンイレブン、ヨーカドー、そして百貨店を傘下に持つ流通大手です。特にセブンイレブンは全国に店舗を持つコンビニの代表格で、弁当をはじめ毎日の食事に欠かせない企業。スーパーや百貨店の利用者にとっても日常に密着しています。
株主優待の中身
- 100株以上:3年未満保有で2,000円相当、3年以上で2,500円相当
- 400株以上:3年未満で2,500円相当、3年以上で3,000円相当
- 700株以上:3年未満で3,000円相当、3年以上で3,500円相当
優待はセブンイレブンやヨーカドーで使える商品引換券。寄付選択も可能です。
こんな人におすすめ
セブンイレブンをよく利用する方、弁当や中食を頻繁に購入する方に最適。長期保有すれば3年目以降は500円の上乗せが得られ、少額投資でお得感を感じやすいです。
| 最低投資額(目安) | ¥190,100(100株) |
| 優待内容(要旨) | 100株→2,000~2,500円相当、700株→3,500円相当 |
| 権利確定月 | 2月 |
| 長期保有特典 | あり(3年以上で増額) |
| 単元株数 | 100株 |
権利確定月は2月末。年1回ですが、セブンイレブンでの日常使いで優待額の回収が容易な点が魅力です。
2. 柿安本店 (2294)

松阪牛を扱う精肉店老舗。精肉だけでなく、惣菜店やレストランも展開しており、百貨店を通じて高級総菜を販売しています。弁当的な中食から高級な食事まで、食の充実を実現できる企業です。
株主優待の中身
- 100株以上:利用券2枚(1,000円相当)。レストラン、惣菜店、和菓子店で使用可能
- 300株以上:利用券6枚(3,000円相当)
- 500株以上:利用券10枚(5,000円相当)
- 1,000株以上:松阪牛ギフト(10,000円相当)
長期保有(2年以上)で500円の追加がもらえます。
こんな人におすすめ
高級食材や惣菜、弁当を実用性重視で選びたい方、百貨店での買い物機会が多い方向け。松阪牛の名高さを背景に、少額投資で本格的な食事体験が得られます。
| 最低投資額(目安) | ¥259,700(100株) |
| 優待内容(要旨) | 100株→1,000円相当利用券、1,000株→10,000円松阪牛ギフト |
| 権利確定月 | 4月 |
| 長期保有特典 | あり(2年以上で増額) |
| 単元株数 | 100株 |
松阪牛ギフトは1,000株以上で選択可。贈答向け優待として、自分用だけでなく家族や友人への食事プレゼントも視野に入ります。
3. 神戸物産 (3038)

業務スーパーのFC展開で知られる卸売業。個人客向けの業務スーパーでは、冷凍弁当や惣菜、輸入食品を幅広く取り揃えており、お得な価格帯で食事の選択肢を広げられます。
株主優待の中身
- 100株以上:3年未満で1,000円相当、3年以上で3,000円相当(Gyomuca電子マネーまたは商品詰め合わせ)
- 1,000株以上:3年未満で10,000円相当、3年以上で15,000円相当
- 2,000株以上:3年未満で15,000円相当、3年以上で20,000円相当
Gyomucaは業務スーパーで利用できる電子マネー・ポイント一体型。
こんな人におすすめ
業務スーパーを定期的に利用する方、冷凍弁当や格安総菜を探している方に最適。3年以上保有で大幅に増額される制度により、長期投資家向けの魅力が高い企業です。
| 最低投資額(目安) | ¥275,050(100株) |
| 優待内容(要旨) | 100株→1,000~3,000円相当、2,000株→20,000円相当(3年以上) |
| 権利確定月 | 10月 |
| 長期保有特典 | あり(3年以上で大幅増額) |
| 単元株数 | 100株 |
Gyomucaは業務スーパー全店で使える電子マネー。弁当や食事の購入頻度が高いほど、優待の実用性が増します。
4. ライフコーポレーション (8194)

首都圏・近畿地方で展開する食品スーパーの大手企業。日々の食事に必要な弁当、総菜、生鮮食品を幅広く扱っており、生活密着度が高いです。三菱商事との関係も安定感を生み出しています。
株主優待の中身
- 100株以上:1年以上保有で2,000円相当、3年以上で3,000円相当
- 500株以上:1年以上で3,000円相当、3年以上で4,000円相当
- 1,000株以上:1年以上で5,000円相当、3年以上で6,000円相当
ライフ商品券、自社PB商品詰め合わせ、または寄付から選択可能。
こんな人におすすめ
首都圏・近畿にお住まいでライフコープをよく利用する方。1年目から優待がもらえ、スーパーでの食事購入をそのままポイント化できるため、実用性が高い投資先です。
| 最低投資額(目安) | ¥251,700(100株) |
| 優待内容(要旨) | 100株→2,000~3,000円相当、1,000株→6,000円相当(3年以上) |
| 権利確定月 | 2月 |
| 長期保有特典 | あり(1年以上で有り、3年以上で増額) |
| 単元株数 | 100株 |
1年保有から優待がもらえるのは大きな利点。毎年8月に配布されるため、夏場の弁当・総菜購入シーズンに活用できます。
5. ヤマナカ (8190)

愛知県を地盤とした地域密着型のスーパー企業。産直品や自社PB品に力を入れており、弁当や総菜のラインナップも豊富。最低投資額が10社の中で最も手頃な点が特徴です。
株主優待の中身
- 100株以上(1年未満):電子マネーカード1,000円引換券
- 100株以上(1年以上):電子マネーカード1,000円引換券またはお米1,000円相当から選択
- 200株以上(1年以上):電子マネーカード2,000円引換券またはお米1,000円相当
- 1,000株以上(1年以上):電子マネーカード6,000円引換券または商品3,000円相当から選択
こんな人におすすめ
愛知県・岐阜県近郊の方、少額で株主優待を始めたい初心者層向け。約5万円の投資で優待が得られ、1年保有で米やお金に変わる電子マネーが選べる柔軟性が魅力です。
| 最低投資額(目安) | ¥52,100(100株) |
| 優待内容(要旨) | 100株→1,000~1,500円相当、1,000株→6,000円相当(1年以上) |
| 権利確定月 | 3月、9月(年2回) |
| 長期保有特典 | あり(1年以上で増額、選択肢あり) |
| 単元株数 | 100株 |
年2回の権利確定月(3月・9月)があるため、年2度の優待チャンスがあります。少額投資で複数回の優待を受け取れるのは投資初心者に最適です。
6. DM三井製糖 (2109)

精糖業界の最大手。「スプーン印」の三井糖と「ばら印」の大日明治が統合した企業です。砂糖は食事の基本であり、自社グループ製品の詰め合わせが優待品となるため、食卓の彩りを実感できます。
株主優待の中身
- 100株以上:自社グループ製品1,000円相当または寄付
- 200株以上:自社グループ製品3,000円相当または寄付
精糖製品のほか、食品化学関連商品なども含まれます。
こんな人におすすめ
製菓や調理の際に砂糖や食品素材を活用する方、自社製品を試してみたい方向け。企業の事業内容と優待内容が結びつきやすく、「その企業を応援する」という株主投資の醍醐味が感じられます。
| 最低投資額(目安) | ¥325,000(100株) |
| 優待内容(要旨) | 100株→1,000円相当製品、200株→3,000円相当製品 |
| 権利確定月 | 3月 |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
食品化学分野への注力や、業界での信頼性を踏まえ、製品品質の安定性が期待でき、毎年の優待品に安心感が持てます。
7. ミニストップ (9946)

イオン系のコンビニチェーン。店内調理ファストフードが特徴で、弁当や中食を充実させています。セブンイレブンと並ぶコンビニ利用機会の多い方にとって、実用性の高い優待です。
株主優待の中身
- 100株以上:コーヒーSサイズ無料券年10枚
- 200株以上:イオンラウンジ利用カード(年2回分)
- 1,000株以上:コーヒーSサイズ無料券年40枚
権利確定月が2月と8月の年2回。年2度の優待を受け取れます。
こんな人におすすめ
ミニストップをよく利用する方、コーヒーを日常的に飲まれる方向け。100株の低額投資で年10杯分のコーヒーが無料になる直感的な分かりやすさが魅力です。
| 最低投資額(目安) | ¥187,000(100株) |
| 優待内容(要旨) | 100株→コーヒー年10杯無料、1,000株→年40杯無料 |
| 権利確定月 | 2月、8月(年2回) |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
コーヒーは店舗で毎回購入できるため、優待の消化が簡単。セブンやファミマと異なる独自の優待体系として、複数コンビニ利用者にも選択肢を広げます。
8. アクシアル リテイリング (8255)

新潟を地盤とした食品スーパー。地方スーパーの中でも優待内容の充実度が高く、選択肢の多さが特徴です。群馬のフレッセイを統合し、地域経済への根ざし具合も強い企業です。
株主優待の中身
- 100株以上:優待券5枚(500円相当)またはQUOカード300円から選択
- 500株以上:優待券25枚(2,500円相当)またはQUOカード1,500円から選択
- 1,000株以上:優待券40枚(4,000円相当)またはQUOカード2,000円から選択
- 2,000株以上:優待券50枚、QUOカード、お米5kg、商品詰め合わせから選択
長期保有(1年以上、3年以上)で追加枚数があります。
こんな人におすすめ
新潟・群馬地方の方、優待券の選択肢を多くしたい方。QUOカード、お米、商品詰め合わせなど、柔軟な選択肢があり、自分の生活スタイルに合わせやすい優待設計です。
| 最低投資額(目安) | ¥101,400(100株) |
| 優待内容(要旨) | 100株→500円相当券、2,000株→4,000円相当+QUOカード等(1年以上) |
| 権利確定月 | 3月、9月(年2回) |
| 長期保有特典 | あり(1年以上で追加枚数) |
| 単元株数 | 100株 |
年2回の権利確定月と選択肢の豊富さで、柔軟な優待運用が可能。地方スーパーの中でも上質な優待設計を実現しており、初心者から応用投資家まで満足できます。
9. ハークスレイ (7561)

持ち帰り弁当チェーン「ほっかほっか亭」を傘下に持つ企業。弁当専門で言えば、最も直接的にこの記事のテーマに該当します。店舗流通サービスや食品加工事業も展開しており、食の総合ソリューション企業です。
株主優待の中身
- 300株以上:楽天ポイント300ポイント(またはポイント相当品)
- 600株以上:楽天ポイント300ポイント
- 1,000株以上:楽天ポイント500ポイント
別途、現金相当の優待(500円~2,000円相当)も配布されます。
こんな人におすすめ
ほっかほっか亭をよく利用する方、楽天ポイントを積極的に活用される方向け。弁当業界への直接投資として、事業応援の感覚を強く持てる数少ない企業です。
| 最低投資額(目安) | ¥197,400(300株) |
| 優待内容(要旨) | 300株→500円相当+楽天ポイント300、1,000株→1,000円相当+ポイント500 |
| 権利確定月 | 3月 |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
300株の最小単位で購入できるため、ほっかほっか亭の弁当愛好家には実質的な入りやすさがあります。楽天ポイントは汎用性も高く、弁当購入以外にも活用可能です。
10. エー・ピーホールディングス (3175)

居酒屋チェーン「塚田農場」を展開。自社で地鶏を育成・販売しており、食の品質管理を一貫して行う点が特徴。オイシックスとの提携により、オンライン販売の拡大も視野に入れています。
株主優待の中身
- 100株以上:電子チケット3,000円相当またはギフト商品3,000円相当から選択
- 200株以上:電子チケット7,000円相当または選べるギフト商品7,000円相当
- 300株以上:電子チケット10,000円相当または選べるギフト商品10,000円相当
電子チケットはグループの国内飲食店舗やライセンス加盟店で使用可能。年2回の権利確定月(3月・9月)があります。
こんな人におすすめ
塚田農場や関連飲食店をよく利用される方。少額投資で食事体験そのものが得られるため、「投資」というより「応援購入」に近い感覚で株を保有できます。
| 最低投資額(目安) | ¥93,100(100株) |
| 優待内容(要旨) | 100株→3,000円電子チケット、300株→10,000円相当(選択制) |
| 権利確定月 | 3月、9月(年2回) |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
地鶏の自社育成という強みを活かし、品質管理から販売まで一貫体制が整っています。飲食店での使用以外にも、ギフト商品での選択肢があり、柔軟に優待を活用できます。
株主優待の取得時の注意点
株主優待内容は企業の経営判断により変更・廃止される可能性があります。投資を検討される際には、投資前に必ず各企業の最新IR情報(投資家向け情報ページ)をご確認ください。ここに掲載する内容は執筆時点での情報であり、今後変更される可能性があります。
株主優待を受け取るには、権利確定月の最終営業日(権利付き最終日)までに株を購入・保有する必要があります。この日付を過ぎると、その回の優待を受け取る権利が失われます。権利確定月を見落とさないよう、投資後のスケジュール管理が重要です。
また、NISA(少額投資非課税制度)を利用する場合、一般NISAや成長投資枠では優待目的の株購入は相性が良く、配当の非課税メリットと組み合わせることができます。ただし、つみたてNISAでは個別株の購入ができないため注意が必要です。
さらに、単元株数(通常100株)に満たない「単元未満株」での購入では、優待を受け取れない企業がほとんどです。投資額に余裕を持たせ、必ず単元株数以上での購入を心がけてください。
まとめ
弁当関連の株主優待は、セブンイレブンやミニストップなどのコンビニから、専門店のほっかほっか亭、そして食品スーパーの広がりまで、食卓を豊かにする企業が揃っています。最低投資額5万円台から始められる銘柄も多く、優待の実用性が高いことが何より魅力です。長期保有により優待額が増える制度を持つ企業も多いため、中期的な視点での保有も検討の余地があります。
ただし、株価変動や企業業績の変化により、投資パフォーマンスは大きく異なります。本記事の情報は参考情報に過ぎず、投資の最終判断はご自身の責任で行ってください。各企業のIR情報を確認し、リスク・リターンを十分に検討してから投資に踏み切ることをお勧めします。













