中華料理チェーン関連の株主優待を探している投資家向けに、人気のチェーン店から少額で投資できる銘柄まで、10社を厳選しました。各企業の優待内容は、割引券から食事券、商品まで多種多様です。権利確定月は企業ごとに異なり、うまく組み合わせれば年間を通じて優待を受け取ることができます。本記事では、各社の優待内容と投資の目安をご紹介します。
選定基準
- 中華料理チェーンの実績と認知度にこだわり、全国に店舗を持つ知名度の高い企業のみを選定
- 少額から始められる投資額で、初心者も始めやすい銘柄を重視
- 年複数回の優待で安定した恩恵を受け取れる制度設計
- 長期保有で優待が増額される銘柄も含め、保有期間のメリットを用意
1. 王将フードサービス (9936)

関西地盤から全国へ展開する「餃子の王将」は、中華チェーン店の代表格です。のれん分けによるフランチャイズ店も多く、全国での知名度が高いのが特徴。餃子専門の職人技で、安定した評価を得ています。
株主優待の中身
年最大70枚(35,000円相当)の優待がもらえます。以下の株数に応じて、毎年3月と9月の2回に分けて配布されます。
- 100株以上:4枚×2回=年8枚(4,000円相当)
- 300株以上:6枚×2回=年12枚(6,000円相当)
- 500株以上:8枚×2回=年16枚(8,000円相当)
- 1,000株以上:13枚×2回=年26枚(13,000円相当)
- 2,000株以上:25枚×2回=年50枚(25,000円相当)
- 4,000株以上:35枚×2回=年70枚(35,000円相当)
さらに優待カード(5%割引)が全株主に配付されるため、割引との併用で効率的です。自社オリジナル商品や冷凍餃子との交換も選択できます。
こんな人におすすめ
餃子の王将をよく利用する人、年複数回の優待を安定して受け取りたい人、中華チェーン投資の入門銘柄を探している初心者向けです。
| 最低投資額(目安) | ¥284,300(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→年8枚(4,000円)、500株→年16枚(8,000円)、1,000株→年26枚(13,000円)、4,000株→年70枚(35,000円) |
| 権利確定月 | 3月、9月 |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
年2回配布で、年間を通じて優待が受け取れるため、食事代の節約に効果的です。割引カード併用で、さらに節約できます。
2. イートアンドホールディングス (2882)

「大阪王将」を主力ブランドとして展開する外食企業です。冷凍食品製造・販売も行い、外食事業だけでなく家庭内の中華需要にも対応しています。多様な優待品から選べるのが特徴で、投資家のニーズに合わせた選択肢が豊富です。
株主優待の中身
2月と8月に年2回、以下の株数に応じた優待品が配布されます。優待品の選択肢が広く、食事券・冷凍食品セット・通販クーポン・寄付から選べます。
- 100株以上:3,000円相当(食事券、冷凍食品セット、クーポン券から選択)
- 500株以上:9,000円相当
- 1,000株以上:18,000円相当(大阪王将公式通販クーポン利用可能)
8月の優待は「大阪王将公式通販クーポン券」として、家庭での利用も可能です。冷凍食品を自宅で楽しみたい投資家には最適です。
こんな人におすすめ
大阪王将の食事と冷凍食品の両方を利用したい人、自宅で手軽に中華を楽しみたい人、優待品の選択肢が多い銘柄を好む人向けです。
| 最低投資額(目安) | ¥198,100(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→3,000円相当、500株→9,000円相当、1,000株→18,000円相当 |
| 権利確定月 | 2月、8月 |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
冷凍食品とレストラン優待の両方が受け取れるため、外出と自宅での中華享受が可能です。贈り物の選択肢も豊富で、柔軟な活用ができます。
3. NATTY SWANKYホールディングス (7674)

「肉汁餃子のダンダダン」を主力ブランドとする企業です。居酒屋スタイルの中華チェーンで、学生から社会人まで幅広い客層に人気があります。フランチャイズ展開で全国拡大中です。
株主優待の中身
100株で年20枚(10,000円相当)の食事券がもらえます。権利確定月は1月と7月の2回です。
- 100株以上:10枚×2回=年20枚(10,000円相当)
全国の肉汁餃子のダンダダンで利用でき、テイクアウトにも対応しているため、利用シーンが広がります。スマートフォンでの利用が前提です。
こんな人におすすめ
ダンダダンの餃子と居酒屋メニューをよく利用する人、テイクアウト需要が高い人、若い世代の投資家向けです。少額投資でも年20枚の利用機会があります。
| 最低投資額(目安) | ¥256,000(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→年20枚(10,000円相当)、テイクアウト対応 |
| 権利確定月 | 1月、7月 |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
テイクアウト対応で、居酒屋だけでなく自宅でのお酒と餃子の組み合わせが楽しめます。年20枚は使い切りやすい枚数です。
4. 魁力屋 (5891)

京都発祥の「背脂しょうゆラーメン」専門店です。関西から全国へ展開し、こってり系ラーメン好きの間で評価が高い銘柄です。シンプルながら本格的なラーメンが特徴で、リピーターが多いのが強みです。
株主優待の中身
半年ごと(6月と12月)に優待が配布されます。
- 100株以上:1,000円相当×2回=年2,000円相当
優待額は控えめですが、最低投資額が約14万円と非常に少額で始められるのが魅力です。本格的なラーメンを定期的に楽しみたい投資家向けです。
こんな人におすすめ
背脂ラーメンの濃厚な味わいが好きな人、少額投資で中華チェーン株を始めたい人、シンプルながら質の高い外食優待を求める人向けです。
| 最低投資額(目安) | ¥141,700(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→年2,000円相当 |
| 権利確定月 | 6月、12月 |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
少額投資の代表銘柄で、中華チェーン株投資の入門に最適です。背脂ラーメンの独特の味わいで、ファンが多いのも魅力です。
5. ハイデイ日高 (7611)

首都圏を中心に「中華食堂日高屋」を展開する企業です。「ちょい飲み」低価格戦略で知られ、サラリーマンから学生まで幅広い層に利用されています。リーズナブルな価格帯が特徴です。
株主優待の中身
2月と8月に年2回配布されます。優待券またはお米券から選択でき、ライフスタイルに合わせた選択が可能です。
- 100株以上:優待券1,000円相当(年2,000円)またはお米券1枚(年2枚)
- 500株以上:優待券5,000円相当(年10,000円)またはお米券3枚(年6枚)
- 1,000株以上:優待券10,000円相当(年20,000円)またはお米券5枚(年10枚)
3年以上保有で追加優待が受け取れるため、長期保有を検討する投資家に向いています。
こんな人におすすめ
日高屋の低価格ラーメンをよく利用する人、お米と食事券の両方から選びたい人、3年以上の長期保有を計画している投資家向けです。
| 最低投資額(目安) | ¥277,000(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→優待券1,000円相当(年2,000円)またはお米券1枚(年2枚)、1,000株→優待券10,000円相当(年20,000円)またはお米券5枚(年10枚) |
| 権利確定月 | 2月、8月 |
| 長期保有特典 | あり(3年以上保有で追加優待) |
| 単元株数 | 100株 |
食事券とお米から選べるため、自分の生活スタイルに合わせた優待活用ができます。長期保有で優待が増えるため、保有を続けるモチベーションが高まります。
6. グルメ杵屋 (9850)

うどん「杵屋」を主力に、蕎麦など複数業態を展開する外食大手です。冷凍食品や機内食製造も手がけており、幅広い事業展開が特徴です。3年保有で優待が倍増する制度も魅力的です。
株主優待の中身
3月と9月に年2回配布されます。グルメ杵屋グループ、元気寿司、JBイレブンでの共通利用が可能です。
- 100株以上:2枚×2回=年4枚(1枚500円相当)
- 1,000株以上(3年未満保有):20枚×2回=年40枚(20,000円相当)
- 2,000株以上(3年未満保有):20枚×2回=年40枚;(3年以上保有)40枚×2回=年80枚
優待券は「半生うどん・そば・おせち料理」と交換もでき、水間鉄道乗車証との交換オプションも利用可能です。複合的な利用価値があります。
こんな人におすすめ
杵屋うどんと蕎麦をよく食べる人、グルメ杵屋グループの複数店舗を利用する人、3年以上の長期保有で優待を大きく増やしたい人向けです。
| 最低投資額(目安) | ¥97,300(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→年4枚(2,000円相当)、1,000株→年40枚(20,000円相当)、2,000株3年以上→年80枚(40,000円相当) |
| 権利確定月 | 3月、9月 |
| 長期保有特典 | あり(3年以上保有で優待倍増) |
| 単元株数 | 100株 |
3年保有で優待が大幅に増額され、年最大80枚の優待が受け取れます。複数グループ店舗での利用が可能なため、使い勝手が良いです。
7. 浜木綿 (7682)

東海地方を地盤とする「浜木綿」は、中国料理専門店の高級路線です。「四季亭」「桃李蹊」など複数ブランドを展開し、上質な中華体験を提供しています。宴会や特別な時間に利用されることが多いのが特徴です。
株主優待の中身
7月に年1回配布されます。保有期間に応じて優待額が異なり、1年以上保有すると増額される制度があります。
- 100株以上(1年未満保有):4,000円相当;(1年以上保有)5,000円相当
- 200株以上(1年未満保有):8,000円相当;(1年以上保有)10,000円相当
- 300株以上(1年未満保有):12,000円相当;(1年以上保有)15,000円相当
- 500株以上(1年未満保有):20,000円相当;(1年以上保有)25,000円相当
- 1,000株以上(1年未満保有):40,000円相当;(1年以上保有)50,000円相当
1年以上保有で約25%の優待増額が見込める設計になっています。
こんな人におすすめ
上質な中華料理を楽しみたい人、特別な食事シーンを重視する人、高級志向の投資家向けです。長期保有で優待が増える仕組みも魅力的です。
| 最低投資額(目安) | ¥407,000(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株1年未満→4,000円相当、1年以上→5,000円相当;1,000株1年未満→40,000円相当、1年以上→50,000円相当 |
| 権利確定月 | 7月 |
| 長期保有特典 | あり(1年以上保有で増額) |
| 単元株数 | 100株 |
最低投資額が高めですが、高級中華の上質な体験が得られます。1年保有で優待が増える仕組みで、長期保有の動機付けが高まります。
8. JBイレブン (3066)

東海地方を地盤とする「JBイレブン」は、最低投資額が約6万円と極めて少額で始められる銘柄です。ショッピングセンター内でラーメンの「一刻魁堂」など複数業態を展開しており、アクセスしやすいのが特徴です。
株主優待の中身
3月と9月に年2回、食事券(グルメ杵屋など複合グループで利用)と50%割引券が配布されます。
- 100株以上(食事券):1枚×2回=年2枚(500円相当)
- 500株以上(食事券):6枚×2回=年12枚(3,000円相当)
- 1,000株以上(2年未満保有):10枚×2回=年20枚;(2年以上保有)15枚×2回=年30枚
- 100株以上(割引券):50%割引券1枚(年2回配布、上限5,000円)
食事券と割引券の併用で、複層的な割引が可能です。
こんな人におすすめ
少額投資で中華チェーン株を始めたい人、ショッピングセンターでの食事が多い人、割引券を活用して大きく節約したい人向けです。
| 最低投資額(目安) | ¥61,500(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→年2枚(500円相当)+割引券、1,000株→年20-30枚(5,000-7,500円相当)+割引券 |
| 権利確定月 | 3月、9月 |
| 長期保有特典 | あり(2年以上保有で増額) |
| 単元株数 | 100株 |
最低投資額が最安レベルで、食事券と割引券の併用で大きな割引効果が得られます。ショッピングセンター内での利用が多い人に最適です。
9. 東天紅 (8181)

中華レストラン大手の「東天紅」は、全国展開する大型中華レストランの代表企業です。宴会依存度が高く、披露宴事業も手がけており、特別な食事シーンに利用されることが多いのが特徴です。
株主優待の中身
2月と8月に年2回、20%割引券が配布されます。株数に応じた配布枚数が異なります。
- 50株以上:2枚×2回=年4枚(20%割引券)
- 100株以上:4枚×2回=年8枚
- 500株以上:6枚×2回=年12枚
- 1,000株以上:8枚×2回=年16枚
- 5,000株以上:10枚×2回=年20枚
50株から投資でき、20%割引で食事代が節約できます。宴会利用で大幅な割引メリットが期待できます。
こんな人におすすめ
東天紅で宴会や特別な食事をよく利用する人、20%割引を活用して食事代を削減したい人、少額から中華チェーン株投資を始めたい人向けです。
| 最低投資額(目安) | ¥100,000(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→年8枚(20%割引券)、500株→年12枚、1,000株→年16枚 |
| 権利確定月 | 2月、8月 |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
20%割引券は、高額な宴会利用で大きな割引効果が期待できます。特別な食事シーンを重視する投資家に向いています。
10. ハチバン (9950)

北陸発祥の「8番らーめん」は、フランチャイズを主体に北陸から全国、さらにタイなど海外にも展開している企業です。地域密着の親しみやすいラーメンが特徴で、長年のファンが多いのが強みです。
株主優待の中身
3月と9月に年2回配布されます。長期保有による追加優待制度が充実しているのが特徴です。
- 100株以上:5枚×2回=年5,000円相当
- 200株以上:10枚×2回=年10,000円相当
- 400株以上:20枚×2回=年20,000円相当
- 400株以上(5年以上保有):追加2枚×2回=年1,000円相当加算
5年保有で追加優待が付き、年最大21,000円相当となります。自社指定商品との交換も可能です。
こんな人におすすめ
8番らーめんの濃厚な味わいが好きな人、北陸の企業を応援したい人、5年以上の長期保有で優待を増やしたい人向けです。
| 最低投資額(目安) | ¥341,000(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→年5,000円相当、400株→年20,000円相当、400株5年以上保有→年21,000円相当 |
| 権利確定月 | 3月、9月 |
| 長期保有特典 | あり(5年以上保有で追加優待) |
| 単元株数 | 100株 |
5年保有で優待が加算される珍しい制度があり、長期保有の動機が高まります。北陸の老舗企業として、地域愛も感じられます。
株主優待の取得時の注意点
株主優待を受け取るためには、権利確定日(通常、月末)までに株式を保有していることが重要です。権利付き最終日(権利確定日の3営業日前)までに購入を完了する必要があります。売買タイミングを誤ると、優待を受け取れません。
NISA口座での購入も検討しましょう。NISAなら配当金が非課税になり、優待との組み合わせでさらにメリットが高まります。ただし、株主優待は非課税対象外のため、注意が必要です。
単元割れに注意することも大切です。100株未満の購入では、優待が受け取れない企業が多いため、必ず確認してから購入してください。
優待内容は変更・廃止される可能性があるため、投資前に必ず各社の最新IR情報をご確認ください。
まとめ
中華料理チェーン関連の株主優待は、多様な選択肢から自分のニーズに合わせた銘柄を選べるのが魅力です。最低投資額が約6万円のJBイレブンから高級志向の浜木綿まで、幅広い投資プランに対応しています。年複数回の優待で安定した食事代削減が期待でき、長期保有で優待が増える制度も充実しています。
ただし、投資の最終判断はご自身の責任でお願いします。各社の最新IR情報を確認した上で、自分の投資目標や生活スタイルに合わせた銘柄選びを心がけましょう。













