パンやベーカリーが好きな方にとって、株主優待は「好きなものをお得に楽しむ」素晴らしい手段です。この記事では、ベーカリーレストランや外食チェーン、小売業など、パン購入やグルメ体験に直結する株主優待を展開する企業10社を厳選しました。100株から投資できる銘柄から、長期保有で優待が充実する企業まで、あなたのライフスタイルに合った株主優待を見つけるお手伝いができます。
選定基準
- ベーカリー・飲食事業との関連性が強い — パン購入やグルメ体験に直結する割引・優待を提供する企業
- 少額からはじめられる — 100株から投資可能で、気軽に始められる銘柄を厳選
- 実用性が高い — 割引券や割引で継続的に利用できる、日常に役立つ優待内容
- 長期保有で増額される — 3年以上の継続保有で優待内容が充実する企業を重視
1. サンマルクホールディングス (3395)

「サンマルクカフェ」や「ベーカリーレストラン・サンマルク」をはじめ、全国に多彩なグルメ店舗を展開する外食大手です。中でもベーカリー関連ブランドは同社の象徴。不採算店の整理を進める一方で、採算性の高い新業態への出店を加速しており、今後の成長が期待できます。
株主優待の中身
100株以上の保有で、同社グループの飲食店全般で利用できる割引クーポンを獲得できます。
- 100株以上:20%割引 — ベーカリーレストラン・サンマルク、サンマルクカフェ、バケット、ブレッドガーデン、パントリエなど全30施設で有効
- 対象外:すし処函館市場(10%割引)
- 有効期間:7月1日~翌年6月30日(何度でも繰り返し利用可)
こんな人におすすめ
サンマルクカフェやベーカリー店を月1回以上利用する方、毎日のパン購入でお得感を重視する方に特におすすめです。20%割引は実用性が高く、継続利用で確実に元が取れます。
| 最低投資額(目安) | ¥263,000(100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株→20%割引 |
| 権利確定月 | 3月 |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
同社のベーカリーレストランは朝食やランチの定番。日々の利用で割引を積み重ねることが、株主優待の最大の活用法です。
2. パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス (7532)

「ドン・キホーテ」や「MEGAドン・キホーテ」の総合ディスカウント店舗、そして「アピタ」「ピアゴ」などの総合スーパーを全国で展開する小売大手です。アジア圏への出店も積極的で、グローバルな成長戦略を推進しています。
株主優待の中身
電子マネー「majica」で利用できるポイントを年2回贈呈。スマートフォン向けアプリで管理でき、ドン・キホーテやアピタなど全国の店舗で毎日の買い物に使用できます。
- 100株以上:年間600ポイント(1ポイント=1円相当)
- 300株以上:年間2,000ポイント
- 500株以上:年間4,000ポイント
- 支給時期:9月末(期末)、3月下旬(第2四半期)
こんな人におすすめ
ドン・キホーテやアピタでの日常的な買い物をされる方、食品・パン購入で毎月の出費がある方に最適です。電子マネーなので有効期限を気にせず使い続けられます。
| 最低投資額(目安) | ¥90,730(100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株→600ポイント、500株→4,000ポイント |
| 権利確定月 | 6月、12月 |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
majicaアプリで繰り越しと管理が簡単。ポイントが有効期限なく使用できるため、計画的な買い物が可能です。
3. トリドールホールディングス (3397)

低価格うどん店「丸亀製麺」を全国で展開する外食チェーン大手です。アジア圏を中心にグローバル出店を加速しており、2024年時点で国内外に1,000店舗以上を構えています。食の基本である「うどん」事業を柱に、安定成長を遂行中です。
株主優待の中身
丸亀製麺をはじめとしたグループ店舗で使用できる食事券を年2回贈呈。長期保有(1年以上)で優待内容が大幅に増額されるのが特徴です。
- 100株以上・1年未満保有:年間6,000円相当
- 200株以上・1年以上保有:年間14,000円相当
- 1,000株以上・1年以上保有:年間26,000円相当
- 利用可能店舗:丸亀製麺、KONA’S、肉のヤマ牛など
こんな人におすすめ
丸亀製麺を月2回以上利用される方、長期的に株式を保有できる方に最適です。1年以上保有の継続条件で優待が倍増するため、インカムゲインを重視する投資家向けです。
| 最低投資額(目安) | ¥396,000(100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株→6,000円相当、200株1年保有→14,000円相当 |
| 権利確定月 | 3月、9月 |
| 長期保有特典 | あり(1年以上で大幅増額) |
| 単元株数 | 100株 |
1年以上の継続保有で優待が2倍以上に増額される、長期投資家向けの優待制度です。他の割引クーポンとの併用も可能。
4. ゼンショーホールディングス (7550)

「すき家」などの牛丼チェーンが主力である外食業界の最大手です。「はま寿司」「ココス」など複数のブランドを展開し、食材加工・スーパー事業も手掛ける総合食品企業として、多角的な事業体制を構築しています。
株主優待の中身
すき家やココスなど、同社グループ全店舗で利用できる食事券を年4回(年2回×2枚)贈呈。300株以上の保有で代替品交換制度が利用でき、優待券を返送してグルメギフトと交換することも可能です。
- 100株以上:年間4枚(1,000円相当)
- 300株以上:年間12枚(3,000円相当)+代替品交換制度利用可
- 500株以上:年間24枚(6,000円相当)
- 代替品例:牛丼の具10食セット、黒毛和牛ローストビーフなど
こんな人におすすめ
すき家やココス、はま寿司をよく利用される方、自宅でグルメギフトも楽しみたい方に最適です。代替品交換で自分のペースに合わせた活用ができます。
| 最低投資額(目安) | ¥912,600(100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株→4枚、300株→12枚+代替品交換 |
| 権利確定月 | 3月、9月 |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
300株以上で代替品交換制度が利用でき、優待券の自由度がぐんと上がります。食事の時間がない時期も、ギフトセットで対応できます。
5. 伊藤園 (2593)

茶葉製品の最大手として知られ、緑茶飲料で業界をリードする企業です。また、傘下にはスターバックス系列の「タリーズコーヒー」を保有し、飲料全般における総合力を強みとしています。
株主優待の中身
自社通信販売製品の割引クーポンと、現物優待品を贈呈します。健康茶やお茶関連商品、コーヒー製品など、日常で活躍するアイテムが揃っています。
- 100株以上:1,500円相当の自社製品か、通販製品30%割引
- 1,000株以上:3,000円相当の自社製品か、通販製品50%割引
- 贈呈時期:7月下旬~8月上旬
こんな人におすすめ
毎日お茶やコーヒーを飲まれる方、健康飲料に関心の高い方に最適です。通販割引で計画的にストック購入できるため、日常の飲料費削減に直結します。
| 最低投資額(目安) | ¥284,400(100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株→1,500円相当、1,000株→3,000円相当 |
| 権利確定月 | 4月 |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
通販割引が50%まで広がるため、大量購入する際に優待の実力を最大限発揮します。
6. テイ・エス テック (7313)

ホンダ系の4輪シート部品大手で、自動車産業における重要なサプライチェーンプレイヤーです。売上の大半がホンダ向けですが、医療用機器にも進出し、多角化を進めています。
株主優待の中身
ポイント制の食品ギフト交換制度を採用。グループの事業所所在地にゆかりのある食品(栃木、埼玉、新潟、静岡、愛知、三重など)を厳選した優待品が揃っています。
- 200株以上・1年未満保有:3,000ポイント(1ポイント=1円相当)
- 200株以上・1年以上保有:4,000ポイント
- 200株以上・3年以上保有:5,000ポイント
- 200株以上・5年以上保有:6,000ポイント
こんな人におすすめ
地方の特産品やグルメギフトを楽しみたい方、長期保有による充実した優待を期待する方に向いています。最低投資額が比較的低く、気軽に始められるのも魅力です。
| 最低投資額(目安) | ¥350,500(200株〜) |
| 優待内容(要旨) | 200株1年未満→3,000ポイント、3年以上→5,000ポイント |
| 権利確定月 | 3月 |
| 長期保有特典 | あり(1年毎に増額、最大6,000ポイント) |
| 単元株数 | 100株 |
5年保有で6,000ポイントと、長期投資家向けの優遇が充実。全国各地の食品ギフトで地方を応援する投資ができます。
7. ポーラ・オルビスホールディングス (4927)
化粧品業界の大手として、「ポーラ」と「オルビス」の2大ブランドを展開する企業です。ポーラエステの併設店展開や医療用化粧品の販売を通じ、美容トータルソリューションを提供しています。
株主優待の中身
ポイント制で、100ポイント=100円相当。1ポイント単位で好みの優待品と交換でき、継続保有で加算ポイントが増えます。3年保有で20ポイント、5年保有ごとに5ポイントが追加進呈されます。
- 100株以上・1年以上保有:15ポイント
- 100株以上・3年以上保有:35ポイント
- 400株以上・1年以上保有:60ポイント
- ポイント有効期限:3年(繰り越し可能)
こんな人におすすめ
ポーラやオルビスの化粧品を日常的に使用される方、スキンケアにこだわる方に最適です。ポイント制で柔軟に商品を選べ、長期保有で優待が充実します。
| 最低投資額(目安) | ¥127,750(100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株1年保有→15ポイント、3年保有→35ポイント |
| 権利確定月 | 12月 |
| 長期保有特典 | あり(3年以上で+20ポイント、5年ごとに+5ポイント) |
| 単元株数 | 100株 |
ポイントは3年間繰り越せるため、期限に追われず好きなタイミングで商品選択ができます。エステチケットも高ポイント商品として用意されています。
8. ANAホールディングス (9202)

国内線・国際線で首位を占める大手航空会社です。アジア近距離路線に強みを持ち、傘下にはLCC「ピーチ」や「ウイングス」を保有。航空輸送を軸にホテルやツアー事業も展開しています。
株主優待の中身
航空機搭乗割引券と、グループ優待クーポンを年2回贈呈。国内・海外パッケージツアー、ホテル宿泊、空港内での買い物まで、幅広い優待が利用できます。
- 100株以上:割引運賃クーポン1枚(年間2回)
- 300株以上:割引運賃クーポン3枚(年間2回)
- 優待クーポン21枚/冊(年間2冊)— ホテル20%割引、パッケージツアー10%割引など
- 3年以上保有で追加クーポン加算
こんな人におすすめ
年1回以上の国内旅行を予定されている方、海外出張が多い方に最適です。航空機割引でアクセス費用を削減し、地方のグルメ(パン店含む)を探訪する旅を実現できます。
| 最低投資額(目安) | ¥282,850(100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株→割引運賃1枚、優待クーポン21枚/冊 |
| 権利確定月 | 3月、9月 |
| 長期保有特典 | あり(3年以上保有で追加クーポン加算) |
| 単元株数 | 100株 |
旅の目的地では地元のベーカリーやカフェを発見できます。航空運賃割引で旅の総コストを大幅削減できる、高付加価値な優待です。
9. 日本郵船 (9101)

総合海運業の最大手として、海上輸送の売上高で国内トップを占める企業です。海・陸・空の物流サービスを連携させた総合物流ソリューションを提供し、グローバル市場で存在感を強化しています。
株主優待の中身
豪華客船「飛鳥」のクルーズ優待券を贈呈。14泊以内のクルーズで割引が適用されます。ただし、相応の投資額が必要な点に注意です。
- 100株以上:優待券4枚(年間4回乗船可能)
- 1,500株以上:優待券6枚
- 3,000株以上:優待券10枚
- 有効期間:決算期後7月1日~翌年9月30日に乗船
- 他の割引クーポンとの併用も可能
こんな人におすすめ
クルーズ体験に憧れる方、海外旅行よりも船の旅を好まれる方に最適です。優待利用で高級クルーズが手に届く価格帯になり、人生の特別な体験が実現できます。
| 最低投資額(目安) | ¥547,100(100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株→優待券4枚、1,500株→6枚 |
| 権利確定月 | 3月 |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
クルーズは食事も豪華で、世界中の食文化(パンやお菓子含む)を体験できる特別な優待です。投資額は大きいですが、経験価値の高い優待といえます。
10. スターゼン (8043)
食肉卸売業で国内最大手を誇る企業です。生産飼育から食肉処理・加工まで一貫体制を整備し、海外との協業も積極化。食品サプライチェーンの重要プレイヤーとして地位を確立しています。
株主優待の中身
ミートギフトや加工品ギフト、またはマックカード(Web申込限定)から選択可能。寄付オプションもあり、社会貢献と並行して優待を活用できます。
- 200株以上:マックカード1,000円相当
- 600株以上:ミートギフト・加工品ギフト3,000円相当
- 1,000株以上:ミートギフト・加工品ギフト6,000円相当
- 全株主向け:中元・歳暮ギフト、おせちの特別斡旋価格案内
こんな人におすすめ
グルメギフトを家族や友人へ贈りたい方、和牛やローストビーフなどの高級食肉を自宅で楽しみたい方に最適です。加工品ギフトで食卓を豊かにできます。
| 最低投資額(目安) | ¥112,400(100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 200株→1,000円相当、1,000株→6,000円相当 |
| 権利確定月 | 3月 |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
食肉卸大手だからこそ、高品質なミートギフトが優待価格で手に入ります。パンと組み合わせた食卓を充実させるギフトとしても活用できます。
株主優待の取得時の注意点
株主優待を受け取るには、企業の決算日に保有していることが重要です。ただし、実際には決算日の約3営業日前「権利付き最終日」までに買い建てられていることが条件になります。決算日を過ぎての購入では、その時点の優待は受け取れません。
また、売買のタイミングに注意が必要です。優待権利を獲得したら翌営業日に売却することで、短期的な価格変動リスクを回避する戦略もあります。ただし、取引手数料や税務処理を考慮して、長期保有との収支を比較してください。
NISA(少額投資非課税制度)の活用も有効です。優待受け取りは非課税口座内で行えば、手取りがより増加します。ただし、一般NISA、つみたてNISAなど制度により制限があるため、事前に確認しましょう。
さらに、単元未満株(100株未満)では優待を受け取れない場合がほとんどです。必ず単元株数以上の保有を心がけてください。
優待内容は変更・廃止される可能性があるため、投資前に必ず各社の最新IR情報をご確認ください。この記事の情報は参考であり、各社公式サイトが最新情報となります。
まとめ
パン好きな方にとって、株主優待は「好きなものを通じた投資」として非常に魅力的です。ベーカリーレストラン直営のサンマルクホールディングスから、地域グルメギフトまで、この記事で紹介した10社はいずれも、日常の食卓を豊かにしながら、中長期的な資産形成を実現する企業ばかりです。
ただし、株式投資には価格変動のリスクを伴います。優待内容の充実度だけでなく、企業の業績・財務状況、市場環境を総合的に判断することが重要です。投資の最終判断は、ご自身の判断と責任でお願いいたします。














