株式会社SBI証券の第82期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社SBI証券の2023年12月期第3四半期決算をご紹介します。SBI証券は、国内最大規模のオンラインシステムを持つ総合証券会社です。株価や為替相場の変動を背景に、この第3四半期では営業収益が前年同期比19.9%増の1,517億円と好調な業績を示しました。経常利益も25.9%増の540億円と順調な伸びを見せています。

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企業情報

企業名: 株式会社SBI証券
証券コード: E03816
決算期: 3月期

株式会社SBI証券の決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社SBI証券の決算は3月期です。第3四半期決算は2023年12月31日が基準日となっています。

主な事業

株式会社SBI証券は、国内最大規模のオンラインシステムを持つ総合証券会社です。主な事業は、個人投資家向けの株式、債券、投資信託、FX等の販売です。また、法人向けの引受業務や投資銀行業務なども手掛けています。ブランド力や利便性の高さから、個人投資家に多く支持されている証券会社の1つです。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の業績は、営業収益が151,734百万円と前年同期比19.9%の増収となりました。営業利益は53,167百万円と20.5%の増益、経常利益は54,064百万円と25.9%の増益となっています。主な要因は信用取引の増加や有価証券貸借取引の収益増加、外債販売に係る収益及び為替スワップ取引による収益増加などによるものです。

売上・利益の推移

直近3年間の売上高と経常利益の推移を見ると、売上高は増加傾向にあり、2023年3月期には1,750億円に達しました。経常利益も好調に推移しており、2023年3月期には609億円と過去最高益を記録しています。 特に昨年以降は、個人投資家の株式市場への注目が高まり、手数料収入や金融収益が伸長したことで業績が大幅に改善しました。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月末の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は5,749億円と前期末比674億円増加しました。主な増加要因は、信用取引資産の増加などによるものです。一方、負債合計は5,460億円となり、前期末比633億円増加しました。これは預り金や有価証券担保借入金の増加などによるものです。純資産は2,887億円と前期末比406億円増加しました。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が5,622億円、顧客分別金信託が2,600億円、信用取引資産が1,385億円となっています。これらは証券会社の主要な資産項目で、事業を支える重要な部分を占めています。

負債の部

負債の部では、預り金が2,020億円、有価証券担保借入金が793億円となっています。これらは顧客からの預り金や有価証券担保借入金で、証券会社の主要な負債項目です。

純資産の部

純資産の部は2,887億円と前期末から大幅に増加しています。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益の計上によるものです。自己資本比率は5.0%と健全な水準を維持しています。

ROAとROE

ROA(総資産経常利益率)は1.0%、ROE(自己資本当期純利益率)は13.3%と、いずれも前年同期に比べ上昇しています。これは、経常利益の増加が資産や自己資本の増加を上回ったことで収益性が改善したためです。証券会社にとって収益力の向上が重要であり、SBI証券はこの点で順調な成長を遂げていると言えるでしょう。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは公表されていませんが、営業活動によるキャッシュ・フローは堅調に推移していると考えられます。預託金や信用取引資産の増加などが営業CF増加の主因と推測されます。一方で投資活動や財務活動によるキャッシュ・フローについては、配当の支払いや有価証券の売却・取得などの影響が見られるでしょう。

配当の支払額

SBI証券は、株主への利益還元として配当を実施しています。当第3四半期連結累計期間では、1株当たり現金配当として20,323円を支払っています。この水準は前年同期に比べて大幅に増加しており、業績の改善を反映したものと言えるでしょう。

今後の展望

SBI証券は、オンラインシステムの強化やサービスの拡充に注力しています。特に、個人投資家向けの取り組みでは、国内株式の売買手数料無料化(ゼロ革命)や、ポイント投資サービスの提供など、顧客利便性の向上に努めています。これらの施策により、預り資産の拡大が期待されるほか、収益力の強化にもつながると考えられます。今後も中期的な成長が見込まれる同社に注目が集まるでしょう。

編集部のまとめ

SBI証券は、オンラインサービスの強化と顧客利便性の向上により、順調に業績を拡大しています。第3四半期の業績は、経常利益が前年同期比25.9%増と大幅に伸び、株式市場の活況を背景に手数料収入や金融収支が好調に推移しました。自己資本比率も健全な水準を維持しており、安定した経営基盤を築いていると評価できます。今後も証券業界のリーディング企業として、ユーザーニーズに合わせたサービス展開が期待されます。

株式会社SBI証券の決算日や配当についてまとめました。

株式会社SBI証券の決算期は3月期で、第3四半期決算は2023年12月31日が基準日となっています。また、同社は株主への利益還元策として、1株当たり20,323円の配当を実施しています。この水準は前年同期に比べて大幅に増加しており、業績の改善を反映したものとなっています。今後も顧客利便性を高めるサービス展開で、さらなる成長が期待されます。

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