YKK株式会社の第89期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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YKK株式会社の2023年第3四半期決算が発表されました。売上高は前年同期比2.9%増の687,913百万円と好調な結果となりました。また、経常利益は46,907百万円と前年同期比6.3%減と若干の減少にとどまっています。YKK株式会社は世界的なファスナーメーカーとして知られており、国内外でしっかりと事業を展開しています。今回の決算結果を見ると、同社の事業基盤は堅調に推移しており、今後の事業展開にも期待が持てそうですね。

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企業情報

企業名: YKK株式会社
証券コード: E02368
決算期: 3月期

YKK株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

YKK株式会社の決算は3月期で、毎年6月下旬に決算発表を行っています。今回公表された四半期決算は、2023年4月1日から12月31日までの第3四半期の業績報告となります。

主な事業

YKK株式会社は、世界的にも有名なファスナーメーカーです。ファスニング事業を主力とし、建材事業(AP事業)、不動産事業などを手掛けています。特に、ファスニング事業はグローバルな事業展開を行っており、各地域の需要に合わせた製品を提供しています。建材事業では、アルミサッシやドアなどの住宅・ビル用資材の製造・販売を行っています。

今期の業績と利益率は?

YKK株式会社の当第3四半期連結累計期間の売上高は687,913百万円で、前年同期比2.9%の増収となりました。一方で、営業利益は43,829百万円と前年同期比4.7%の減益となりました。営業利益率は6.4%となっています。売上は増加したものの、原材料価格上昇などの影響で利益率が若干低下したようですね。

売上・利益の推移

YKK株式会社の直近3年間の売上高と利益の推移を見ると、売上高は893,226百万円(2023年3月期)、687,913百万円(当第3四半期連結累計期間)となっています。一方で、経常利益は60,689百万円(2023年3月期)、46,907百万円(当第3四半期連結累計期間)と推移しています。売上高は前年同期比で増加傾向にあるものの、経常利益は若干の減少となっています。

四半期連結貸借対照表について

YKK株式会社の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は1,290,450百万円となっており、前連結会計年度末に比べ68,867百万円増加しています。これは主に建設仮勘定の増加によるものです。一方で、負債は316,300百万円と前連結会計年度末に比べ1,007百万円増加しました。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が314,075百万円棚卸資産が193,839百万円となっています。また、有形固定資産の合計は436,678百万円と前期末から31,649百万円増加しており、設備投資が積極的に行われていることがわかります。

負債の部

負債の部では、支払手形及び買掛金が59,539百万円社債が20,000百万円となっています。主な増加要因は社債の増加によるものです。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が823,739百万円と前期末から27,878百万円増加しています。また、為替換算調整勘定が82,478百万円と大幅に増加しており、海外事業の業績拡大が寄与していることがわかります。

ROAとROE

YKK株式会社のROA(総資産利益率)は、前期の6.3%から当第3四半期は4.8%に低下しています。一方でROE(自己資本利益率)は、前期の4.2%から当第3四半期は3.7%と微減となっています。利益率の低下が影響してROAとROEが低下しているようですね。ただし、いずれも高水準を維持しており、企業の収益力は健全だと言えるでしょう。

キャッシュフロー

YKK株式会社のキャッシュフローを見ると、営業活動によるキャッシュフローは堅調に推移しており、設備投資等に充てられているものと考えられます。一方で、財務活動によるキャッシュフローでは社債の増加などがあり、全体としてキャッシュ水準は前年同期に比べ増加傾向にあります。財務基盤の強化が進んでいるようですね。

配当の支払額

YKK株式会社の配当金は、前期(2023年3月期)は1株当たり2,600円の配当を実施しており、今期(2024年3月期)も同水準の配当を継続する予定です。堅調な業績をふまえ、株主還元にも注力している様子がうかがえます。

今後の展望

YKK株式会社は、ファスナーやアルミサッシ・ドアなどの製造・販売を中心に、グローバルに事業を展開しています。今後も国内外の需要を取り込み、売上拡大と収益力の向上に努めていくと見られます。また、環境への取り組みや新製品開発にも注力し、持続的な成長を目指していくことが期待されます。

編集部のまとめ

YKK株式会社の2023年第3四半期決算は、売上高が前年同期比で増加し、利益率も健全な水準を維持しています。設備投資も積極的に行われており、財務基盤も強化されつつあります。今後も国内外での需要取り込みと新事業展開により、持続的な成長を遂げていくことが期待されます。配当も安定して実施されており、株主還元にも力を入れている様子がうかがえます。

YKK株式会社の決算日や配当についてまとめました。

YKK株式会社の決算日は3月末日で、6月下旬に決算発表を行っています。配当金は1株当たり2,600円と、前期に続き安定した水準を維持しており、株主還元にも注力している様子がわかりました。今後も堅調な業績を維持し、更なる成長が期待されます。

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