日本電技株式会社の2023年度第3四半期決算報告が発表されました。好調な業績と好印象の内容で、株主の皆様にも朗報となりそうですね。さっそく詳しく見ていきましょう。
企業情報
企業名: 日本電技株式会社
証券コード: 17230
決算期: 2023年3月期
日本電技株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
日本電技株式会社の決算日は3月31日です。第3四半期決算は2023年12月31日で、上場企業として義務付けられた四半期開示を行っています。
主な事業
日本電技株式会社は、空調計装関連事業と産業システム関連事業を展開しています。空調計装関連事業では建物の空調設備の設計・施工・メンテナンスを手がけ、産業システム関連事業では工場の生産管理システムの構築や各種自動制御工事などを行っています。両事業とも設計・施工・メンテナンスのサービスを提供しており、幅広い顧客ニーズに応えるファシリティ・マネジメント企業として事業を展開しています。
今期の業績と利益率は?
2023年度第3四半期の業績は売上高が250億23百万円と前年同期比で24.8%増と大幅な増収となりました。利益面でも営業利益が39億23百万円と前年同期比85.8%増と大幅増益となりました。売上高営業利益率は15.7%となり、高い収益性を示すことができました。
売上・利益の推移
過去3年の推移を見ると、売上高は年々増加し、利益も順調に増加しています。特に直近2期は大幅な増収増益となっており、業績が好調に推移していることがわかります。
四半期連結貸借対照表について
2023年12月末時点の四半期連結貸借対照表では、総資産が418億51百万円となっています。前期末から14億38百万円減少しましたが、依然として高い水準を維持しています。
資産の部
流動資産は251億20百万円で、前期末から26億64百万円減少しました。一方、固定資産は167億31百万円と前期末から12億26百万円増加しています。投資有価証券が増加したことが主な要因です。
負債の部
負債合計は95億73百万円となり、前期末から26億39百万円減少しました。流動負債が減少したことが主な要因です。
純資産の部
純資産は322億78百万円となり、前期末から12億1百万円増加しています。利益剰余金が増加したことが主な要因です。
ROAとROE
ROA(総資産利益率)は2023年3月期が7.6%、ROE(自己資本利益率)が10.2%と健全な水準を維持しています。両指標とも前期から上昇しており、資産の有効活用と収益力の向上が進んでいることがわかります。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローはプラスとなっており、財務体質が安定していることがうかがえます。設備投資などに伴う投資活動によるキャッシュ・フローはマイナスですが、これは企業の成長に向けた投資であると考えられます。全体として見れば、健全なキャッシュ・フローが確保できていると評価できます。
配当の支払額
2023年度の年間配当金は152円と前期から48円増加しました。配当性向は38.4%となっており、業績の伸びに合わせて株主還元も強化されています。
今後の展望
建設業界においては、公共投資の底堅い推移や民間設備投資の持ち直しが続くことが期待されています。日本電技株式会社は、エネルギー課題への提案型ビジネスやメンテナンスビジネスの強化、グループ企業とのシナジー強化などに注力し、中期的な事業拡大を目指しています。引き続き、着実な業績の向上が期待されます。
編集部のまとめ
日本電技株式会社の2023年度第3四半期決算は、好調な業績となりました。売上高、営業利益ともに大幅増加し、収益性も高い水準を維持しています。また、財務体質も健全で、株主還元も強化されるなど、株主の皆様にとっても好印象の決算内容だと言えるでしょう。今後も事業領域の拡大や収益性の向上に期待が高まりそうです。
日本電技株式会社の決算日や配当についてまとめました。
日本電技株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期決算は2023年12月31日です。2023年度の年間配当金は152円と前期から48円増加しており、業績の伸びに合わせて株主還元も強化されています。今後も健全な業績と株主還元が期待されます。