麻生フオームクリート株式会社の最新の四半期決算報告が発表されました。同社は建設業を主軸に事業を展開しており、コロナ禍からの経済回復基調の中、安定した業績を維持し続けています。
企業情報
企業名: 麻生フオームクリート株式会社
証券コード: 17300
決算期: 2023年3月期
麻生フオームクリート株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
麻生フオームクリート株式会社の決算日は3月31日です。第3四半期の決算発表は2024年2月9日に行われています。
主な事業
麻生フオームクリート株式会社は、気泡コンクリート工事や地盤改良工事などを主力事業としています。これらの建設工事を通じて、インフラ整備や地盤改良などに貢献しています。また、起泡剤や固化剤などの建設資機材の販売も行っています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の売上高は2,489百万円と前年同期に比べ10.7%減少しました。一方で、営業損失は121百万円、経常損失は111百万円、四半期純損失は86百万円となりました。売上の減少により利益面では厳しい結果となりました。
売上・利益の推移
売上高は前年同期比10.7%減少したものの、これまで概ね堅調に推移してきました。一方で、利益面では当第3四半期に大幅な悪化がみられました。これは、一部工事の着工遅れや乗り込み時期の延期による売上高の不足に加え、建設資材価格の高騰などの影響によるものと考えられます。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期末の資産合計は3,222百万円、負債合計は1,942百万円、純資産合計は1,279百万円となっています。前事業年度末と比べ、資産は増加、負債は増加、純資産は減少しています。
資産の部
資産の主な増加要因は、電子記録債権の増加や契約資産の増加などによるものです。一方、現金預金の減少がみられます。
負債の部
負債の主な増加要因は、電子記録債務の増加や工事未払金の増加などによるものです。また、長期借入金の増加も見られます。
純資産の部
純資産の減少は、当第3四半期累計期間の四半期純損失の計上や配当金の支払いによるものです。
ROAとROE
ROAは前事業年度末が0.7%と低水準でしたが、当第3四半期末は△3.5%と大幅に悪化しています。ROEも前事業年度末の△1.3%から当第3四半期末は△6.8%と悪化しました。これは主に売上の減少と損失の計上による自己資本の減少が影響しています。
キャッシュフロー
当第3四半期累計期間のキャッシュフローの状況は開示されていませんが、現金預金残高は前事業年度末から229百万円減少しています。営業活動によるキャッシュ・フローが悪化し、投資活動によるキャッシュ・フローも一定程度マイナスとなっていると推測されます。
配当の支払額
当第3四半期累計期間において、1株当たり10円の期末配当を実施しました。前事業年度と同水準の配当となっています。
今後の展望
建設業界を取り巻く環境は、資材価格や労務単価の高騰など依然として厳しい状況が続いています。このため、当社は受注の獲得や施工能力の向上に取り組むとともに、営業と施工の効率化に努めていく方針です。中期的には売上高と利益の改善を目指していく必要がありそうです。
編集部のまとめ
麻生フオームクリート株式会社は建設業界で良質なサービスを提供し続けており、今後も持続的な成長が期待できる会社といえます。ただし、当第3四半期は建設資材価格の高騰により利益面で厳しい結果となりました。今後の経営改善に注目していく必要があります。
麻生フオームクリート株式会社の決算日や配当についてまとめました。
麻生フオームクリート株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期決算は2024年2月9日に発表されました。また、当期の配当は1株当たり10円と前期並みの水準を維持しています。今後の業績改善に期待がかかる中、株主還元についても引き続き注目していく必要があります。