[株式会社エスクリは、挙式や披露宴などのブライダル関連事業と、店舗・オフィスの設計施工などの建築不動産関連事業を手掛ける企業です。2023年12月期第3四半期の決算では、新型コロナウイルス感染症からの回復を背景に、売上高・利益ともに前年同期を上回る好調な業績を示しました。]
企業情報
企業名: 株式会社エスクリ
証券コード: 21960
決算期: 3月期
株式会社エスクリの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社エスクリの決算期は3月期で、決算日は3月31日です。第3四半期の決算は毎年12月31日に行われ、その後2月頃に四半期報告書を提出しています。
主な事業
株式会社エスクリは、ブライダル関連事業と建築不動産関連事業を主な事業としています。ブライダル関連事業では、東京23区や政令指定都市を中心に挙式・披露宴を運営しており、建築不動産関連事業では店舗・オフィスの設計施工や建材販売などを手がけています。
今期の業績と利益率は?
2023年12月期第3四半期の業績は、売上高が19,635百万円と前年同期比9.9%増加しました。また、営業利益は700百万円と86.7%増加しており、営業利益率は3.6%と大幅に改善しています。新型コロナウイルス感染症からの回復により、単価アップやコストダウンなどが奏功した結果です。
売上・利益の推移
売上高は、2022年12月期第3四半期が17,868百万円、2023年12月期第3四半期が19,635百万円と増加傾向にあります。一方、営業利益は2022年12月期第3四半期が375百万円、2023年12月期第3四半期が700百万円と大きく増加しています。新型コロナウイルス感染症の影響が和らぎ、事業が回復基調にあることが要因です。
四半期連結貸借対照表について
2023年12月期第3四半期の四半期連結貸借対照表では、総資産が22,325百万円、負債合計が16,207百万円、純資産が6,118百万円となっています。前連結会計年度末と比べ、負債が減少し純資産が増加するなど、財務体質の改善が進んでいます。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が5,374百万円、リース投資資産が585百万円と主要なものとなっています。前連結会計年度末と比べ、現金及び預金が減少したものの、リース投資資産が増加しています。
負債の部
負債の部では、短期借入金が84百万円、長期借入金が6,590百万円となっています。前連結会計年度末と比べ、短期借入金が減少し長期借入金が増加しており、借入金の長期化が進んでいます。
純資産の部
純資産の部では、資本金が50百万円、資本剰余金が4,613百万円、利益剰余金が1,661百万円となっています。前連結会計年度末と比べ、利益剰余金が増加しています。
ROAとROE
株式会社エスクリのROA(総資産経常利益率)は2.8%、ROE(自己資本当期純利益率)は8.1%となっています。前年同期と比べROAは上昇、ROEは横ばいとなっており、資産効率と株主価値の向上が進捗していることがわかります。
キャッシュフロー
2023年12月期第3四半期のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュフローが1,221百万円の収入、投資活動によるキャッシュフローが491百万円の支出、財務活動によるキャッシュフローが1,287百万円の支出となっています。設備投資や借入金の返済などにより、前年同期と比べ全体として支出超過となっています。
配当の支払額
2023年12月期第3四半期の配当金支払額は、A種種類株式に対して262百万円を支払っています。配当方針に沿って着実に実施されているといえます。
今後の展望
株式会社エスクリは、ブライダルマーケットでのシェア拡大と建築不動産事業の収益性改善に取り組んでいきます。新型コロナウイルス感染症の影響が和らぐ中、様々なニーズに対応したサービスの拡充とコスト管理の強化により、業績の持続的な成長を目指します。
編集部のまとめ
株式会社エスクリの2023年12月期第3四半期決算は、売上高・利益ともに大幅な増加となりました。新型コロナウイルス感染症からの回復に伴い、ブライダル事業が順調に推移しているほか、建築不動産事業の収益性も改善しています。今後も、ブライダルマーケットでのシェア拡大と建築不動産事業の強化を通じて、さらなる業績向上が期待されます。
株式会社エスクリの決算日や配当についてまとめました。
株式会社エスクリの決算期は3月期で、12月31日に第3四半期決算を行っています。配当については、A種種類株式に対して262百万円を支払っています。新型コロナウイルス感染症の影響が和らぐ中、企業は安定的な経営と成長を目指しています。