カルビー株式会社の2023年12月期第3四半期決算がアップされました。売上高227,339百万円、営業利益23,715百万円と堅調な業績を残しています。今期の業績は前年同期比で増収増益となり、国内事業の好調さが目立ちました。今後も新製品投入や販売促進策の効果で、さらなる成長が期待されます。
企業情報
企業名: カルビー株式会社
証券コード: 22290
決算期: 3月期
カルビー株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
カルビー株式会社の決算は、3月31日を期末日とする年1回の本決算と、6月、9月、12月末の四半期決算があります。本決算は6月、四半期決算は2月、5月、11月に発表されます。
主な事業
カルビー株式会社の主な事業は、菓子類の製造・販売です。ポテトチップス、じゃがりこなどのスナック菓子、シリアル食品の製造・販売を国内外で行っています。特に国内スナック菓子は同社の主力商品で、売上高の過半を占めています。
今期の業績と利益率は?
カルビー株式会社の2023年12月期第3四半期の業績は、売上高227,339百万円、営業利益23,715百万円、売上高営業利益率10.4%となりました。国内事業では、価格改定効果や販売促進策により、好調な販売が続きました。
売上・利益の推移
カルビー株式会社の売上高は、前年同期比9.0%増加した227,339百万円となりました。国内事業が11.7%増と牽引した一方、海外事業も1.5%増と好調を維持しました。利益面でも、営業利益が31.3%増加の23,715百万円となりました。
四半期連結貸借対照表について
カルビー株式会社の2023年12月末の四半期連結貸借対照表では、資産が279,606百万円、負債が83,455百万円、純資産が196,151百万円となっています。
資産の部
資産の部では、受取手形及び売掛金の増加や有形固定資産の増加などが主な要因です。設備投資を中心に資産が順調に積み上がっています。
負債の部
負債の部では、長期借入金の増加が主な要因です。事業拡大のための投資に必要な資金を調達していると考えられます。
純資産の部
純資産の部では、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が増加したことが主な要因です。自己資本比率は66.8%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
カルビー株式会社の収益性を示す指標であるROA(総資産利益率)とROE(自己資本利益率)は、それぞれ6.1%、8.8%となっています。前年同期比で大幅に改善しており、事業が順調に推移していることがわかります。
キャッシュフロー
カルビー株式会社の当第3四半期のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローが3,644百万円の純収入、投資活動によるキャッシュ・フローが28,532百万円の純支出、財務活動によるキャッシュ・フローが20,738百万円の純収入となっています。
配当の支払額
カルビー株式会社は、年2回の配当(中間配当、期末配当)を行っています。2023年6月に実施した期末配当は、1株当たり52円となりました。株主還元を重視している企業姿勢がうかがえます。
今後の展望
カルビー株式会社は、「Change 2025」成長戦略に基づき、国内外での事業拡大に取り組んでいきます。国内事業では新製品の投入や販売促進策を続け、海外事業では M&A も視野に入れた積極的な成長投資を行うとしています。今後も持続的な成長が期待されます。
編集部のまとめ
カルビー株式会社の2023年12月期第3四半期決算は、主力の国内事業が好調に推移し、増収増益となりました。資産と負債のバランスも良好で、健全な財務基盤が確認できました。今後も新市場の開拓や新製品の投入など、積極的な成長戦略を描いており、業績のさらなる拡大が期待されます。
カルビー株式会社の決算日や配当についてまとめました。
カルビー株式会社の決算は3月31日を期末日とする年1回の本決算と、6月、9月、12月末の四半期決算があります。本決算は6月、四半期決算は2月、5月、11月に発表されます。また、同社は年2回の配当(中間配当、期末配当)を行っており、2023年6月の期末配当は1株当たり52円でした。株主還元を重視する企業姿勢が伺えます。