株式会社デジタルホールディングスの2024年第1四半期決算が好調に推移しました！売上高は前年同期比27.1%増と大幅に伸長し、営業利益も前年同期から大幅な黒字化を果たすなど、堅調な業績を収めています。
同社は、広告事業とデジタルシフト事業を軸に事業を展開しており、企業のデジタル化需要の高まりに合わせて業績を伸ばしています。
特に、広告事業の「AD YELL/STOCK YELL」が好調で、クロスセルなどにより事業を拡大している模様です。
今後も同社は、デジタルシフトの加速を背景に成長が期待されており、投資家の注目が集まっています。
企業情報
企業名: 株式会社デジタルホールディングス
証券コード: E05374
決算期: 12月期
株式会社デジタルホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社デジタルホールディングスの決算日は12月31日で、四半期決算は3月31日、6月30日、9月30日、12月31日に行われます。
決算短信の発表は、第1四半期決算が5月上旬、半期決算が8月上旬、第3四半期決算が11月上旬、本決算が2月上旬となっています。
主な事業
株式会社デジタルホールディングスは、デジタルマーケティング支援事業と広告事業を中核事業として展開しています。
デジタルマーケティング支援事業では、企業のデジタル化や顧客接点の強化をサポートし、広告事業では、広告費の分割・後払いサービスなどを提供しています。
また、金融投資事業も手掛けており、多角的な事業展開を行っています。
今期の業績と利益率は？
2024年第1四半期の業績は、売上高が4,263百万円(前年同期比27.1%増)、営業利益が524百万円(前年同期は350百万円の営業損失)と大幅な伸長を示しました。
利益率については、売上総利益率は69.7%と高水準を維持しており、事業の収益性が向上していると評価できます。
売上・利益の推移
直近3期の売上高と利益の推移を見ると、売上高は2023年3月期が16,264百万円、2024年3月期第1四半期が4,263百万円と堅調に推移しています。
一方、利益面では、2023年3月期は378百万円の営業利益を計上したものの、第1四半期では524百万円の営業利益と大幅に改善しました。
今後も広告事業やデジタルシフト事業の伸長により、業績の向上が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
2024年3月末の四半期連結貸借対照表を確認すると、総資産は49,689百万円となっています。
資産の部では、流動資産が39,462百万円を占め、現金預金や売掛金などが主な内訳です。
一方、固定資産は10,227百万円で、投資有価証券などが主な資産項目となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が18,099百万円と手元流動性が高く、売掛金及び契約資産が8,871百万円と売上債権も健全な水準を維持しています。
また、投資有価証券が8,380百万円と、金融投資事業の資産も積み上がってきている様子がうかがえます。
負債の部
負債の部では、流動負債が11,374百万円で、主に仕入債務や未払金などが計上されています。
また、固定負債は4,765百万円で、長期借入金や繰延税金負債が含まれています。
全体的に負債の水準は適正な範囲内にあると判断できます。
純資産の部
純資産の部は33,550百万円となっています。
利益剰余金が13,437百万円、その他の包括利益累計額が4,134百万円と、着実に積み上がっています。
自己資本比率は59.6%と、財務の健全性も高い水準にあります。
ROAとROE
ROAは2.1%、ROEは8.6%となっています。
前年同期と比べると、ROAは1.3ポイント、ROEは7.5ポイントそれぞれ改善しており、収益性の向上が顕著に表れています。
これは主に、広告事業の好調な業績や投資事業からの収益貢献などが寄与したものと考えられます。
キャッシュフロー
2024年3月期第1四半期のキャッシュフローを見ると、営業活動によるキャッシュフローは968百万円の収入となりました。
一方、投資活動によるキャッシュフローは1,078百万円の収入となり、財務活動によるキャッシュフローは2,957百万円の支出となっています。
全体としては、現金及び現金同等物は18,099百万円と健全な水準を維持しています。
配当の支払額
2024年3月期第1四半期では、1株当たり75円の配当を実施しました。
配当総額は1,309百万円となっており、記念配当30円を含む特別配当を行った上で、従来通りの高水準の配当を継続しています。
株主還元に積極的な同社の姿勢が伺えます。
今後の展望
同社は、「Society5.0を牽引する新たな価値創出と社会課題を解決する、真のデジタルシフトカンパニー」を2030年に目指す姿と定めています。
そのために、グループアセットの集約による顧客への提供付加価値の進化や、広告事業の変革(AX)の成長加速などに注力していく方針です。
今後も、デジタルシフトの需要拡大に合わせて業績の伸長が期待できそうです。
編集部のまとめ
株式会社デジタルホールディングスは、広告事業とデジタルマーケティング支援事業を中核に据え、順調に業績を拡大しています。
特に、広告事業の「AD YELL/STOCK YELL」が好調で、クロスセルなどにより事業を拡大しているほか、金融投資事業からの収益貢献も大きいようです。
今後も、デジタルシフトの加速を背景に同社の成長が期待されており、高い収益性と優良な財務体質を活かして、さらなる企業価値向上が期待できそうです。
株式会社デジタルホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社デジタルホールディングスの決算日は12月31日で、四半期決算は3月31日、6月30日、9月30日、12月31日に行われます。
第1四半期決算では、1株当たり75円の配当を実施しました。このうち30円は記念配当(特別配当)となっており、株主還元に積極的な姿勢が伺えます。
今後も、デジタルシフトの需要拡大に合わせて業績の伸長が期待できる同社の株式は、投資家の注目を集めそうです。
