株式会社ジェイホールディングスの最新の四半期決算が公開されました。売上高や利益の推移、資産や負債の状況など、企業の財務情報を詳しく解説していきましょう。
企業情報
企業名: 株式会社ジェイホールディングス
証券コード: E05241
決算期: 12月
株式会社ジェイホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ジェイホールディングスは、通常の12月決算企業です。具体的には、第1四半期は1月1日から3月31日、第2四半期は4月1日から6月30日、第3四半期は7月1日から9月30日、そして第4四半期は10月1日から12月31日までとなります。
主な事業
株式会社ジェイホールディングスは、スポーツ事業、不動産事業、Web事業、太陽光事業、環境ソリューション事業の5つの事業セグメントを展開しています。スポーツ事業では、フットサル施設の運営や関連イベントの企画などを行っています。不動産事業では、事業用資産の所有者に対する資金調達の助言業務を行っています。Web事業では、動画広告営業を展開していましたが、2023年7月1日より休止しています。太陽光事業では、太陽光発電施設の仕入、販売、仲介を行っています。環境ソリューション事業では、産業廃棄物処理施設の管理・運営などに取り組んでいます。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高51,900千円、営業損失67,479千円、経常損失67,545千円、親会社株主に帰属する四半期純損失70,603千円となりました。利益率については、厳しい状況が続いています。
売上・利益の推移
前年同期と比較すると、売上高は89.6%増となりました。これは、環境ソリューション事業において新たに産業廃棄物の受入を開始したことなどが寄与したためです。一方で、営業損失、経常損失、四半期純損失は継続しており、依然として厳しい経営環境が続いています。
四半期連結貸借対照表について
当第1四半期連結会計期間末の財務状況は以下のとおりです。
資産の部
当第1四半期連結会計期間末の総資産は300,835千円と、前連結会計年度末に比べ30,261千円減少しました。主な要因は、現金及び預金の増加、未収入金や未収還付消費税などの減少、のれんの減少などによるものです。
負債の部
当第1四半期連結会計期間末の負債合計は46,466千円と、前連結会計年度末に比べ2,182千円減少しました。主な要因は、未払金の増加、未払法人税等や未払消費税等の減少などによるものです。
純資産の部
当第1四半期連結会計期間末の純資産合計は254,368千円と、前連結会計年度末に比べ28,078千円減少しました。主な要因は、資本金及び資本準備金の増加があった一方で、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上によって利益剰余金が減少したことによるものです。
ROAとROE
当社の収益性を示す指標であるROA(総資産経常利益率)とROE(自己資本利益率)は、前年同期と比較して大幅に低下しています。これは、経常損失や当期純損失の計上により、収益性が悪化していることを示しています。今後、収益力の向上に向けた取り組みが重要になってくると考えられます。
キャッシュフロー
当第1四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況については開示されていませんが、前連結会計年度は営業キャッシュ・フローがマイナスになるなど、厳しい状況が続いています。今後は、収益力の向上とともに、キャッシュ・フローの改善も重要な経営課題となります。
配当の支払額
当第1四半期連結累計期間において、配当の支払はありませんでした。現在のところ、株主還元策として配当の実施は見送られているものと考えられます。収益力の向上と財務体質の強化が優先されていると推察されます。
今後の展望
当社は、収益基盤の強化、コスト削減、財務基盤の強化と安定化に取り組んでいくことを公表しています。特に、環境ソリューション事業や太陽光事業への注力が期待されます。これらの事業は成長性が高く、収益力の向上につながることが期待されています。一方で、Web事業の休止など、不採算事業からの撤退にも取り組んでいることから、経営の選択と集中が進んでいると評価できます。
編集部のまとめ
株式会社ジェイホールディングスは、現在厳しい業績を余儀なくされている状況にあります。ただし、環境ソリューション事業や太陽光事業などの成長分野への注力、不採算事業からの撤退など、経営の選択と集中が進んでおり、今後の業績回復に期待が持てる企業だと言えるでしょう。引き続き、同社の動向を注視していく必要があります。
株式会社ジェイホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ジェイホールディングスは12月決算の企業で、第1四半期は1月1日から3月31日、第2四半期は4月1日から6月30日、第3四半期は7月1日から9月30日、第4四半期は10月1日から12月31日までとなります。配当については、当第1四半期連結累計期間において支払いはありませんでした。収益力の向上と財務体質の強化が優先されている状況です。