テクノアルファ株式会社の2024年2月期第1四半期決算報告書がリリースされました。売上高は前年同期並みの10億円超を維持し、営業利益、経常利益、純利益も前年同期レベルを確保しています。テクノアルファは電子部品から舶用機器、システムインテグレーションなど幅広い事業を展開しており、各セグメントが堅調に推移している模様です。今後も売上・利益の安定成長に期待が持てそうですね。
企業情報
企業名: テクノアルファ株式会社
証券コード: E03007
決算期: 11月期
テクノアルファ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール）は？
テクノアルファ株式会社の決算は11月期です。第1四半期決算は2024年2月28日が決算日となっています。
主な事業
テクノアルファ株式会社は、電子部品事業、マリン・環境機器事業、システムインテグレーション事業、サイエンス事業の4つのセグメントを展開しています。半導体関連製品の販売や舶用機器の製造・販売、さまざまな計測システムの構築など、幅広い事業を手掛けています。
今期の業績と利益率は？
2024年2月期第1四半期の売上高は10億円を維持しており、営業利益は6,000万円、経常利益は8,500万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は5,900万円と、前年同期と同水準の健全な収益を確保しています。今後も事業セグメントの連携強化などにより、収益力の向上が期待されます。
売上・利益の推移
テクノアルファの売上高は、2023年11月期には43億円と堅調に推移しています。一方、利益面では、2023年11月期の営業利益は6.8億円、経常利益は6.7億円、当期純利益は6.7億円となっており、着実に利益も積み上げられています。今後も安定した収益基盤の強化に努めていくものと期待されます。
四半期連結貸借対照表について
2024年2月末時点の四半期連結貸借対照表をみると、総資産は28.8億円となっています。前期末から9.5億円減少しましたが、引き続き財務体質は健全に維持されています。
資産の部
資産の部では、流動資産が24.1億円、固定資産が4.7億円となっています。主な資産は現金及び預金、売掛金、商品在庫などです。
負債の部
負債の部では、流動負債が9.5億円、固定負債が1.2億円となっています。短期借入金が6億円ありますが、総資産に占める負債の割合は37.2%と健全な水準を維持しています。
純資産の部
純資産は18.1億円と前期末から0.6億円増加しており、自己資本比率は62.8%と、引き続き良好な財務体質を保っています。
ROAとROE
テクノアルファのROA（総資産経常利益率）は2.9%、ROE（自己資本当期純利益率）は3.3%となっています。前期と比べROAはやや低下しましたが、ROEは堅調に推移しており、株主価値の向上にも貢献しています。今後も収益性の向上と効率的な資産運用に努めていくことが期待されます。
キャッシュフロー
キャッシュ・フロー計算書では、営業活動によるキャッシュ・フローが+1.3億円、投資活動によるキャッシュ・フローが-0.7億円、財務活動によるキャッシュ・フローが-0.7億円となっています。設備投資と借入返済などにより現金残高は5.9億円と前期末から6.6億円減少しましたが、依然として手元流動性は高い水準を維持しています。
配当の支払額
テクノアルファは、2024年2月に期末配当35円を実施しました。前期からの増配となっており、株主還元の充実に努めていることがうかがえます。今後も業績に応じた適切な配当政策が期待されます。
今後の展望
テクノアルファは、半導体テストソリューションの強化、舶用機器販売の強化、グループ技術力の連携強化などを重点課題として取り組んでいきます。国内外の経済環境の変化に柔軟に対応しながら、各事業の競争力を一段と高めていくことで、持続的な成長を目指していくものと期待されます。
編集部のまとめ
テクノアルファ株式会社の2024年2月期第1四半期決算は、売上高、利益ともに前年同期レベルを維持し、健全な経営成績を示しています。電子部品やマリン・環境機器、システムインテグレーションなど、各事業セグメントが安定的に推移しており、財務体質も良好に保たれています。今後も収益力の強化と株主還元の継続に注目ですね。
テクノアルファ株式会社の決算日や配当についてまとめました。
テクノアルファ株式会社の決算日は11月期です。第1四半期の決算発表は2024年4月5日に行われました。また、同社は2024年2月に期末配当35円を実施しており、安定した株主還元に取り組んでいます。今後も企業価値の向上と株主利益の最大化に努めていくことが期待されます。
