こんにちは。三洋貿易株式会社の2023年10月1日から2023年12月31日までの決算報告書が発表されましたので、その内容を分かりやすくお伝えします。
企業情報
企業名: 三洋貿易株式会社
証券コード: 31760
決算期: 2023年9月30日
三洋貿易株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
三洋貿易株式会社の決算期は9月30日で、毎年11月に第4四半期決算を発表しています。そして、今回は2023年10月1日から12月31日の第1四半期決算の報告です。
主な事業
三洋貿易株式会社は、化成品、機械資材、海外現地法人の3つのセグメントで事業を展開しています。主な取り扱い商品は、ゴム関連製品、化学品、科学機器、自動車・資源開発関連機器など、幅広い分野にわたっています。
今期の業績と利益率は?
今期の第1四半期の売上高は33,075百万円と前年同期比で5.3%増加しました。また、営業利益は2,305百万円、経常利益は2,233百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,373百万円となり、前年同期比でそれぞれ17.6%増、34.0%増、14.5%増と順調に推移しています。
売上・利益の推移
過去1年間の売上高は120,525百万円、経常利益は7,090百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は4,785百万円となっています。直近の第1四半期では売上高、営業利益、経常利益、当期純利益のいずれも前年同期から増加しており、良好な業績推移となっています。
四半期連結貸借対照表について
三洋貿易の当第1四半期末の総資産は71,302百万円で、前期末比2,764百万円の増加となりました。負債合計は26,924百万円で、前期末比2,277百万円の増加、純資産は44,378百万円と487百万円の増加となっています。
資産の部
流動資産は60,038百万円と前期末比2,749百万円増加しました。一方、固定資産は11,263百万円と15百万円の増加となっています。
負債の部
流動負債は25,107百万円と前期末比2,446百万円増加しましたが、固定負債は1,816百万円と168百万円減少しています。
純資産の部
純資産合計は44,378百万円と、前期末比487百万円増加しました。利益剰余金が増加したことなどが主な要因です。
ROAとROE
ROA(総資産経常利益率)は3.1%、ROE(自己資本利益率)は3.1%となっています。前年同期と比べROAは0.4ポイント、ROEは0.2ポイントそれぞれ上昇しており、収益性が向上している傾向にあります。
キャッシュフロー
当第1四半期の四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、前年同期は営業活動によるキャッシュ・フローが1,330百万円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローが107百万円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローが953百万円のマイナスとなっています。財務体質は良好に推移していると考えられます。
配当の支払額
当社は、2023年11月7日の取締役会決議に基づき、2023年9月30日を基準日とする期末配当金を1株当たり22円としています。配当性向は約33%となっています。
今後の展望
世界経済は依然として先行き不透明な状況が続いていますが、足もとでは緩やかな景気回復が進んでいます。当社グループにおいても、主要な事業分野での需要回復を背景に、引き続き堅調な業績推移が期待できると考えられます。今後も、自動車関連、化学品、ライフサイエンス分野などの主力事業を中心に、グループ一丸となって収益力の強化に取り組んでいく方針です。
編集部のまとめ
三洋貿易株式会社の2023年10月1日から12月31日までの第1四半期決算は、売上高、利益ともに前年同期を上回る好調な結果となりました。世界経済の不透明感が残るなか、主要事業分野での需要回復を背景に、収益力の強化に努めている同社の業績は堅調に推移しています。今後も事業基盤の拡大に向けて取り組んでいくことが期待されます。
三洋貿易株式会社の決算日や配当についてまとめました。
三洋貿易株式会社の決算期は9月30日で、毎年11月に第4四半期決算を発表しています。今回の報告は2023年10月1日から12月31日までの第1四半期決算です。配当金は1株当たり22円で、配当性向は約33%となっています。引き続き、事業基盤の強化に取り組み、株主還元の充実も目指していきます。