株式会社ジョイフル本田の最新の決算報告を見てみました!好調な業績で、売上は前年同期比1.8%増加しています。ホームセンター事業やリフォーム事業といった「住まい」に関する分野が好調で、さらに新商品展開や新たな事業領域の取り入れなど、経営陣の積極的な施策が成果に現れている印象です。来期も引き続き業績拡大を目指しており、株主の皆様にも25円の中間配当を実施する予定とのことです。今後の更なる飛躍に注目が集まりそうですね。
企業情報
企業名: 株式会社ジョイフル本田
証券コード: 31910
決算期: 2023年6月20日現在
株式会社ジョイフル本田の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ジョイフル本田の決算期は6月20日までの1年間です。今回の四半期決算報告は、2023年6月21日から2023年12月20日までの第2四半期(2023年6月21日~2023年12月20日)の業績を示したものになります。
主な事業
株式会社ジョイフル本田は、ホームセンター事業とリフォーム事業を中心に展開しています。ホームセンター事業では、建築資材やガーデニング用品、家具・インテリアなど、「住まい」に関連する幅広い商品を取り扱っています。また、リフォーム事業では、自社のノウハウを活かし、住宅の改修工事などのサービスも提供しています。これら2つの事業を柱として、お客様の生活に密着したサービスを提供し続けています。
今期の業績と利益率は?
今期の業績は好調で、売上高は前年同期比1.8%増の633億32百万円を記録しました。営業利益は55億27百万円と前年同期比10.7%減となりましたが、経常利益は60億89百万円と、9.0%減にとどまりました。四半期純利益も41億80百万円と、8.9%減にとどまる健闘ぶりです。利益率としては、前年同期比では少し減少傾向にあるものの、依然高水準を維持しています。
売上・利益の推移
過去3年の売上高と経常利益の推移を見ると、2022年6月期は売上高1,233億62百万円、経常利益122億40百万円と好業績でしたが、2023年6月期第2四半期までは売上高が633億32百万円、経常利益が60億89百万円と、前年同期比で減少しています。しかし、ホームセンター事業の拡大や新たな取り組みにより、通期では再びプラスに転じると期待されています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社ジョイフル本田の2023年12月20日時点の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は1,583億12百万円と前事業年度末比26億15百万円減少しています。主な減少要因は、現金及び預金の減少(28億32百万円減)や有形固定資産の減少(10億45百万円減)などです。一方、負債合計は410億48百万円と前事業年度末比5億50百万円減少しました。
資産の部
資産の部では、流動資産が590億62百万円と前事業年度末比15億52百万円減少しましたが、固定資産は992億49百万円と前事業年度末比6億43百万円減少にとどまっています。このことから、株式会社ジョイフル本田は堅実な財務体質を維持していると言えるでしょう。
負債の部
負債の部では、流動負債が204億61百万円と前事業年度末比9億75百万円増加しました。一方、固定負債は205億86百万円と前事業年度末比15億25百万円減少しています。この結果、負債合計は410億48百万円と前事業年度末比5億50百万円減少しました。
純資産の部
純資産の部では、株主資本が1,160億40百万円と前事業年度末比22億33百万円減少しました。主な減少要因は自己株式の取得によるものです。一方で、評価・換算差額等が12億23百万円と前事業年度末比1億67百万円増加しています。この結果、純資産合計は1,172億64百万円となりました。
ROAとROE
株式会社ジョイフル本田のROA(総資産経常利益率)は、前期の7.6%から当期は3.9%となり、ROE(自己資本当期純利益率)も前期の7.2%から当期は3.6%と低下しています。これは主に、前述の通り経常利益が減少したことが影響しています。ただし同業他社と比べると依然高水準を維持しており、経営の効率性は評価できるでしょう。今後さらなる収益性の改善に期待が高まっています。
キャッシュフロー
キャッシュ・フローの状況を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは66億81百万円の収入と前年同期比9.6%増加しています。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは13億75百万円の支出と前年同期比57.2%減少しました。また、財務活動によるキャッシュ・フローは81億38百万円の支出と前年同期比33.8%増加しています。この結果、現金及び現金同等物は前事業年度末比8.1%減の321億51百万円となっています。
配当の支払額
株式会社ジョイフル本田は、株主の皆様への利益還元を重視しており、2023年12月20日時点の1株当たりの中間配当は25円を予定しています。前期の年間配当46円と比べると少し減少していますが、依然として高水準の配当を維持しています。今後も株主還元に力を入れていくことが期待されます。
今後の展望
株式会社ジョイフル本田は、「原点回帰と新しい企業文化の創造」を掲げ、従業員の育成や新たな商品・事業領域の拡大に積極的に取り組んでいます。特に、プロ向けの専門性の高い商品の品揃えを強化したり、住宅リフォーム事業への進出など、成長分野への投資にも力を入れています。これらの施策が奏功し、今後の業績拡大につながることが期待されます。
編集部のまとめ
株式会社ジョイフル本田の決算報告を見ると、今期の業績は好調と言えるでしょう。売上高は前年同期比1.8%増加し、経常利益も60億89百万円と健闘しています。また、財務体質も堅実で、株主還元にも力を入れています。今後も新たな取り組みを通じて、持続的な成長が期待できそうです。引き続き注目していきたいと思います。
株式会社ジョイフル本田の決算日や配当についてまとめました。
株式会社ジョイフル本田の決算期は6月20日までの1年間で、今回の四半期決算報告は2023年6月21日から2023年12月20日までの業績を示したものです。株主への利益還元を重視しており、2023年12月20日時点の1株当たりの中間配当は25円を予定しています。今後も安定した配当を続けていくことが期待されます。