株式会社すららネットの決算情報をご紹介します。教育分野のオンラインサービスを提供する同社は、四半期業績を公表しました。前年同期比で売上高は若干減少したものの、経常利益は高い水準を維持しており、今後の事業展望も明るく感じられます。
企業情報
企業名: 株式会社すららネット
証券コード: E33626
決算期: 12月期
株式会社すららネットの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社すららネットの決算日は12月31日です。決算期は年1回で、通常は翌年5月頃に決算情報を発表しています。
主な事業
株式会社すららネットはeラーニング事業を主力としています。同社が開発したオリジナルのICT教材「すらら」を学校や塾、家庭向けに提供しています。子供たちの学習意欲を引き出し、個別最適化された学習を支援することをミッションとしています。また、保護者向けのサービスなども展開しており、教育分野での幅広いソリューションを提供しています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の連結業績は、売上高が499,453千円と前年同期比8.6%減となりました。一方、営業利益は83,801千円、経常利益は85,331千円と高い水準を維持しました。売上高の減少はあったものの、利益率は良好な状況が続いています。
売上・利益の推移
過去1年間の売上高と利益の推移を見ると、売上高は2,251,609千円から2,311,837千円と緩やかな増加傾向にあります。一方で、経常利益は297,328千円から85,331千円と大幅に伸長しています。収益性の向上が進んでいることが分かります。
四半期連結貸借対照表について
株式会社すららネットの四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は前期末から38,710千円減少し、2,669,945千円となりました。一方、負債合計は前期末から98,938千円減少し、358,107千円となっています。自己資本比率は85.5%と高い水準を維持しており、財務体質は健全と言えます。
資産の部
資産の部では、流動資産が前期末から97,576千円減少し、1,493,554千円となりました。一方で、固定資産は58,866千円増加し、1,176,391千円となっています。
負債の部
負債の部では、流動負債が前期末から98,938千円減少し、346,707千円となりました。固定負債は変動がありませんでした。
純資産の部
純資産の部では、株主資本が前期末から62,995千円増加し、2,282,740千円となっています。非支配株主持分は2,767千円の減少となりました。
ROAとROE
ROA(総資産利益率)は2.4%、ROE(自己資本利益率)は2.7%となっています。前年同期と比べて低下しているものの、依然として良好な水準を維持しています。これは、収益性の改善とともに財務体質の健全性が保たれているためと考えられます。
キャッシュフロー
四半期連結キャッシュ・フロー計算書によると、営業活動によるキャッシュ・フローが112,039千円のプラスとなり、財務活動によるキャッシュ・フローはマイナスとなっています。手元資金が着実に増加しており、財務体質の強化が進んでいると言えるでしょう。
配当の支払額
株式会社すららネットは、株主還元として配当を行っています。過去1年間の配当金は1株当たり46.30円の水準を維持しており、安定した株主還元を実施しています。
今後の展望
株式会社すららネットは、教育DXの推進に注力しています。ICT教材の高度化や新コンテンツの開発、保護者向けサービスの拡充など、幅広い取り組みを行っています。今後も成長力と収益力の向上に期待が持てる企業といえるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社すららネットは、教育分野のDXを牽引する有望企業です。学習者一人一人の成長を最大限サポートする「すらら」を中核に、家庭向けサービスや新コンテンツの開発など、教育ニーズに幅広く応えられる体制を構築しています。今後も持続的な成長が期待できる企業だと言えるでしょう。
株式会社すららネットの決算日や配当についてまとめました。
株式会社すららネットの決算日は12月31日で、毎年5月に決算情報を公表しています。配当金は1株当たり46.30円と安定した水準を維持しており、株主還元にも注力している企業といえます。今後の事業展開にも大いに期待が持てる企業だと思います。