大阪油化工業株式会社の第63期第2四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
スポンサーリンク

弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

大阪油化工業株式会社の決算報告書を分析してみました
同社は化学製品の受託蒸留や自社プラントの製造・販売を主な事業としている企業で、この度の決算では減収と損失計上を余儀なくされました。しかし、中期経営計画に基づく設備投資や新商品開発など、中長期的な企業価値向上の取り組みがうかがえます。株主の皆さまにご期待いただける企業であると感じています。

スポンサーリンク

企業情報

企業名: 大阪油化工業株式会社
証券コード: E33382
決算期: 2024年9月期

大阪油化工業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

大阪油化工業株式会社は9月決算の企業で、第2四半期決算の発表は2024年5月9日に行われています。

主な事業

大阪油化工業株式会社は、受託蒸留事業プラント事業を主な事業としています。受託蒸留事業では、医薬品や化学品などの受託加工を行っています。プラント事業では、自社開発の蒸留装置やろ過装置の製造・販売を行っています。これらの事業を通じて、幅広い業界のニーズに応えることができる総合的な化学メーカーを目指しています。

今期の業績と利益率は?

当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高446,125千円と前年同期比で31.3%の減収となりました。利益面では、営業損失30,499千円経常損失29,745千円親会社株主に帰属する四半期純損失26,096千円と、いずれも損失計上となりました。主な要因は、一部の主要顧客との取引縮小や半導体・電子材料向けの需要低迷によるものです。

売上・利益の推移

直近2期の売上高は第62期649,132千円第63期446,125千円と減収傾向にあります。利益面でも、第62期営業利益93,156千円から第63期営業損失30,499千円と大幅な悪化となっています。業績低迷の主な要因は、半導体・電子材料向けの需要が未だ回復途上にあることや、一部の主要顧客との取引が縮小したことなどが挙げられます。

四半期連結貸借対照表について

2024年3月31日時点の総資産は1,823,077千円となっています。前連結会計年度末と比べ67,778千円の減少となりました。主な変動要因は、現金及び預金の減少16,198千円や建物及び構築物、機械装置及び運搬具の減少によるものです。

資産の部

資産の部では、流動資産が1,000,284千円固定資産が822,793千円となっています。流動資産の主な内訳は現金及び預金798,005千円、売掛金等85,657千円などです。固定資産の主な内訳は有形固定資産774,604千円、投資その他の資産44,725千円などです。

負債の部

負債の部では、流動負債が126,190千円固定負債が7,085千円となっています。流動負債の主な内訳は買掛金7,341千円、未払金30,306千円などです。固定負債の主なものは資産除去債務7,085千円です。

純資産の部

純資産の部では、株主資本が1,689,801千円となっています。主な変動要因は、利益剰余金の減少62,036千円、自己株式の減少13,190千円などです。自己資本比率は92.7%と高い水準を維持しています。

ROAとROE

当第2四半期連結会計期間におけるROAは▲1.43%、ROEは▲1.54%となっています。前年同期と比べ大幅に悪化しています。これは営業損失の計上により、収益性が大きく低下したことが主な要因です。今後は中期経営計画に基づく設備投資や新規事業への取り組みが功を奏し、収益性の改善につながることが期待されます。

キャッシュフロー

当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが56,383千円の収入投資活動によるキャッシュ・フローが36,439千円の支出財務活動によるキャッシュ・フローが36,142千円の支出となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は798,005千円となっています。

配当の支払額

当事業年度の中間配当は1株当たり35円と、前年同期と比べて10円増配となっています。期末配当は未定ですが、株主還元を重視した経営方針のもと、安定配当の維持を目指しています。

今後の展望

大阪油化工業株式会社は、2023年11月に3カ年の中期経営計画を発表しています。その中で、既存事業の生産性向上新規事業の創出海外展開の推進などに取り組み、長期的な企業価値の向上を目指しています。今後の業績回復に期待が高まっています。

編集部のまとめ

大阪油化工業株式会社の今期決算は減収・損失計上となりましたが、中期的な視点での企業価値向上に向けた取り組みが注目されます。同社は化学分野での総合力を活かし、既存事業の強化と新規事業の創出に注力しています。新型コロナの影響は残るものの、中期経営計画に基づく施策の実行に期待が集まっています。

大阪油化工業株式会社の決算日や配当についてまとめました。

大阪油化工業株式会社の決算日は9月末で、第2四半期決算は2024年5月9日に発表されています。配当については、当期の中間配当は1株当たり35円と、前年同期より10円増配となりました。期末配当は未定ですが、安定配当の維持を目指しているようです。今後の業績回復と配当の動向にも注目が集まっています。

タイトルとURLをコピーしました